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私立中高進学通信

2025年12月号

保護者の私学ライフ

国学院大学久我山中学校

勉強しやすく部活動が盛んな
環境で、自主性を伸ばす

「父母の会」の役員会を主催
各クラスの役員が年に3回集まります。執行部の皆さんは、役員会でさまざまな報告をします。

 バスケットボール、サッカー、野球、ラグビーなど、全国レベルの実力を誇る運動部が多い国学院大学久我山。勉強を頑張る生徒も数多く在籍しています。同校がどのような環境で文武両道を実現しているのか、保護者の目線から伺ってみました。

学校を代表して、私立中高の
保護者の集まりに参加する
N・WさんN・Wさん。
『父母の会』会長。高3男子が在学中。ご自身も卒業生で、バスケットボール部のコーチを6年間務めたほか、OB会会長でもある。

――「父母の会」は、どのような活動をされていますか。

N・Wさん
対外的な活動として大きなものは、『東京都私立中学高等学校 父母の会中央連合会』に参加することです。東京都で12の支部に分かれており、私たちは中野区と杉並区で構成される第9支部の集まりに参加します。日本各地の私立中高と保護者が連携して、子どもたちの成長に寄与していこうという会なのですが、東京大会、全国大会にも参加しています。全国大会には国会議員の方々をお招きして、私立中学・高校に通わせている私たち保護者の訴えを伝え、国会の場などで実現へと至るように働きかけます。過去には私立高校の授業料免除などが国会で取り上げられており、それも私たちが学校の代表としてお願いをした成果です。

M・Nさん
「父母の会」執行部に第9支部の担当者をおき、支部の集まりや東京都・全国の大会に参加し、後でその報告を行います。公立校との家計負担格差を軽減していくために意見を伝える重要な機会です。

N・Wさん
校内のイベントとしては、年に1回程度、制服リサイクルを実施しています。卒業生からはまだ着られる制服を、在校生からはサイズが小さくなった制服を提供してもらい、安く販売します。

またここ数年は、父母の会と学校の共催で、保護者を対象とする國學院大學のキャンパス見学ツアーを実施しています。100名くらいの参加があり、バスに分乗して、渋谷キャンパスとたまプラーザキャンパスを見学します。私も昨年参加しましたが、たまプラーザキャンパスには行ったことがなく、新しい施設なども見学できて、良いイベントでした。

M・NさんM・Nさん。
『父母の会』で第9支部を担当。卒業生の男子と高2に在学中の女子をもつ。お子さんは、両名ともに剣道部に所属。

M・Nさん
そのほかに、クラス代表の方に年3回集まってもらう会があり、その時に父母の会の活動報告を行っています。また、クラスごとに懇親のための茶話会をしますが、そのやり方などをクラス委員にお伝えします。

――いろいろとお忙しそうですが、負担ではありませんか。

N・Wさん
会長は、対外的な会をはじめ、入学式や創立記念式典など、参加する行事も多いので、仕事の休みを調整しています。それでも、授業料の負担軽減などは、保護者にもありがたいことですし、ひいては子どもたちのためにもなることなので、できるだけお役に立てるようにと思っています。

先生方の面倒見がよく
自主性を伸ばす学校

――国学院大学久我山を志望されたきっかけを教えてください。

N・Wさん
息子は中学でバスケットボールをしていて、高校でも続けてもっと上手になりたいと考えていたので、スポーツ優秀生徒選抜で高校から入学しました。私自身も本校でバスケットボールをしており、卒業後にコーチをしていた関係から、ぜひこの学校にと考えました。ほかの運動部もそうですが、バスケットボール部はOB会の組織がしっかりしていて、毎年さまざまな年代のOBが集まります。寄付を募ってトレーニングのための器具を贈呈したり、在校生がインターハイに出場した時は壮行会を開いたりしています。

M・Nさん
うちは卒業した兄と在学中の妹のどちらも剣道をしていて、「家から比較的近く、しっかり指導していただける中学を」ということで志望しました。特に女子剣道部の人数が多く、顧問の先生も信頼できる方で、子どもたちの尊敬している気持ちが伝わってきます。

――この学校については、どんな印象をもちましたか。

M・Nさん
先生方の面倒見がよいと感じました。先生が親しみを込めて名前を呼んでくださるなど、先生と生徒の距離が近いと思います。中学は女子のクラスが3クラスと少ないので、生徒同士の関係も密接なようです。

N・Wさん
スポーツ優秀生徒選抜で入った生徒のクラスは1クラスで、高校の3年間同じメンバーなので、さらに団結が強いですよ。私の在学当時は男子校で、今は女子もいますが別学なので、それも結束が強くなる要因ではないでしょうか。

――男女別学という点については、どう思われますか。

M・Nさん
勉強に集中するには別学のほうが良いと思います。文化祭などの行事では男女が接点をもてるので、共学の雰囲気も楽しめます。最近は男女が一緒に活動することも多くなっているようで、ことさらに別学というほどではないようです。

――国学院大学久我山の学校生活で、お子さんはどのように成長したと感じますか。

M・Nさん
娘は中学に入ってから、何事も自分でするようになり、自立が感じられます。勉強も「ここまでやって区切りをつけよう」と自分の考えでしっかりやっていて、この年代の私にできていただろうかと感心するほどです。成績が発表されるので、それが刺激になって頑張りたいと思う気持ちが湧いているようです。部活動もそうですが、やりたいことができていて、顧問の先生の技術や人間性を尊敬できているのは、とてもありがたいことだと思います。先輩・後輩の関係も良好ですし、OBの組織がしっかりしていて個々のつながりがあるのもいいですね。保護者の中には、自分の子どもの部以外に、いろいろな部の応援に行っている方もいるなど、頑張っている子どもたちを応援したいという気持ちが強いと思います。

N・Wさん
息子はスポーツで進路を決められるほどの力量はないので、勉強も頑張って学校推薦型選抜での進学を考えています。高1の時はあまり余裕がなかったようですが、高2からは自主的に勉強へ取り組むようになり、英検2級も取得しています。親は必要な参考書などは用意しますが、あとは本人の裁量です。

――国学院大学久我山を志望する受験生に、おすすめポイントをお願いします。

N・Wさん
私の在学当時は男子校で1学年が16クラスあり、800人くらい在籍していました。今は人数が少なくなり男女別学になって、いわば少数精鋭で、進学実績も向上しています。勉強しやすく、部活動も盛んな環境で、お互いを応援しながら目標に向かっていけますよ。

M・Nさん
この学校の生徒はきちんと挨拶ができます。そうした環境で成長し、部活動を通して縦のつながりもできるので、卒業後も楽しいですよ。

N・WさんとM・Nさんの写真です

「頑張っている子どもたちをみんなで応援します」

(この記事は『私立中高進学通信2025年12月号』に掲載しました。)

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