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私立中高進学通信

2025年12月号

注目! News and Topics

千代田中学校

「研究コース」と「開発コース」を新設、
「生徒が未来をつくる学校」に

クリーンベンチ、細胞培養装置、安全キャビネット、超低温フリーザー、高速遠心機など最新鋭のバイオ機器が並ぶ実験室。

 今年度から「研究」「開発」の2コースを新設した千代田。大学の研究室に所属するように第一線で活躍する専門家たちと日常的に研究を進め、得られた成果を学術論文として発表したりビジネスとして展開したり、政策の提言につなげたりしていきます。社会に新たな価値を生み出すことをめざしています。

遺伝子レベルの
分子生物学研究が可能に
名取慶先生研究コース「環境DNAラボ」理科/名取慶先生

 施設の整備も進んでいます。授業や研究に使われる「実験室」を全面リニューアル。ES細胞、iPS細胞などの培養細胞を扱えるクリーンベンチ、遺伝子のクローニングや発現解析を行える装置など最新の実験機器類を導入、本格的な研究が行えるようになりました。

「細胞、遺伝子レベルでの最先端の分子生物学の研究ができる環境が整いました」と語るのは、研究コースで『環境DNAラボ』を担当する名取慶先生。0から1を生み出し、世の中に新たな価値を生み出すことをめざす研究コース。環境DNA以外にも、『幹細胞』『数論』『共創AI・英語サイエンス』『医療・命』『メディア』など多彩な12のラボで中高生が活動しています。

「中高生だからと研究レベルを下げるような線引きをすることは、生徒たちを社会から遠ざける要因にもなりかねません。実社会と同レベルの高度な研究活動を行える環境を整えることで、生徒がワクワクしながら研究に取り組めるようになり、その成果で社会貢献につながっていくと思います」

 環境DNAとは海水や土等、環境に存在するDNAのこと。現在ラボ生は先行研究を調べ、それぞれの研究テーマを模索している段階。論文を読み、考えた研究計画を学会で発表する予定です。

「今年度は『日本サンゴ礁学会』に参加します。学会での発表は、確実に生徒たちのモチベーションアップとなっています。英語の学術論文も苦にせず読みこなすようになり、発表する論文の要旨も、非常に面白い着眼点のものが出されています」

 生徒たちは中高6年間で、知を深め浮き上がった疑問に仮説を立て、検証することで新たな発見を得る仮説検証型の研究を積み重ねます。

「本校での学びを楽しんでもらいたいですね。仮説検証をベースとした研究をしていけば、自分しか知らない世界と出会い、新発見ができるかもしれない。その面白さを知れば、社会参画の意欲も保てると思います」

企業人とのプロジェクトで
新しい未来をデザイン
稲垣潤先生開発コース中学1年LAP社会科/稲垣潤先生

「開発コースがめざすのは、1を10に発展させること。現在の価値と互いの得意を組み合わせて社会実装することをめざします」と話すのは、開発コース中1LAP(※)の担当である稲垣潤先生。開発コースのLAPでは、中1でリベラルアーツとは何かを学び、自己理解・他者理解、社会へのまなざしを深める力を身につけます。

「中1前期は、『グラフィックレコーディング』のスキルを習得します。他者の話や目で見たものを、イラストと文で記録する作業です。自分が好きなものは何かという自己理解と、読み手のニーズを意識しながら作成するので、他者理解も進みます。さらに社会的視点を得るために、今年度は千代田区を巡検(フィールドワーク)してグラフィックレコーディングに落とし込み、そこから小旅行マップとしてアウトプットしました。後期は鎌倉に赴き、チームでドキュメンタリー動画を制作します。オーバーツーリズムなど現地調査した生徒の視点で見つけた課題を約10分間の映像にまとめて鎌倉市に届け、社会にも発信したいと考えています」

 中2から生徒は、『起業』『映像制作』『アプリ開発』『農業』など6つのプロジェクトの一つに所属して活動し、社会人フロントランナーとプロジェクトの社会実装をめざします。

「『農業プロジェクト』であれば、効率的な生産について研究する研究開発部、実際に野菜を生産する生産部、販売場所を開拓し外部へのPRを行う広報部に分かれて活動します。野菜は外部のマルシェで実際に販売し、栽培過程についての研究結果の発表も行います。 開発コースの6年間は、社会で先頭に立って貢献できるようになるためのスキルや考え方を身につけられる学びです。また、生徒には社会の背景を深掘りし、表面上は“見えないもの”を“見ていく”視線を培ってほしいですね」

※LAP…Liberal Arts Projects

千代田巡検を行った開発コースの中1生たち千代田巡検を行った開発コースの中1生たち。永田町で国会議事堂ではなく、周囲の飲食店の種類や店舗数に着目するなど、独自の視点で街をとらえる生徒も多かったそうです。
生徒が描いたグラフィックレコーディングの作品生徒が描いたグラフィックレコーディングの作品。
研究コース「ものづくりラボ」研究コース「ものづくりラボ」は、担当講師の三井実先生が学長補佐・技能工芸学部教授を務める、ものつくり大学を訪問しました。
研究コース「環境DNAラボ」研究コース「環境DNAラボ」は、名桜大学の水山克准教授からオンラインでデータサイエンスの講義を受けました。高大連携の取り組みも盛んです。
スタンフォード×シリコンバレー研修海外研修も活発な同校。「スタンフォード×シリコンバレー研修」は、スタンフォード大学教授で「マインドフルネス」の第一人者、ステファン・マーフィー・シゲマツ教授による日本の高校生向けの特別授業で、スタンフォードの大学院生、大学生と共に学ぶプログラムです。中学生から参加可能で今年度は、中3生4名が参加しました。
農業プロジェクト

開発コース中2以降の「農業プロジェクト」は、未来の都市型農業を研究、持続可能な農業をめざします。

〈スタンフォード×シリコンバレー研修〉
2025年度の参加者(中3生)に聞きました!

「シゲマツ教授の著書を読んでいた母の勧めもあり、参加しました。千代田の生徒のための特別プログラムで、1人ひとりが発言する時間が十分にあり、シゲマツ教授も生徒みんなのことを覚えて声をかけてくださるような方で、とても良い環境で学ぶことができました。
 研修の中心は、多様な他者と交流し協働するために必要なことは何かということ。自己を分析し、例えば第一印象が良くない相手とはどんな風にやっていけば円滑な関係を築くことができるかをロジカルに考えました。芝居を用いて検証してみる手法など、コミュニケーションについて広く深く学ぶことができました」

進学通信 2025年12月号
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