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私立中高進学通信

2024年7月号

国際交流の今

八雲学園中学校

国際会議への派遣などを通し
グローバルリーダーを育成

ラウンドスクエアが開催された深圳で記念撮影。
同校からはこの10名が参加し、貴重な学びの機会を得ました。

次世代のグローバルリーダーの育成をめざす同校。国際私立学校連盟「ラウンドスクエア」に生徒を派遣したり、アイビーリーグの一校であるイェール大学の学生を自校に招いたりと国際交流を推進しています。

「ラウンドスクエア」が
中国広東省の深圳しんせんで開幕

 世界50カ国の私立学校250校が加盟する「ラウンドスクエア」。2017年の正式加盟以来、八雲学園はこの国際会議に生徒を送り出してきました。

 ラウンドスクエアの目的は、国際社会で活躍できる若者の育成。世界各国の生徒たちがテーマをもとにディスカッションしたり、アクティビティを楽しんだりしながら国際理解を深めます。コロナで一時休止していましたが、2022年9月にイギリスで再開され、2023年にケニアで開催された会議へは、同校から厳しい選抜試験をクリアした9名の高校生が派遣されました。

 そして2024年4月、この国際会議が中国広東省・深圳で開催され、同校の高2・高3生計10名が出席しました。その一人である入澤曉さん(高2)は次のように語ります。

「僕は幼少期から中国語と英語を習ってきました。この2つの言語力を鍛えるとともに、海外の友達を作りたいと思って参加しました」

 入澤さんは高1の時、アメリカに留学する『9カ月プログラム』にもエントリー。同校に入学したのはこのプログラムとラウンドスクエアが用意されていることが大きかったと話します。

 幼少期からトルコやアメリカなどで過ごし、中2で英検1級に合格している蘆田愛華さん(高2)は、次のように話してくれました。

「私は中学生の頃から中国の音楽やダンスに興味があり、中国語を独学で勉強しています。その成果を実際に現地で試したかったこと、英語を使って価値観の異なる海外の人たちと話をしたかったこと、また、海外での生活を通して自立への第一歩を築きたかったことが参加した理由です」

海外への興味や関心が
英語力を高める原動力に

 同校ではこのほかにも、中3生全員に向けた『2週間アメリカ研修』や、イェール大生との交流会などを行っています。また、各種国際交流の活動におけるオンライン化が進み、海外の生徒とZoomで交流する生徒も増えているそうです。

 同校の国際交流の目的を英語教育・国際教育アドバイザーの榑松史人先生はこのように述べました。

「海外の人たちともっとコミュニケーションを図りたい、海外の文化についてもっと知りたい。本校では生徒のこうした気持ちを大切に育むため、数多くの国際交流の機会を設けています。これらの交流が英語力を高めたいというさらなる原動力となり、やがては国際社会に貢献できるグローバルリーダーを生み出すのです」

「バラザ」で意見交換「バラザ」で意見交換
ラウンドスクエアの期間中、生徒はバラザと呼ばれる会議に出席し、他国から参加している生徒と英語でディスカッションします。「バラザ」とは、古いスワヒリ語で「集会・会議」を意味するそうです。
現地校の生徒と交流現地校の生徒と交流
会場となった現地校のShenzhen Concord College of Sino-Canadaでは、赤いTシャツを着た現地校の生徒によるサポートのもと、書道などを通して交流を図りました。
さまざまなアクティビティも!さまざまなアクティビティも!
ミニ運動会やハイキング、ビーチでのゲームなど、参加者同士の結束を強めるためのアクティビティも多数用意されています。
中国語で会話も中国語で会話も
入澤さん(写真左)と、現地校の生徒。「学んできた中国語を今回の国際会議で活かすことができ、もっと中国語を話せるようなりたいという意欲が高まりました」(入澤さん)
世界中に広がる人脈世界中に広がる人脈
蘆田さん(写真右)と海外から参加した高校生。「インドや南アフリカ、UAEなど、世界中に友達ができて、人脈を大きく広げることができました」(蘆田さん)
ラウンドスクエアの国際会議に
参加した2人に聞きました
スポーツを通しても
心が通じ合うことを体感
入澤曉さん(高2)入澤曉さん(高2)

「ラウンドスクエア」で実感したのは、世界共通語である英語の重要性です。同時に言語だけでなく、スポーツを通じても海外の人たちと絆を強められることに気づけました。南アフリカや韓国の生徒とバスケットボールをすることで心を通わせられたと感じるからです。また、生活習慣の異なる海外の高校生との寮生活では、お互いの価値観を認めて協力し合うことの大切さを学べました。この体験を糧に海外大学への進学をめざしたいと考えています。


日本での当たり前が
海外では違うことを痛感
蘆田愛華さん(高2)蘆田愛華さん(高2)

「バラザ」という会議では、自国が抱える問題についてディスカッションしました。例えば、南アフリカでは都市部でも水道が急に2時間ほど止まることがあるそうです。アメリカの高校生は銃の問題の深刻さを語っていて、日本にいると当たり前のことが国によってはそうでないことを、改めて痛感しました。これからは政治や経済の知識も身につけ、多くの海外の人たちと国際問題について英語で意見を交わせるようになりたいと思います。

『9カ月プログラム』や
イェール大生との交流会も

 同校では高1生を対象に『9カ月プログラム』を用意。校内で3カ月の事前学習を行った後、渡米し、UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)で3カ月にわたって英語の授業を受講。帰国後は校内でさらに3カ月の事後学習を受けます。また、2013年より、アメリカの名門大学であるイェール大学のアカペラグループと音楽を通した交流会も開催。大学生は美しい歌声を披露し、生徒は大学生に書道やけん玉などの日本文化を紹介します。

『9カ月プログラム』では、大学の寮での共同生活やホームステイをしながら、UCSBで約270時間もの英語の授業を受けます。
イェール大学のアカペラグループと同校の生徒が一緒に合唱も楽しみます。
進学通信 2024年7月号
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