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私立中高進学通信

2024年7月号

私たち、僕たちが大好きな先生

日出学園中学校

生徒の成長に寄り添い
見守りながら自立心を育む

数学科 西森 文香(にしもり ふみか)先生

数学科 西森 文香(にしもり ふみか)先生
数学科教員。大学の数学科を卒業後、2021年に同校へ着任。
現在は中2の学級担任、ソフトテニス部の顧問を務める。

「親身に相談に乗ってくれる」「ていねいな授業で数学が面白くなった」と生徒に人気の数学科・西森文香先生。生徒と向き合う時に心がけていること、授業の工夫について伺いました。

対話で生徒の思いを理解し
信頼関係を育むことを大切に
「明るい雰囲気の学校で、生徒の笑顔があふれています」と西森先生。「明るい雰囲気の学校で、生徒の笑顔があふれています」と西森先生。

――教員になりたいと思ったのはいつ頃ですか?

 小学生の頃から、将来の夢は教員でした。大きなきっかけなどはなかったのですが、人と関わることが好きなので、教員ならたくさんの人に出会えると考えたのです。

 教員をめざすなか、生徒と教員の距離が近く、風通しの良い雰囲気の本校を知り、この学校の教員になりたいと思いました。採用試験を経て、念願の教員になってから4年が経ち、昨年度は初めて中1の学級担任を務めました。

 大学生の時は高校の教員になりたいと思っていたので、当初は戸惑いもありましたが、いざ中学生と過ごす毎日が始まると、「中学の教員で良かった」と感じるようになりました。中高6年間は多感な時期で、人間形成にも大きな影響があります。そんな生徒の大切な時期の始まりに寄り添えることに喜びを感じています。

――中2の学級担任を務められています。

 クラス替えはありましたが、中1から中2の学級担任として持ち上がりました。昨年度は入学したての中1生を担当したので、まずは生徒が学校生活を落ち着いて過ごせるように、生活面で基盤を築くための指導を心がけました。生徒の悩みで多いのは、人間関係での困り事です。まずは一人ひとりの生徒とじっくり話して、個々の思いを理解し、信頼関係を育むことを大切にしました。生徒によって、どのようにアプローチして、どんなアドバイスを送れば良いか、ときには先輩教員に相談しながら模索した1年でした。

 本年度は中2生を担当していますが、学校生活に慣れたこの時期の生徒たちは、どうしても中だるみしがちです。心身ともに変化し、反抗期でもあるため、心の動きの振り幅が大きく、漠然とした不安を感じている生徒もいるでしょう。そんな時期ではありますが、できるだけ生徒が身近な目標を見つけられるように働きかけたいと考えています。

 生徒によって目標はさまざまで、行事で力を発揮することかもしれないし、部活動で活躍することかもしれないし、成績を上げることかもしれません。失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦するなかで、自分の長所や、やりがいを見つけていってほしいです。

体を動かしながら学ぶと
数学はもっと楽しくなる!

――授業の工夫を教えてください。

 中2と高1の特進クラスの数学を受け持っています。

 中学生には、とにかく数学を好きになってもらえるような、前向きに取り組んでもらえるような授業を工夫しています。生徒たちに好評だったのが、5〜6人のグループで試験想定問題を作成してもらう授業です。試験問題を作る側の気持ちを生徒が理解できれば、勉強する時にどの部分が重要なのか、どんな問われ方をするのかを捉えられるようになると考えました。

 今後はもっと、体を動かしながら数学を学ぶ機会を増やしたいです。

 例えば、高校の三角比を学ぶ単元では、実際に学校内を測量して回りました。また、夏休みの勉強合宿では、曲線の範囲を学ぶなかで、さまざまな曲線を宿泊先の敷地内から探して、その曲線を使って考えてもらいました。溜めた水の波紋から曲線を見つけたり、懐中電灯の光で曲線を作ったりと、生徒の創意工夫は驚くほどでした。そのように体を動かして数学を学ぶ経験は、机に向かって新しいことを学んだり、じっくり問題に取り組んだりする時に、その思考の幅を広げ、深めてくれるでしょう。

職員室はいつも生徒であふれる
アットホームな学校です

――貴校ならではの良さは、どんなところですか?

 初めて本校を訪れた時、アットホームな雰囲気で笑顔があふれる学校だと感じました。先生方も穏やかで話しやすく、面倒見が良いですね。職員室には常に、解けない問題について質問したり、進路について話したり、悩み事を相談したりする生徒がたくさんいます。母校を訪れる卒業生も多く、近況報告する姿を微笑ましく見ています。

 人柄が良く、明るくて優しい生徒が多いのも特徴です。授業でも積極的に手が挙がります。学年が上がれば上がるほど自主性が育ち、中高一緒に行われる体育祭や日出祭(文化祭)は、高校生が中学生をリードして、生徒主導で企画・実行されます。

 生徒一人ひとりの成長を大切にして、手厚くサポートするのが本校の良いところですが、手を出し過ぎずに見守ることも大事にしています。生徒が困難にぶつかった時、家族や友人、教員のアドバイスを受けつつも、自分はどうしたいのか、そのためにはどうしたらいいのかを考えられるようになってほしいので、「あなたはどう思う? どうしたい?」と問いかけるようにして、生徒の自立心を育みたいです。

生徒の声
中2  小杉莉央さん中2 小杉莉央さん

「わからない部分があれば、休み時間に聞きに来てね」と声をかけてくれる優しい先生です。苦手な数学も、先生のていねいな教え方のおかげで、理解することができました。


中2  神代一徳さん中2 神代一徳さん

 先生の授業はわかりやすくて、楽な気持ちで受けられます。でも、提出物を出さないと、出すまで絶対に諦めてくれないので、期日までに提出する習慣がつきました。


中2  横山颯良さん中2 横山颯良さん

 うまく人間関係が築けなかった中1の時、先生はずっと話を聞いてくれたり、アドバイスを送ってくれたりしました。とても感謝しています。すごく優しい先生です。


中2  佐久間愁真さん中2 佐久間愁真さん

 数学は苦手だったのですが、先生の授業を受けてから数学が面白くなり、テストの点数も上がりました。説明がていねいで、大事なところは繰り返し教えてくれます。


中2  丸山紗奈さん中2 丸山紗奈さん

 入学したばかりで不安な時、人間関係で悩んでいた時、先生が気にかけてくれて、何度も相談に乗ってもらいました。今でも先生のアドバイスが役立っています。

(この記事は『私立中高進学通信2024年7月号』に掲載しました。)

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