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私立中高進学通信

2024年7月号

国際交流の今

目黒学院中学校

USセミナーとアジアセミナーで
グローバル感覚を磨く

『USセミナー』で現地の小学校を訪問して、子どもたちと交流する生徒。

『明朗・勤勉・礼節』を建学の精神とする同校。物事を前向きに捉え、自主創造の力と幅広い教養や常識を身につけることをめざしています。そんな同校では2つの海外研修を用意して、国際交流に力を注いでいます。

アメリカの西海岸を訪れ
1家庭に1人でホームステイ

 1995年の中高一貫コース創立以降、同校では『USセミナー』と『アジアセミナー』、2つの海外研修を行っています。コロナ禍によって2019年から休止されていましたが、2024年より再開されました。

 2024年の『USセミナー』の日程は3月の2週間、中3から高2までの希望者を対象に行われました。訪問先はアメリカ西海岸で、生徒はロサンゼルス郊外にあるアメリカ人家庭に1人でホームステイしながら、英会話のレッスンを受けたり、観光を楽しんだり、現地の小学校や高校を訪れて生徒と交流を図ったりします。

 入試対策広報部の大西正先生(英語科)と、2024年のUSセミナーを引率した秋山香織先生(社会科)にお話を聞きました。

「USセミナーの目的は、欧米の文化・歴史・宗教、想像を超えた大自然を肌で感じ、英語で自分の意見を主張できるようにすることです。現地での貴重な体験が、将来の進路や職業について考える糧になるはずです」(大西先生)

「USセミナーは、週末を2回はさむ日程に設定しています。週末をホストファミリーとゆったり過ごせるようにすることで、ホストファミリーと心も通じ合うようになります。そこに強い絆が生まれ、最終日には別れを惜しんで涙を流す生徒の姿が見られました。ホストファミリーも目に涙を浮かべていましたね」(秋山先生)

マレーシアとブルネイを訪問
現地で多彩な活動を

 一方、『アジアセミナー』の訪問先はマレーシアとブルネイです。2024年は8月に約1週間の日程で実施される予定だといいます。対象は高1と高2の希望者です。現地の日系企業を訪れて、そこで働く日本人から話を聞いたり、現地の大学生と英語で交流したりします。

「アジアセミナーでは、英語教育に力を入れている国を選んでいます。特にブルネイの高校生はきれいなクイーンズイングリッシュを話せるように教育されています。本校の生徒は自分たちよりも数十倍、英語を使いこなせる同年代の若者がいることを知り、強い刺激を受けて帰国するでしょう。『USセミナー』で欧米を知り、この『アジアセミナー』でアジアの一員という自覚を持ち、将来、グローバル社会に貢献できる生徒を育てることが本校の目標です」(大西先生)

ホストファミリーと対面ホストファミリーと対面
温かい歓迎を受ける齋藤さん(写真中央)。どのホストファミリーも、海外からの生徒をホームステイさせている経験が多くあるので、生徒はみな、すぐに打ち解けることができました。
ロサンゼルス観光ロサンゼルス観光
サンタモニカからファームストア、ハリウッド、ユニバーサルストアなどアメリカ西海岸の名所を巡りました。
みんなでピザパーティ!

みんなでピザパーティ!
現地校の生徒や地元の子どもたちと交流。このほかにもUSセミナーでは、アメリカで活動する日本人の講演を聞いたり、ディズニーランドを訪れたりしました。

『アジアセミナー』で
アジア諸国の文化と経済発展を体験

『アジアセミナー』の目的は、アジア諸国の文化を体験して理解することです。同校ではここ数年、イスラム国家であり経済発展を続けるマレーシアとブルネイを訪問しています。両国では、現地で活躍する日本人にインタビュー。アジア諸国の中で日本人がどのように社会貢献できるかについて考えを深めます。

マレーシア大学を訪問マレーシア大学を訪問
マレーシアの大学生と英語で意見を交わす生徒たち。この体験を通して、英語が世界の共通語であること、また、大学生の目的意識の高さを実感しました。
イスラム教の文化に触れるイスラム教の文化に触れる
ブルネイでは、イスラム教の象徴となるモスクを見学したり、庶民の台所となるマーケットを訪れて、ブルネイの生活習慣を肌で感じる体験をします。「イスラム教に対するイメージが、現地の人と関わることで大きく変わる機会になっています」(秋山先生)
USセミナーに参加した生徒に聞きました
自分の好きなことや考えを
伝えられるようになりたい
齋藤優凜さん(高1)齋藤優凜さん(高1)

 私がホームステイしたご家庭には、ホストペアレントと、大学生のホストシスターの方がいました。皆さん優しく、週末にはハイキングに連れて行ってくださり、雄大な自然を背景にたくさんの写真を一緒に撮りました。ホストファミリーとの交流を通して、英語のリスニング力がついたと思います。ホストシスターは政治に関心があり、自分が支持する政治家を「好きだ」と胸を張って語っていました。その姿を見て、私もこれからは日本語でも英語でも好きなことや考えていることを、自信を持って多くの人に伝えられるようになりたいと思いました。


英語や海外に対する関心が
ますます高まりました
小野寺りらさん(高3)小野寺りらさん(高3)

 私は幼い頃から英会話を習い、中3で英検2級を取得しています。そのため、ホストファミリーの方々から英語の発音をほめていただきうれしかったです。20歳のホストシスターと日本のアニメを観ながら、俳句について説明したことが思い出に残っています。目黒学院の国語の授業で習ったことが役立ち、うれしくなりました。また、ロサンゼルス観光では、アメリカの広大さを実感し、視野が大きく広がりました。このセミナーをきっかけに英語や海外に対する関心がますます高まっています。

(この記事は『私立中高進学通信2024年7月号』に掲載しました。)

進学通信 2024年7月号
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