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私立中高進学通信

2022年1月号

THE VOICE 校長インタビュー

東京純心女子中学校

より良いものを選び取り
行動する力を身につけるための学びと体験と環境を

松下 みどり (まつした・みどり)校長先生
長崎県出身。清泉女子大学卒業後、純心聖母会に入会。
3年間の修練期を経て、国語科教員として川内純心女子高等学校に奉職。
その後さらに修練と長崎・鹿児島の姉妹校の勤務を経て、2013年に東京純心女子中学校・高等学校へ。
2014年4月より副校長、同年8月より現職。

シスターへの憧れを
育んだ故郷の景色

 私が生まれ育った長崎県の 西彼杵 にしそのぎ 半島にある 外海町 そとめちょう (現・長崎市西出津町)は、キリシタンの里でカトリック信者が多く、教会の教えに基づき人々は祈りと労働を熱心に行っています。シスターになる人も多く、夏や冬に帰省してくる姿を見かけては、女の子たちは神秘的な修道服を着たシスターたちに憧れたものです。そういう景色の中で幼少期を過ごし、私も「シスターになりたい」という夢をもちましたが、中学生ぐらいになると、その夢もしばらく忘れていました。

 ところが、中2の時のことです。バレーボール部の練習で膝を打ってできた青あざが治りかけていて、私はお風呂でその膝を眺めていました。青あざは、真ん中から白くなって輪ができ、やがて治っていきます。その様子を見ていたら、白い修道服を着た私が神様の話をしていて、その周りで子どもたちが目を輝かせて聞いているというイメージが浮かんだのです。

 その時私は改めて「シスターになりたい」と思い、家族の賛成を得て、中3になる時に公立中学校から鹿児島の純心に転入し、高校卒業まで寮生活を送りました。

 小6の卒業文集に「将来の夢はシスターか先生」と書いていた私は、その後大学で国語の教員免許を取得し、両方の夢を一度に叶えることになりました。

カトリック学校として
意義ある取り組みを実践
生徒との関わりで
大切にしていること
  1. わかりやすく話す
    生徒の心に届くよう、具体的に話すことを意識しています。
  2. 生徒の話を聴く
    生徒は聞いてほしくて話しかけてきますから、 とにかく聴くことを心がけています。
  3. 生徒の成長を信じる
    生徒は成長していくので、言いにくいことでも 必要なことはあきらめずに伝えています。

 教員になったばかりの頃は、とにかく教えることで精一杯。さらに勤めていた学校で大学受験のための指導に明け暮れる毎日を送るうちに、「私は何のためにシスターになったのかな」と、少しモヤモヤした気持ちになっていました。勉強を教えることはもちろん大事なことですが、私たちシスターの役割は、「神様はあなたたちを本当に愛していますよ」という聖書の教えを生徒に伝えること。そういうことにもっと力を注ぎたいと思っていたのです。

 そんな時に東京純心に異動になりました。初めは「進学校」のイメージがありました。ところが、この学校では以前から保護者を対象にした「聖書に親しむ会」を定期的に行っていると知りました。生徒には、宗教の授業や聖書朝礼などで聖書に触れる機会があり、保護者にも、子どもたちが学んでいる内容を知ってもらう機会を設けているというのです。これはとてもうれしいことで、「ここは私が描いていた修道生活を送れる学校だ」と確信しました。

 創立者が58年前に「ここに学校を創ろう」と決めたこの場所は、豊かな自然に恵まれ、学園全体の穏やかな雰囲気が生徒の気質にも影響しているように思います。祈りの場である聖堂には静かな時間が流れ、自分と向き合う機会となります。そのような場所があることも、本校の魅力であると感じます。

自分の使命に気づくための
体験を豊富に用意

 この世界に生まれてきた人間一人ひとりには固有の使命があります。生徒には、自分の使命に気づき、将来、自分が与えられた力を使って社会に貢献し、人に喜ばれ、自分自身も喜びをもって生きていってほしいと願っています。早い時期に自分の使命に気づいて、準備を始められるよう、本校では気づきのための学びと体験を大切にしています。

 学校生活の中でのクラブや委員会、ボランティアなどの活動も有意義な体験ですが、校内だけでなく、校外の方とかかわる機会を増やしています。

 現在、特に力を入れているのが、「高大連携」です。大学で専門性の高いお話を聴いたり、研究内容を見せていただいたりする体験は、生徒に大きな刺激を与えています。先日は、中1生が音楽大学に伺い、学生さんの演奏を聴き、一緒に歌う体験をしました。生徒たちはイキイキと歌い、普段以上の力を出すことができたようです。

 学年研修旅行も、体験型のプログラムを用意しています。中1は自然の中でチームワークを育むプロジェクト・アドベンチャー、中2は農業民泊体験、中3は、京都・奈良学習旅行で自国の文化に直接触れる体験をします。

 高1では、オーストラリア海外研修(希望制)を実施。高2の長崎研修旅行では、平和学習を行います。被爆した長崎の姉妹校で高2生同士が話し合う場を設け、出会いのなかでより深い学びが得られるプログラムとなっています。

 多様化、国際化している現代においては、国を越えてお互いに手を差し伸べて協力し合うことが大切です。本校ではカトリック学校としての使命を果たしながら、本当の意味での賢さを身につける学びと体験を可能とする環境を作り、生徒が幸せに生きていくための力をつけさせる教育活動を続けていきたいと思っています。

[沿革]
1934年、長崎に設置母体である教育修道会「純心聖母会」創立(初代会長 シスター江角ヤス)。1935年、長崎に純心女学院開設。1963年、東京純心女子学園設立。1964年、東京純心女子高等学校開校。1986年、東京純心女子中学校開校。現在、長崎、鹿児島、東京に、それぞれ大学(短大)、高校、中学校を設置。

進学通信 2022年1月号
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