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私立中高進学通信

2024年8月号

保護者の私学ライフ

高輪中学校

「父母の会」が学校と生徒をバックアップ

左から、同校入試広報部長の松崎武志先生、清野さん、𠮷澤さん、藤本さん。
保護者と先生方がタッグを組んで学園と生徒のために「父母の会」を運営しています。
「安心して息子を預けられます!」

約140年の長きにわたり「豊かな学力と自主精神」を育んできた高輪。そんな同校では、学校と生徒をバックアップする「父母の会」も充実しています。役員経験をもつ保護者にお話を伺いました。

保護者と先生の組織が
生徒の育成を支援する

――「高輪学園父母の会」は、どのような目的のもとに、どのように運営されていますか。また、皆さんはどのように関わりましたか。

藤本さん
高輪学園に通う生徒の保護者と、校長先生をはじめとする先生方からなる組織で、学園の発展と生徒の育成を支援する活動をしています。中高の各学年から12名ずつが評議員に選ばれ、『高学祭』(文化祭)でのバザーをはじめ、小さくなった制服を集めて販売する制服リサイクル販売などを実施する「企画委員会」と、広報誌の発行などをする「広報委員会」に分かれて活動します。そのほか、会長、副会長、書記、会計などの役員で構成される本部が、各委員会の活動などをサポートしています。私は2人の息子が足かけ8年間お世話になったので、何か学校にお返しをしたいという気持ちから「父母の会」の活動に参加しました。会長の仕事は、先生方や同窓会会長との交流や、近隣私学の集まりへの参加などです。

清野さん
息子が中2の時に私が参加した『高学祭』のボランティアが楽しかったことと、私立校だと学校が遠くなるのでなかなか行く機会がなく、もう少し学校に行きたい、何か手伝いたいという気持ちから、評議員や副会長を務めました。副会長は、先生方との窓口になったり、こまごまとした仕事をしたりします。

𠮷澤真理子さんの写真です𠮷澤真理子さん。
一昨年度、昨年度、「父母の会」の会計を、今年度は副会長を務める。

𠮷澤さん
私も『高学祭』でのお手伝いを楽しく感じていました。ある時、本部の役員の方から次年度の役員を依頼され、お引き受けして会合に行ってみたところ、会計をすることが決まっていました。「父母の会」では、学園や生徒の役に立つ活動のために各ご家庭から会費をいただいていますが、会計はそのお金の出納を担います。バザーなどにかかるお金を出したり、売り上げを集計して有効活用のため学校にお渡ししたりなどです。数字が合わなかったらどうしようというプレッシャーもありましたが、無事に任期を全うすることができました。今年度は副会長として、これまでとは別の立場でお役に立てればと思っています。

――「父母の会」の活動をするなかで、どんな楽しみや喜びがありましたか。

清野さん
いろいろな保護者の方と知り合えることが挙げられますね。もちろんバザーなどの運営自体が楽しいということもあります。

𠮷澤さん
学年を超えた交流もできますし、みんなでひとつのことをするのも楽しいです。

藤本さん
高学祭でいろいろな活動をしますが、学生時代に戻ったようで、この年齢ではなかなかできない貴重な経験だと思います。また、校長先生をはじめ、先生方との接点も増えます。任期の終わりに、「父母の会」の役員と評議員、それに先生方と懇親会を開きましたが、盛大でとても楽しい会になりました。

お互いを認め合う生徒たち
男子校ならではの良さも

――いろいろな立場で学校と関わってこられたわけですが、高輪の良さをどのように感じていますか。

清野知子さんの写真です清野知子さん。
一昨年度と昨年度、「父母の会」本部の副会長を務める。

清野さん
息子を見ていて、雰囲気が良く、居心地も良さそうだなと感じていました。この年代の男の子は、家で学校のことをほとんど話しませんが、毎日朝早くから登校していたので、学校が大好きで、先生や友達との関係も良好なことが見て取れました。息子は部活動を2つ兼部していましたが、高3になっても両方継続していました。好きなことにとことん取り組む姿勢が育まれたように思います。

藤本さん
息子は野球部でしたが、保護者が練習試合の見学に行っても快く受け入れてくださいました。そのおかげでいつも10人くらいの保護者がいて、子どもたちの楽しそうな顔を見ることができました。子どもに話を聞いてみると、運動部の子も文化部の子も垣根なく話をするそうで、お互いを認め合うことができているのだなあと感心しました。

𠮷澤さん
哲学が好きな生徒さんがいたり、すごくマニアックなサークルがあったりと、多様性に富んでいますね。生徒たちが自主的に卓球大会を開いたという話を耳にして、全員に居場所がある学校なのだと思いました。学年が違ってもつながりが深く、同じ部で高校生と中学生が共同で研究発表をすることもあります。

藤本さん
勉強にしっかり向き合ったうえで、好きなことにも打ち込める環境があると思います。勉強でわからない部分を先生に聞きやすく、テストでできなかったところがあれば、再テストでしっかりフォローしてもらえます。一言で表すと、面倒見が良いということですね。

清野さん
うちの息子は高3の夏に突如、大学受験を一般入試からAO入試(総合型選抜)に変更したのですが、先生が提出書類のチェックや面接の練習に尽力してくださいました。先生にとっては大変だったと思いますが、親としては安心して子どもを預けられました。

――男子校ならではの良さは、どのような点にあると思いますか。

𠮷澤さん
息子は中学受験の際、共学校を希望していましたが、高輪へ見学に来て、「高輪に行きたい」と気持ちを動かされました。女子の目がないせいか、男の子同士で試験の結果を見せ合ったり、子犬みたいに無邪気にじゃれ合ったりしている姿がいいなと思います。いい意味で競い合う面もありますね。

藤本卓さんの写真です藤本卓さん。
昨年度、「父母の会」本部の会長を務める。

藤本さん
女子の目を意識しないから、見た目に必要以上の気をつかいすぎないのかなと思います。上の息子が卒業して何年か経っても高輪の同級生と会っているところを見ると、よほどつながりが深かったのだと思います。

清野さん
うちの息子は最初から男子校一択でした。姉が私立校に通っていたので、自分も私立の男子校に行くと決めていたようです。この年頃の男子は母親から見ると宇宙人みたいなので、男子の育成に長けたプロがいるこの学校に息子を託そうと思いました。

藤本さん
「上の子を預けてみてとても満足したから、下の子も」と、兄弟で通っているご家庭は多いですね。高輪の熱烈なファンも多いですよ。

𠮷澤さん
校風でしょうか、穏やかで素直な生徒さんが多いですね。うちの子が高輪に入ったことを知った私の友人から、「あなたの選択は正しい。安心して通わせなさい」と言われました。

たくさんの保護者がボランティアで参加

 毎年9月に開催される『高学祭』(文化祭)では、「父母の会」が中心となってボランティアを募り、バザーや制服リサイクル販売を実施。企画から準備、運営までを協力して行います。

『高学祭』(文化祭)では、「父母の会」が中心となってボランティアを募り、バザーや制服リサイクル販売を実施した際の様子です
進学通信 2024年8月号
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