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私立中高進学通信

2023年7月号

大学合格力強化計画

高輪中学校

当たり前のことをきちんとする方針
きめ細かな指導が合格実績につながる

進路閲覧室には問題集や参考書があり、閲覧や貸し出しが可能です。パソコンを用いて、入試情報やオープンキャンパス情報などを調べることもできます。

進路閲覧室には問題集や参考書があり、閲覧や貸し出しが可能です。
パソコンを用いて、入試情報やオープンキャンパス情報などを調べることもできます。

生徒一人ひとりに寄り添った
きめ細かな指導を
職員室前の相談スペース。勉強に関する悩みごとや進路についての相談が気軽にできます。職員室前の相談スペース。勉強に関する悩みごとや進路についての相談が気軽にできます。

「人を育てる指導」「大学へ進学させるための指導」を教育目標に掲げる同校では、「基本的な生活習慣の指導を徹底し、学力として心身両面の教育の充実に取り組み、社会人として必要な知識と教養を備えた男子を育てること」をめざしています。大学進学を目的とするのではなく、その先へ続く職業を見据え、長い人生をどう生きていくのかを考えた進路選択を重視しています。

 生徒一人ひとりが進路における目標を具現化できるよう、中高の6年間を「基礎学力や学習習慣を徹底してつける前期学年」(中1・中2)、「進路を決定し、学力の伸長と発展を期す中期学年」(中3・高1)、「総仕上げに向かい、進路達成を図る後期学年」(高2・高3)に分け、各段階に応じた指導を行っています。こうした方針により、2023年の合格実績では、東京大学2名をはじめとする国公立大学、難関私立大学への合格者を多数輩出するという成果をあげています。

 進路指導部長の淺村穂高先生にお話を伺いました。

「本校では進路指導部のもと、各学年の教員が進路指導にあたりますが、学年ごとに生徒の気質に差異があるため、最も現場に近い学年を受けもつ教員の裁量に任せていることに特徴があります。型にはまったものではなく、生徒一人ひとりに寄り添ったきめ細かな指導をしているのです。例えば、志望学部によって小論文対策が必要であれば、個別の小論文指導を実施するといったことも行っています」

 職員室の前には、学習や進路について相談に訪れた生徒とすぐに面談ができるよう、テーブルとイスが用意されており、生徒は気軽に聞きたいことを質問できます。また、進路閲覧室には大学受験に役立つ資料が充実しており、瞬時に閲覧できるほか、自習の場として利用することもできます。このほかにも自習スペースが各所にあり、生徒が自習している姿はほかの生徒の刺激にもなっています。

卒業生の話から
自分の将来像を明確に描く
生徒進学講演会の様子。同講演会は学年ごとに実施され、進路や入試に関する情報を伝えます。卒業生から、大学進学後の学びや卒業後の職業などについて情報を得ることもできます。生徒進学講演会の様子。同講演会は学年ごとに実施され、進路や入試に関する情報を伝えます。卒業生から、大学進学後の学びや卒業後の職業などについて情報を得ることもできます。

 同校のキャリア教育は、中学で職業意識をもたせるところから始まり、大学での学びの内容や社会で学びをどのように活かしていくかなど、徐々に自分の進路を明確化していけるように組まれています。特に生徒への意識づけに役立っているのが、進学懇談会や生徒進学講演会です。

「卒業生の大学生や社会人に来校してもらい、大学に入ってからのこと、大学を出てからのことを話してもらいます。年齢の近い先輩の話から、生徒たちは自分自身と重ねて進路を捉えることができます。後輩のためにわざわざ来校して話をしてくれる卒業生の存在は、大きな財産だと考えています」

 卒業生からは、就職して間もなく退職したという話も出てくるそうですが、何事も包み隠さず語ってもらうことで、生徒たちは社会の多様な面を知り、近い将来のことを現実的に思い描くようになるそうです。

 進路を明確に描くための働きかけをする一方で、受験勉強に取り組む姿勢を育み、確かな学力をつけるための対策も行っています。個別面談では、前年度の生徒の成績推移と、合格した大学・学部を冊子にしたものをデータとして渡します。例えば、志望大学に合格するには、高1でどれくらいの成績をキープしていなければならないかの目安がわかり、学習へのモチベーションとなります。また、中高生が受けられる夏期講習と冬期講習、高3の3学期に直前講習などを開講して、受験に必要な学力を育んでいます。

2023年大学合格実績(抜粋)
学名 人数








東京大学 2
東京工業大学 7
千葉大学 3
筑波大学 1
横浜国立大学 7
電気通信大学 1
東京海洋大学 2
北海道大学 3
東北大学 4
群馬大学 1
茨城大学 1
信州大学 1
金沢大学 1
三重大学 1
大阪大学 1
神戸大学 2
愛媛大学 1
九州大学 1
大分大学 2
東京都立大学 4
高崎経済大学 1
防衛大学校 1
学名 人数



慶應義塾大学 13
早稲田大学 49
上智大学 30
東京理科大学 72
青山学院大学 24
明治大学 115
立教大学 38
中央大学 49
学習院大学 26
法政大学 64
国際基督教大学 1
関西大学 6
関西学院大学 7
同志社大学 4
立命館大学 10
成蹊大学 18
成城大学 9
武蔵大学 10
明治学院大学 11
芝浦工業大学 37
日本大学 71
専修大学 21
駒澤大学 11
東洋大学 22
高い志をもって挑んでほしい
進路指導部長 淺村穂高 先生進路指導部長
淺村穂高 先生

 国公立大学は入試科目が多く、負担も大きくなりがちなため、長い受験期のなかで挫折してしまう生徒も見受けられます。教員としては、せっかく抱いた高い志を曲げず、チャレンジしてほしいと思っています。生徒と話をする際、例えば前年度に東大へ受かった生徒がいれば、「君も同じようになれるはずだ」と、生徒の気持ちを引き上げることができます。そうした意味でも進学実績が大切なのです。本校では、具体的な数値目標を掲げることはしていませんが、前年度を少しでも上回るようにという目標を進路指導の共通認識として取り組んでいます。

進学通信 2023年7月号
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