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私立中高進学通信

2021年4・5月合併号

中1の始め方

高輪中学校

さまざまな行事で
成長のきっかけを刺激

2020年度の中1にとっては初めての校外学習。東京国立博物館見学と上野散策を楽しみました。

2020年度の中1にとっては初めての校外学習。東京国立博物館見学と上野散策を楽しみました。

「自主堅正」の校訓のもと、のびのびとやりたいことに取り組む生徒の多い同校。新入生には楽しみながら学校を知ってもらい、数々のイベントを通じて成長を刺激しています。

楽しみながら学校を知って
もらうための配慮と工夫

 大きな期待と不安を抱いて入学してくる中1生を迎える最初のオリエンテーションでは「楽しみながら学校を知ってもらうこと」を大切にしていると同校の中1を担任する押見誠則先生は話します。

「入学したばかりの生徒たちは、まだ友達もおらず緊張していますから、楽しい雰囲気を作るように気を配っています。学校のルール説明や校内の紹介をした後に『本校の創立はいつ?』『校長先生の名前は?』といったクイズを出したり、校歌を教える際に音楽の先生がご自分で考えた振り付けといっしょに歌の練習をしたりしています」

毎年開催の芸術鑑賞会が
生徒たちのやる気を刺激

 例年であれば、5月の体育祭に向けてリレーの練習などを通してクラスがまとまっていくのですが、新型コロナウイルスの影響で2020年度は体育祭が中止になりました。休み時間に校庭で遊ぶこともできず、生徒たちは授業を受けて帰るだけの学校生活を送ることになりました。その生徒たちが目を輝かせた学校行事が、11月の芸術鑑賞会でした。

「劇団四季の舞台を観に行ったのですが、なかにはミュージカルを観るのは初めてという生徒もいました。芸術鑑賞会は毎年どの学年でも必ず行うのですが、例えば落語を観に行った翌年は高学祭(文化祭)で落語に挑戦する生徒が出るなど、生徒たちにさまざまな刺激を与えており、自分たちでもこんなことができるんだというきっかけになっているようです」

クラスごとに映像を制作して
開催したオンライン高学祭
高2が組み上げたレゴ作品。こちらもオンライン高学祭で展示されました。モチーフは同校のキャラクター・HAKKEN君です。高2が組み上げたレゴ作品。こちらもオンライン高学祭で展示されました。モチーフは同校のキャラクター・HAKKEN君です。

 クラスが団結するきっかけになるイベントのひとつである高学祭にも、新型コロナウイルスの影響があり、2020年は年明けにオンラインで開催しました。

「中1は例年ですと合唱を披露するのですが、今回はクラスごとに曲の動画を制作・公開としました。扮装した面白映像を用意したり、逆再生映像を使ったり、クラスごとにアイデアを盛り込んで、生徒たちも楽しんで作りました。今年の高学祭で私が一番感心したのは、高2のグループが自作したVRジェットコースターでした。このグループは中3の時に最初にVRゴーグルを使ったコースターに挑戦し、高1ではパワーアップ版を制作、その集大成として今回は教室2つ分の最長コースに挑戦しました。オンライン開催のため来客はないのですが、スロープを組み上げ、VRゴーグルをかけてトロッコで滑り降りるというもので、内装にもこだわりました。先輩の力作を見て中1も大いに刺激を受けたようです。こうした刺激は次なる成長のきっかけになるので、来年の高学祭も楽しみです」

パソコン・オリエンテーションでは、自分のアカウントとパスワードを登録します。パソコン・オリエンテーションでは、自分のアカウントとパスワードを登録します。
オリエンテーションでの振付をつけての校歌練習。(写真は2019年度のもの)オリエンテーションでの振付をつけての校歌練習。(写真は2019年度のもの)
オンライン高学祭用に高2が作ったVRジェットコースター用のコース。オンライン高学祭用に高2が作ったVRジェットコースター用のコース。
中1各クラスは、それぞれが高学祭用にミュージック動画を作って公開しました。中1各クラスは、それぞれが高学祭用にミュージック動画を作って公開しました。
やりたいことに前向きな情熱が成長につながる
中1担任・理科主任/押見誠則先生中1担任・理科主任/押見誠則先生

 本校の生徒の特徴として、マイペースな生徒が多いように感じます。周りの目を気にせず、のびのびと自分のやりたいことに積極的に取り組む生徒が多い。中1の私のクラスでも「eスポーツのサークルを作りたい」と言ってきた生徒がいました。本校ではメンバーを5人集めて顧問の先生をつければ学校に申請でき、認可されればサークル活動ができます。eスポーツのサークルについては、ただゲームをするサークルになってしまうと学校に認めてもらえないので、サークルとしての意義をどうアピールするのか考えるようにアドバイスしました。顧問は見つかったようなので、今後は学校をどう納得させるかが課題です。情熱を形にするために努力することは、たとえうまくいかなくても必ず成長につながると思いますので、応援しつつ見守っていきたいと思っています。

進学通信 2021年4・5月合併号
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