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私立中高進学通信

2024年12月号

保護者の私学ライフ

桐朋女子中学校

保護者目線で活写!
PTA広報部の熱い「桐朋愛」

「わが子の成長だけでなく、全校生徒を見守り、その頑張りを伝えます!」
左から、河邊さん、森川さん、伊丹さん、長谷さん。
このほか13人の委員で広報部を構成。企画から取材・撮影、編集、校閲までさまざまな役割を分担しています。

ことばの力を育み創造性につなげる教育を大切にする同校。PTA広報部は取材や執筆、撮影を通して生徒や学校の姿を伝えています。土曜の午後、編集会議に集まった委員の皆様にお話を伺いました。

始めたきっかけはさまざま
生徒や学校の応援団

――PTA広報部の仕事とは? またPTA委員を始めたきっかけは?

森川彩恵子さん森川彩恵子さん。PTA広報部長。高3のお子さんは体育祭で選手代表として選手宣誓を。ご自身も卒業生。

森川彩恵子さん
広報部の主な仕事は、年に2~3回、PTA広報誌を制作・発行することです。部員は17名で、中高の保護者が合同で活動しています。12月に発行予定の第2号では、9月末に行われる文化祭を中心に制作する予定なので、今日はその編集会議をしていました。取材を担当する場所や誌面構成などを決めたところです。

私は桐朋の卒業生で、娘が高3に在学中です。何か学校に恩返しがしたいと思い、PTAを続けてきて6年目になります。

伊丹友紀さん
高3の娘は高校から桐朋に入学しました。すでに人間関係ができあがっている環境に入ることにとても緊張していたため、私が学校のことを娘と一緒に理解すれば、支えになれるのではないかと思い、PTA委員を始めました。

長谷直紀さん
写真が趣味であったということもありますが、どの子どもにも何か思い出になるようなものを残したいという気持ちがあり、それがPTAの広報部を始めたきっかけです。昨年も経験し、本当に良かったので、今年も続けています。

河邊英里子さん
高3と高1に娘が在学しています。昨年から下の子の学年でPTAに参加し、子どもたちに一番近い活動ができる広報部に所属しています。

合言葉は「何色?」
世代を超えた絆に感動

――広報誌制作の魅力はどんなところにありますか。

森川さん
今年度は担当者が誌面を自由に作っています。2024年度の第1号は5月に行われた体育祭を特集したのですが、中1のページは、初めての体育祭ということで全競技の写真を掲載しています。中2のページでは企画担当の生徒をたくさん取り上げています。親目線で生徒たちを身近に撮影し、広報担当の“想い”が詰め込まれた号になりました。膨大な写真の中から選ぶのは大変でしたが、各学年の熱意や体育祭の空気を感じられる誌面になったと思います。

河邊英里子さん河邊英里子さん。高3と高1にお子さんが在学中。上のお子さんの進路変更を尊重してくれた学校に信頼を寄せている。

河邊さん
体育祭の当日は、PTA広報部が『伝えてあなたの桐朋愛』と題したボードを設置して、来場者からのメッセージを募っています。

桐朋では、古くから学年ごとの『学年色』が受け継がれているのですが、さまざまな年代の方々からボードに書いていただいたメッセージは、6つの学年色に分けて広報誌の最後の見開きページで紹介しています。

森川さん
ボードにはいろいろな方がメッセージを書いてくれます。保護者や卒業生が、在学当時の学年色と同じ学年を応援したり、在校生が友達や後輩たちに向けてメッセージを書いたり。見学に来た小学生が「カッコよかった」と書いてくれることもあります。

生徒たちは、中高6年という時間を越え、先輩や後輩とつながる意識をもっていると思います。うちの子は今、高3で学年色は「黄色」ですが、体育祭の企画は先代の黄色、つまり6年前の先輩が残した資料を参考にして、これから入学してくる6年後輩へとつないでいきます。学年色は桐朋女子の学校生活とは、切っても切り離せないものなのです。

河邊さん
入学式に行く途中、見知らぬ年配の女性から「あなた桐朋女子? 学年色は何色? いい学校よ」と、声をかけられました。その方は、ご本人も含めお孫さんまで3代桐朋女子だということでした。「すごい学校だね」と娘と話したのを今も覚えています。

伊丹友紀さん伊丹友紀さん。お子さんは高入生で、現在高3生。過去にPTAの経験があり委員になって3年目。

伊丹さん
体育祭では、保護者も子どもの学年色を身につけて応援します。娘は「黄色」なので、高1の最初の体育祭で私は靴下だけ黄色にしてみたんです。そうしたら「伊丹さんは何色なの?」と周りの方からたくさん声をかけられ「えーっ!」となって(笑)。翌年からはハッキリとわかりやすく黄色のものを身につけるようになりました。

わが子だけでなく
みんなを見守るように

――PTAをやっていてよかったと思うことは何ですか? また、活動から見えてきた桐朋女子の魅力やお子さんの成長を教えてください。

河邊さん
熱い思いをもつ方々と友達になれたことですね。保護者は皆さん桐朋愛が強く、体育祭や文化祭をはじめ、さまざまな学校生活の場面で話題を共有できるのが魅力です。

桐朋に通って、子どもたちに集中力がついたとも感じています。上の子は理系志望ですが、本人が決めるまで、先生方は良い意味で放っておいてくれました。本人に判断を任せてくれるので自分のやりたいことを見つける力、取り組む力がついたように思います。

長谷直紀さん。お子さんは高3。趣味の写真撮影をPTA活動に活かしている。広報活動を通して親子の会話も増えた。長谷直紀さん。お子さんは高3。趣味の写真撮影をPTA活動に活かしている。広報活動を通して親子の会話も増えた。

長谷さん
私は男親ということもあり、学校での様子を娘に聞きづらいところがありました。PTAとして関わることで、学校の雰囲気もわかってきて、おかげで娘とも会話が弾みます。PTA委員でなければお話しすることがなかった、いろいろな保護者の皆さんとつながりをもつことができたのは、非常に良かったと思っています。

伊丹さん
PTAを経験して、多くの桐朋女子生の応援ができたと思います。取材の際は裏方で頑張っている生徒も含めて、丸一日、生徒たちの様子を追いかけますから、それが楽しいですね。進学情報のサイトなどで受験経験者のコメントなどを見ても、桐朋の保護者は熱いコメントが多いです。親が良いと思わなければ子どもを通わせないはず。親子で通うご家庭が多いのも納得です。

森川さん
広報部は学校中の生徒の様子を知れるところが良いと思います。写真を選ぶ時にも他学年の様子がわかります。するとまた撮影するのが楽しくなって、という相乗効果がありますね。

行事では先生方も一生懸命で、その熱が子どもたちにも伝わって、自分たちが応援されていることを実感するのだと思います。頑張った分、仲間同士のつながりが増え、学校に行くと仲間が頑張っているから勉強も部活動も頑張ろうと思える。“頑張れる力”を学校でたくさんもらっていることをリアルに感じられるので、安心して娘を通わせています。

保護者にも生徒にも大好評! 広報誌『PTA MAGAZINE』

 広報誌『PTA MAGAZINE』は年に数回発行。学校行事のほか先生方の紹介、PTA活動の報告など盛りだくさん。保護者目線の細やかな誌面づくりが好評です。

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(この記事は『私立中高進学通信2024年12月号』に掲載しました。)

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