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私立中高進学通信

2024年12月号

注目! News and Topics

多摩大学目黒中学校

スポーツ、生徒会活動などに高い目標を掲げ
中高一貫の6年間で進学との両立を実現

左から稲葉さん、柏崎さん、谷本先生、金川さん、中村さん。中2を除き、中1から高3まで全員が同じクラス。
谷本先生は中3から高3までクラス担任を務めました。

 学校生活のあらゆる場面で高い目標を掲げ、仲間と協力し合うことで、生徒一人ひとりが自分らしさを見いだし、将来の夢へ向かって自己の可能性を広げられる教育を実践している多摩大学目黒。この春、同校の特進クラスから横浜国立大学教育学部に揃って進学した4人の卒業生も、在学中は学習以外の活動にも積極的に取り組んできました。そうして共に過ごした6年間の日々を、語り合っていただきました。

互いをわかり合える
先生との深い信頼関係
入試広報部・国語科/谷本薫先生入試広報部・国語科/谷本薫先生
昨年度卒業の特進クラスを中学から高校まで担任。
「学校生活に勉強とは別の軸をもつことが大切だと考えます。2軸あることで勉強も頑張れるのです」

――横国大教育学部の志望理由は?

稲葉さん
僕は小学生からアルペンの競技スキーに取り組んできたのですが、高2のインターハイが終わった頃から、大学選びをスキー中心で考えるのは違うのではないかと感じ始めました。担任の谷本先生と2者面談をするなかで、卒業時に小・中学校の教員免許が取得できること、入学後に学科選択ができることが決め手となり、志望するに至りました。

金川さん
谷本先生ご自身が横国大の教育学部出身で、折にふれて大学時代のお話を伺っていたことも、僕にとっては大きかったです。

柏崎さん
教員を志望していたからです。谷本先生の存在が将来を決めるきっかけになりましたし、先生の母校である横国大が自分の目標になりました。

中村さん
僕は冬の全国高校選手権出場をめざし、勉強と並行して高3の秋までサッカー部の活動にも打ち込んでいました。当初は行きたい大学、大学で何をしたいかも見えておらず、そのことを谷本先生に相談したところ、教員になってサッカー部の顧問になる道をご提示いただき、それが自分のなかでピンときたこともあり、教育学部に進もうと進路が固まりました。

――多摩大学目黒には「放課後自習室」などの学習支援システムがありますが、日々の学習に役立てましたか?

中村さん
サッカーとの両立で勉強する時間が限られていたこともあり、毎日の積み重ねで習熟度を上げられる朝テストがとても役に立ちました。

金川さん
中高一貫で6年間一緒なので、先生方とも仲良くなれるんです。先生方それぞれの勉強法を伺い、自分に合う方法を取り入れました。基礎をしっかり固めてから応用に移ることを強調される先生が多く、自分も基礎を固めたことで理解が進みました。

柏崎さん
放課後自習室を活用しました。赤本が揃い、志望校以外の過去問にも触れられました。空きコマの時間や放課後に自習室を使い、自ら考えて勉強を進められるので、自学自習の姿勢が身につきました。

稲葉さん
放課後自習室が独自開催する小論文対策講座を受講したのですが、そこで小論文の基礎を習得できました。また、夜8時まで自習室を使えることもありがたかったです。

――勉強以外の学校活動では、どのようなことに力を入れていましたか?

稲葉さん
中体連や高体連主催の大会に出場できるよう、中2の時に学校が引率できる顧問の先生をつけてくれたり、配慮してくださいました。高校生になって一度心が折れかけたのですが、やめなかったのは学校のみんなの理解と応援があったから。それでモチベーションを取り戻し、東京都1位になることができて本当にうれしかったですね。スキーに打ち込める環境を整えてくださった学校に感謝しています。

金川さん
クラスの中央委員をしていたので、文化祭や体育祭などの行事ではクラスの中心として引っ張っていくような立場でした。高2~高3では柏崎君が生徒会長となり、自分は副会長を務めました。

柏崎さん
クラス全員に協力を仰いだ選挙運動が実を結び、生徒会長に当選できました。生徒代表として先生方と話し合う機会も多く、生徒側の視点だけではわからない教員という仕事について学べることが数多く、将来に影響を与えてくれました。

中村さん
高校ではほかの人たちと成績で差がついて、サッカーをやめようかと悩んだこともありましたが、谷本先生に「絶対に最後までやめないほうがいい」と背中を押されて、続けることができました。

――どのような先生方が多いですか?

金川さん
先生方とは距離が近いです。相談したいとお願いすれば、すぐに時間を見つけてくださいます。

稲葉さん
2者面談も多く、親に言いづらいことも親身に相談に乗っていただけます。中学から一緒なので、自分のことをわかってもらえているという安心感がありました。

柏崎さん
僕は3者面談の後、号泣したことがあります(笑)。厳しいことを指摘されることもありますが、自分の将来について先生も真剣に考えてくださっていることが伝わってくるんです。

中村さん
授業も先生からの一方的な講義ではなく、生徒自身に考えさせるスタイルです。教室内を回って個々に解説していくなど、きめ細かくフォローしていただきました。

稲葉陽生さん
横浜国立大学教育学部1年

大学での目標・将来の夢

稲葉陽生さん

 小学生向けのイベントを開催する団体に所属しています。将来は多摩大学目黒の先生方のような教員になれたらと思います。

谷本先生から一言

「文武両道を体現していました。海外遠征などで学校を休んでも、決して勉強を疎かにしない。一競技者として尊敬していますし、その姿を見ていた仲間たちからも尊敬を集めていたと思います」


柏崎遥陽さん
横浜国立大学教育学部1年

大学での目標・将来の夢

柏崎遥陽さん

 アフリカでの教育支援や北欧の教育現場に興味があります。将来は中学教諭をめざしていますが、尾木直樹先生のような教育の専門家になることが目標です。

谷本先生から一言

「彼から出てくる言葉には、人の心を打つものがあります。生徒会長として本校で培った、人前で自分の考えを伝えられる能力を、さらに花開かせてほしいです」


金川雄星さん
横浜国立大学教育学部1年

大学での目標・将来の夢

金川雄星さん

 大学では新しい挑戦をしていきたいと考え、ブレイクダンスを始めました。将来は人と関わり、互いに学び合えるような仕事に就きたいと考えています。

谷本先生から一言

「周囲を的確に率いる姿が印象的で、卒業後に遊びに来た際も多くの先生方から声がかかります。本校で得た他者との信頼関係を築く力は、今後も活きていくはずです」


中村朗莞さん
横浜国立大学教育学部1年

大学での目標・将来の夢

中村朗莞さん

 ソサイチ(=7人制サッカー)のチームに所属していますが、語学の学びも兼ねて、海外のチームに入りたいと考えています。

谷本先生から一言

「中高とサッカー部で、高3秋までトップチームで活動を続け、進学でも高い目標を実現しました。本校の後輩たちにとって、今後のよき指針となる存在です」

(この記事は『私立中高進学通信2024年12月号』に掲載しました。)

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