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私立中高進学通信

2024年12月号

中1の始め方

秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校

一人ひとりの個性や能力を大切に
対話をしながら個別サポート

入学直後のオリエンテーションの一環として実施されるレクリエーション。
今年は「ふなばしアンデルセン公園」へ行きました。

 少人数制で生徒一人ひとりと向き合うことを大切にしている同校。入学後すぐのオリエンテーションから日々の学習・生活まで、対話を重ねながら個別にサポートしていきます。

ていねいなオリエンテーションと
「体験寮泊」で親交を深める

 1981年に開校した同校は、2015年より秀明大学学校教師学部附属の中高一貫教育校となりました。「一人ひとりに輝く未来を」のキャッチフレーズどおり、生徒に寄り添った学習指導、生活指導に定評があります。

 入学後のオリエンテーションは1週間近く時間をかけ、学校のルールや1日のスケジュール、そして学校独自の「心の学習」などをていねいに指導します。

「本校の生徒は住んでいる地域やそれまでの学習環境が多彩で個性豊か。オリエンテーション期間はしっかりと学校について理解し、生徒同士の親睦を深める場としています。上級生との対面式や部活動紹介といった、他学年と顔を合わせる機会もあります。屋外でのレクリエーションも実施し、体を動かしながら、同級生との交流も楽しめるようにしています」(中1担任/谷中祐輝先生)

 5月には、主に運動部の生徒が利用している学生寮に1泊する『体験寮泊』を実施しました。

「今年は中1生45名で宿泊し、集団生活のルールやマナーを学びながらコミュニケーションの促進を図りました。夕食後の午後7時から2時間 “夜間学習”をする時間も設け、家庭学習の習慣化を促しています」

レクリエーションでは体を動かしながら親睦を深めます。レクリエーションでは体を動かしながら親睦を深めます。
5月に実施した『体験寮泊』では家庭学習の習慣化を促すため、夜間学習の時間が設けられました。5月に実施した『体験寮泊』では家庭学習の習慣化を促すため、夜間学習の時間が設けられました。
9月の『光風祭』で、中1生は植物についての研究を展示。学校で育てた稲やさつまいものほか、サボテンや竹、花について調べたグループもありました。9月の『光風祭』で、中1生は植物についての研究を展示。学校で育てた稲やさつまいものほか、サボテンや竹、花について調べたグループもありました。
『自学自習の記録』を活用し
短時間でも机に向かう習慣づくり

 家庭学習については、毎日短時間でも机に向かう習慣をつけてほしいと、『自学自習の記録』を活用しています。

「生徒には、学習内容やその日の振り返りを毎日書いて提出してもらうようにしています。書き方や学習の量は生徒に任せているのですが、1日の振り返りコメントは、教員とのコミュニケーションツールになっています。例えば『今日の授業はここが難しかった』『今日は目標が達成できた』といった学習の振り返りや、『給食がおいしかったです!』といったコメントがあり、教員からも必ず一言添えて返却するようにしています」

 ただ、遠方から通学している生徒や部活動に打ち込んでいる生徒は、時間的にも体力的にも家庭学習の時間がなかなか取れない場合もあります。

「そういった生徒には、『週末頑張ろう』と声かけをして、無理せず、それぞれのペースで進められるように気をつけています」

 また、全校での取り組みとして、担当教員が選んだ新聞記事を毎日紹介して道徳心を養い、“社会を知る”機会を設けています。

「教員が持ち回りで、『今日の新聞記事』を選び、全クラスに配っています。メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍についてや、『スマートフォンの使いすぎでどういった影響があるか』というコラムなど、生徒が興味をもってくれそうな記事を選んで会話のきっかけにしています」

日々の学習成果や振り返りが書き込める『自学自習の記録』。

生徒や保護者が教員に
相談しやすい雰囲気を重視

 生徒一人ひとりの学力、個性、生活環境や、通学環境に応じた指導を心がけている同校。学習・生活の両面において、生徒や保護者から気軽に相談できる環境づくりをめざしています。

「学習面では、授業でわからないところがあったらそのままにせず、必ず質問に来るよう促しています。生活面では、『ちょっとした細かいところでも、気づいたことがあれば何でもすぐに知らせてほしい』ということを、ホームルームや保護者会、面談でも繰り返し伝えています。その成果か、生徒は職員室によく立ち寄り、授業の質問や世間話をしてくれます。保護者とは学校での人間関係や家庭での様子をしっかり共有して理解したうえで、教員一同がきめ細かな個別サポートを心がけています」

秀明大学学校教師学部の附属校ならではの取り組み
谷中祐輝 先生(中1担任・数学)谷中祐輝 先生(中1担任・数学)

 秀明大学学校教師学部と連携し、大学生による学習サポートと、大学教授による特別授業を実施しています。学習サポートでは大学生が授業補助に入り、少人数制のうえにさらに手厚い体制で生徒をサポートします。教科にもよりますが、数学の場合は週2回、各1~2名の学生が一緒に授業を見ます。また、今年度より希望者を対象に「秀明大学土曜講座」を実施しています。学期ごとに3回、通常の土曜授業が終わってから、大学教授が中高生向けに企画した特別授業を受講することができ、生徒の視野を広げ、学びの意欲を刺激する機会となっています。

秀明大学学校教師学部の学生が授業をサポート。
大学生は生徒と年齢が近く、質問や相談をしやすい関係性を築いています。

(この記事は『私立中高進学通信2024年12月号』に掲載しました。)

進学通信 2024年12月号
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