――今回の『入試問題研究会』では、受験生の相談・案内役に一貫コースを卒業したOB・OGが17名も集まったそうですね。卒業生の代表として2人にお話を伺います。まず、ご自身の中学受験を振り返ってみて、いかがですか？

東洋大学 社会学部 社会文化システム学科1年 Hさん
父と兄が帝京高校の出身で、入学前から帝京のことは知っていました。そして実際に説明会で訪問した際、明るくあいさつしてくれた在校生の姿がとても好印象でした。

帝京はスポーツが盛んな学校で観戦などもあるので、日々明るく楽しい学校生活が送れそうだと考え、帝京に入学したいと思うようになりました。

成城大学 経済学部経済学科1年 Kさん
両親の勧めで帝京の受験を決めました。

小学校時代は勉強が好きではなかったので中学受験では苦労しましたが、帝京に入ってから出会った友人に感化され、とくに高校へ進学してからは、大学受験に向けて勉強に打ち込むことができました。

Hさん
私は中学受験を決めた時期が遅かったので、少し焦っていた記憶があります。とくに国語が苦手だったので、過去問を解いても点数が伸びず苦戦していました。でも、あのとき諦めずに勉強したことで今がある。受験して本当に良かったと思っています。

こうした思いを伝えることで、少しでも中学受験生を応援できればと思い、今回の『入試問題研究会』に参加しました。卒業生という立場だからこそできる、入学後の6年間を見据えたアドバイスをしたいと思います。

――大学生となった今、改めて帝京に入学して良かったと思うことは、どんなことですか？

Hさん
私は中高6年間バドミントン部に所属していました。年齢や立場を越えた活動の中で、自分がどう行動すればいいのかを常に考えていました。それが自発的に行動すること、ときには仲間を頼ることなど、多くの成長につながっていったのだと思います。

最も大きな成長は、挑戦する姿勢を持つようになったこと。高1では模擬国連大会に挑戦し、そこで社会の仕組みや国際関係に興味を持ち、進路を決めることができました。

今は新型コロナウイルス感染症対策でほとんど大学に通えない状況が続いていて、新しい友人との出会いが難しくなっています。そうしたなかで何でも話し合え、卒業してからも深く信頼できる友人の存在が、とても心強いですね。

Kさん
帝京は部活動が盛んな学校として知られていますが、部活動で実績を上げる生徒だけではなく、勉強や留学など、どの生徒も自分の好きなことに頑張っています。プログラムや行事などが充実しているため、それぞれが自分に合った活動に打ち込めるんです。そんな仲間が身近にいることで視野が広がり、刺激を受け、僕も打ち込みたいことを見つけることができました。

今はほとんど大学へ通うことができず、“高校4年生”のような心境ですが、対面での授業が始まったら新たな友人をつくり、積極的に対話や議論をし、将来への視野を広げていきたいですね。