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私立中高進学通信

2021年4・5月合併号

注目! News and Topics

狭山ヶ丘高等学校付属中学校

論文指導や多彩な体験を通じて
考える力や協働する力、人間性を育む

中3での論文作成時には、生徒約8名に対し1名の教員が担当として付き、きめ細かな指導を行います。ていねいな声かけや励ましで、作文が苦手だった生徒も前向きに取り組んでいきます。

中3での論文作成時には、生徒約8名に対し1名の教員が担当として付き、きめ細かな指導を行います。
ていねいな声かけや励ましで、作文が苦手だった生徒も前向きに取り組んでいきます。

中学3年間かけて行う
総合学習での論文指導
中等部部長・国語科/北谷高志先生中等部部長・国語科/北谷高志先生
「低学年ほど、こちらが教えていることを飲み込んだ時の成長の度合いが大きいと感じています。中学からさまざまなことを総合学習で学ぶ意味は大きいと思います」

『自学自習の姿勢の確立』を目標に掲げる同校は、「自分で考える生徒に育ってほしい」という思いから、2020年度より、「総合の時間」を使い、中学3年間にわたる論文作成の取り組みをスタートさせました。論文作成のプロジェクトを主導する中等部部長で国語科の北谷高志先生は次のように話します。

「単に文章力をつけるためではなく、さまざまな問題を思考する機会をつくり、それを他者に伝える力を育てることが目標です。
 中1では、まずはマインドマップ(※1)を作成するところから始めます。作文が嫌いな生徒は、そもそも何をどうやって書いたらいいかわかりません。マインドマップで自分の興味を広げて思考していくと、何を書きたいのかがはっきりします。さらにはグループで行うブレーンストーミング(※2)などで思考を深めていきます」

 中2になると、他者や社会へ視点を向ける訓練をします。2020年度は、「食」をテーマにSDGsにも触れながら、学びを深めていきました。中2の終わりには、「食」に関する短い論文を仕上げました。

 中3では、4000字以上を執筆する本格的な論文の作成に挑戦します。中2の3学期から論文のテーマを決め始め、中3の1学期から類似研究を調べながら、独自の視点で論文を執筆していきます。授業では、CiNiiやGoogle Scholarなど学術論文を検索できるサイトを使って先行研究を調べ、研究動向を知り、分析したうえで論文を書くように指導しています。

「2020年度の中3の論文のテーマは『日本』です。生徒たちの論文の内容はバラエティーに富み、多彩な視点から日本を捉えて執筆していました。
 たとえば、虹を題材に日本と他国を比較した生徒は、日本では虹は7色ですが、アメリカは6色、南アフリカは2色と文化や宗教観によって違いがあることを調べていました。締切直前に新しい論文が発表され、書き直すなど、大変だったようです。4000字以上の文章を書くことは、生徒たちには初めての試みですが、論文指導の担当教員によるきめ細かなサポートもあり、思いのほか苦労せずに文章を書き進めることができたようです。書き終えてみると1万字を超えたという生徒もいました」

 3学期には論文の内容をわかりやすくまとめたポスターを作り、ポスターセッションを行います。この発表時は中2生も見学に参加し、次年度の論文執筆の参考にしています。中3生にとっても、自分の研究をわかりやすく他者へ伝えるトレーニングの場となっています。

※1 マインドマップ…キーワードを中央に置いて、そこから連想したキーワードやイメージを放射状につなげて広げ、思考を整理し発想を豊かにする思考の表現方法。

※2 ブレーンストーミング…判断したり結論を出したりせず、自由にアイデアを出し合うことにより、互いに刺激し合いクリエイティブな発想を促す会議方式。

協調性を学び、揺るぎない
基礎学力を固める
中1・中2が毎年、経験する農業体験。中2になると生徒一人ずつが一区画を担当し、責任をもって作物を育てています。中1・中2が毎年、経験する農業体験。中2になると生徒一人ずつが一区画を担当し、責任をもって作物を育てています。

 同校では、論文作成以外にも、毎年行う軽登山、年間を通して行う農業体験、学期ごとの漢字・英単語テストなど、生徒たちの考える力や人間性を大きく育む活動が実施されています。

「農業体験では、中1から毎週、農地を訪れて協働作業でナスやトマトを育てています。その成長過程を観察してレポートにまとめるなど、探究的な学びとも結び付けています。登山も農業体験も、1人でもルールを守らないと、さまざまな問題が起きます。こうした体験を通して、ルールを順守する気持ちを育てていきます。
 また、学期ごとに中1から中3までの全クラス対抗で得点を競う、漢字・英単語テストを行っています。中3のクラスが1位になるとは限らず、中1や中2のクラスが1位になることもあります。ここでも協働する力や団結力が求められます。クラスメート同士で教え合うなど、良い雰囲気のなかで競い合っています」

 中学3年間で学ぶ姿勢や協調性、基礎学力をしっかりと育んだ成果は高校での成績に反映されています。高校での成績トップ層は中学からの入学生が占めており、東京大学への現役合格者を出すなど、大きな成果を挙げています。

「私は2019年度には高校生を担当していましたが、高校で伸び悩んでいる生徒は、基礎ができていないと実感しています。だからこそ、中学3年間で盤石な学力の基礎をつくりたい。
 高校からの入学生は高校受験時にギュッと学力が上がるかわりに、高1で停滞してしまうことがあります。それに対し、中学からの入学生は高校からもゆるやかな曲線で学力を上昇していけます。 “勉強しなさい”と言うだけでは、生徒は苦しくなってしまいます。論文などの取り組みを通して、学びの面白さを感じさせながら、自ら学ぶ道筋を示していくことをめざしています」(北谷先生)

中学3年間の論文指導の大まかな流れ

英検指導&教科ゼミで学力アップ

 同校では4級から級ごとに英検対策のゼミを開講し、英検取得を全校を挙げてサポートしています。少人数制のきめ細かな指導が実を結び、2020年度には中3生2名が2級に、8名が準2級に合格しました。

 英検対策だけでなく、朝や放課後に英・国・数の各種ゼミも開講されています。学年ごとの学習状況に合わせて必要なゼミを開講しており、数学の少人数制指導や、大学の入試問題を解くゼミなど、その内容は多岐にわたります。

「ゼミは希望制ですが、中学生は全員参加しています。高校の教員が中3のゼミを担当することもあり、高校の学習へスムーズに接続できるようにする役割を果たしています」(北谷先生)

(この記事は『私立中高進学通信2021年4・5月合併号』に掲載しました。)

狭山ヶ丘高等学校付属中学校  

〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢981
TEL:04-2962-3844

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