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私立中高進学通信

2024年1月号

私学の英語最前線

普連土学園中学校

「スタジオ・イングリッシュ」
4技能をバランスよく育む

生徒が自然な形で英語を話す機会を大切にしている同校。ネイティブ教員による「スタジオ・イングリッシュ」など、生徒の学びのペースを尊重した手厚い授業が行われています。
少人数グループで英会話を楽しむ「Conversation Zone」。

少人数グループで英会話を楽しむ「Conversation Zone」。

よりていねいなアプローチで
中1生をきめ細かくサポート

 グローバル化する社会において、生徒が自ら主張し、発言できる英語力の習得を目標としている同校。どのような英語教育が行われているのか、ネイティブ教員のシネイド・オコーナー先生と、英語科主任の佐藤真帆先生に伺いました。

「ネイティブ教員による授業で一番大切にしているのは、生徒が英語を話す機会をたくさん設けることです。それも、生徒が一方的に話すものではなく、自然な形で相手とやり取りしながら英語が使えるように工夫しています。
 中1では、ネイティブ教員の授業が週2回あります。本格的に英語を学ぶのは初めてという生徒も多いので、クラスを3分割した約15人のグループを、それぞれネイティブ教員が担当し、1年間授業を行います。授業はオールイングリッシュですが、時間をかけて生徒とやり取りすることで、次第に英語に慣れ、自分でも使えるようになっていきます。また、後期にはフリートークにも挑戦します。『先週行ったこと』などをテーマに、答えをまず紙に書き、次はその紙を見ながら話し、その次は紙を見ないで話してみる。生徒が自分の成長を感じられるように、ステップ・バイ・ステップで授業を行います」(オコーナー先生)

 日本人教員による授業でも、中1ではよりていねいに学習のサポートをしているそうです。

「中学での日本人教員による授業は原則クラスを2つに分けて、週4回行います(状況に応じて合同でも実施)。4技能をバランスよく育むため、教科書にオリジナルのプリント教材を組み合わせ、自分の意見を英語で書いたり、発表したりする機会を増やしています。
 中1は特にきめ細かなサポートを心がけており、定期テストの後には振り返りの時間を設けて、どんな意図でこちらが出題したかを、1問ごとにプリントを用いて振り返りをします。そして、生徒自身ができたこととできなかったこと、次回への目標を書き込みます。こうすることで、生徒は授業の聞き方や復習の方法なども理解していきます。わからないことをわからないままにしないよう、補習を行うなど手厚くサポートしています」(佐藤先生)

4つのZoneで展開される
「スタジオ・イングリッシュ」
生徒は自分で選んだ英語の本を「Reading Zone」で読みます。生徒は自分で選んだ英語の本を「Reading Zone」で読みます。

 中2からは、ネイティブ教員による授業「スタジオ・イングリッシュ」が始まります。

「『スタジオ・イングリッシュ』とは、4技能をバランスよく身につけられるように取り入れたシステムです。オープンルームがあるランゲージセンターを4つのZoneに分け、生徒は少人数のグループで移動しながら学びます。
 4つのZoneには、ゲームやスキットなどのアクティビティを取り入れながら学ぶ『Energy Zone』、少人数で会話をする『Conversation Zone』、好きな本を読んで感想を書く『Reading Zone』、エッセイを書く『Writing Zone』があります。
 授業は2部構成で、1回で『Energy Zone』でのアクティビティにほかのZoneの授業を組み合わせて、20分ずつ授業を受けます。組み合わせる授業はグループごとに変わります。授業内で学ぶ内容も場所も切り替わることで、生徒の集中力が持続し、多面的な英語のスキルを身につけることができるのです。
 本校に在籍する4人のネイティブ教員は、みんなでアイデアを持ち寄り、より良い英語教育を生徒へ提供できるようにカリキュラムや授業を工夫しています。昨今は英検だけでなく、TEAPやIELTSなどの資格に挑戦する生徒や、大学受験で英語の面接試験を受ける生徒が増えています。日本人教員とも情報を共有して、できる限りのサポートをしています。
 本校では高校進学後も、ネイティブ教員によるディスカッションやエッセイライティングの力を養成する選択授業があります。大学受験や留学に必要だからという理由ではなく、英語が好きで受けている生徒も多いです」(オコーナー先生)

 英語関連の行事が盛んで、海外からのゲストが多いのも、同校の特徴です。

「オールイングリッシュで行う中3のイングリッシュキャンプには、大学に通う卒業生がファシリテーターとして参加し、生徒が大学での学びを意識する良い機会になっています。また、キリスト教系の学校なので、海外からの留学生やゲストも多く、自然に英語を使える環境が整っています」(佐藤先生)

「Energy Zone」のアクティビティでは、ゲームやスキットなど、
体を動かしながらの学びに取り組みます。

POINT1
全員参加!
高1英語エンパワーメントプログラム

 海外より大学生や院生を招き、さまざまな英語活動を通じて異なる価値観や文化への理解を深め、英語力の必要性に気づいてもらうプログラムです。オックスフォード、ケンブリッジ、ハーバードなど、海外一流大学の学生がファシリテーターとして参加するため、海外で学ぶことへの意識を高め、より高度な英語への意欲を引き出します。

POINT2
多様な海外研修プログラム

 フレンド派のルーツを訪ねるイギリス夏季研修「ジョージ・フォックス ツアー」、全米屈指のリベラルアーツ大学であるスミスカレッジにて大学生とのディスカッションを行うプログラム、カンボジアで地雷撤去活動を行っているアキラー氏に献金を届ける「カンボジア アキラー プロジェクト」など、多様な海外研修があります(写真はカンボジアプロジェクト)。

担当の先生より
生徒が世界を舞台に活躍できるよう
教員も学び続けながらサポートしています
英語科主任/佐藤真帆先生(左) 語科/シネイド・オコーナー先生(右)英語科主任/佐藤真帆先生(左)
英語科/シネイド・オコーナー先生(右)

 穏やかな雰囲気のなか、明るく快活な生徒たちが、のびのびと学んでいます。生徒と教員の距離もとても近いです。

 礼拝や授業、行事など、自分の意見を発表する場面が多いので、生徒は6年間を通して表現力はもちろん、人の意見を受け止める包容力も身につけます。また、伝統的に国際交流の機会が豊富で、さまざまな国で活躍する卒業生も多いです。(英語科主任/佐藤真帆先生)


 それぞれに個性的で、思いやりがあり、お互いを助け合う気持ちにあふれた生徒が集まっている学校です。グローバルな事柄への関心が高いので、生徒の前向きな姿勢をできるだけサポートできるように、教員も生徒と一緒に学び続けています。生徒がゆくゆくは世界で活躍し、誰かの役に立てる人へと成長できるように、大切に育んでいます。(英語科/シネイド・オコーナー先生)

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