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私立中高進学通信

2024年1月号

国際交流の今

山脇学園中学校

留学生と関わり「多様性」を身につけ
文化の違いを知り、新たな気づきを得る

校内でハロウィーンパーティも!

校内でハロウィーンパーティも!
校内にある「イングリッシュアイランド」は、海外生活をイメージできる空間になっています。
ネイティブ教員たちによるイベントも開催されており、ハロウィンイベントでは、
多くの生徒が集まって、ゲームを楽しんでいました。

「国際社会で活躍する女性の育成」をめざし、英語教育の強化に力を注いでいる同校。世界各国からの留学生や帰国生の受け入れも積極的に行っています。生徒たちは留学生との交流を通して、肌感覚で異文化を学んでいます。

留学生との交流が
大きな刺激になる

「多様性」「対人スキル」「高い英語力」を柱に、6カ年のグローバル教育を行っている同校。新型コロナウイルスの感染拡大により中止となっていた海外留学生の受け入れも再開され、現在は4名の留学生を受け入れています。

 今年9月から山脇学園に留学しているベルギー出身のLさんは、「5年前から日本に行くのが夢でした」と語ってくれました。

「ベルギーにいた頃から、日本の漫画が大好きでした。特に好きだったのは少年漫画。いつか日本に行ってみたいと思っていました。日本での学校生活はベルギーとは違うことばかりだけれど、毎日楽しいです」

 Lさんと同じクラスで、留学生をサポートする「バディ」を務めるIさん(高1)も、「楽しい毎日です」と笑顔を見せます。

「海外の子と友達になりたい、話がしたいと思って、今回バディに立候補しました。Lさんも私もアニメ好きという共通点があるので、すぐに仲良くなれました。これまで知らなかった文化も知ることができるので、刺激をもらっています」

 留学生の受け入れとともに同校が力を入れているのは、帰国生の受け入れです。

「現在、中2に56名、中1に45名の帰国生が在籍しています。帰国生とひと口に言っても、滞在していた国も、触れてきた文化もさまざまで、一人ひとりの背景はそれぞれ違います。そうした帰国生たちと国内で過ごしてきた生徒が接点をもつことによって、また新たな気づきが生まれるなど、多様性を養ううえで有益だと考えています」(英語科主任・グローバル教育部部長/高瀬聡伸先生)

新コースを設立し
世界で活かす力を育成

 さらに同校では、2025年度から国際教養クラス(ILA)を新設します。同コースでは、総合知の視点をもって世界に目を向け、諸課題を克服できる人材の育成をめざします。

「このコースでは、世の中の問題を発見、解決するための提案をする『アントレプレナーシップ教育』を、ネイティブ教員が英語で指導する授業を取り入れます。さらに、ビジネスコンテストや模擬国連への挑戦をサポートするなど、セルフブランディングを重視した指導を行い、総合型選抜を利用した国内のグローバル系大学への進学や海外大学への進学をめざします。帰国生や英語入試で入学した生徒に対しても、5段階のグレード別(中学)で英語の授業を行い、これまで培ってきた英語力をさらに伸ばします」(高瀬先生)

アニメや漫画など、共通する趣味の話で大盛り上がり。すっかり仲良しです。︎アニメや漫画など、共通する趣味の話で大盛り上がり。すっかり仲良しです。
ベルギーの学校には体育祭がなかったというLさん。「ベルギーでは、体育祭に限らず、学校行事はあまり多くありません。文化祭や体育祭などの大掛かりな行事は初めて経験したのでとても楽しかったです」ベルギーの学校には体育祭がなかったというLさん。「ベルギーでは、体育祭に限らず、学校行事はあまり多くありません。文化祭や体育祭などの大掛かりな行事は初めて経験したのでとても楽しかったです」
学年対抗で行われる体育祭。これまで下級生にも負けていたという高1でしたが、今年は体育祭委員が先頭に立って綿密な計画を立て、見事3位に輝きました!学年対抗で行われる体育祭。これまで下級生にも負けていたという高1でしたが、今年は体育祭委員が先頭に立って綿密な計画を立て、見事3位に輝きました!
英語への関心もアップ
話をする時間が何より楽しい

 留学生がいることで、クラス全員の英語への関心がさらに高まり、以前よりやる気が出てきたと思います。Lさんは私たちに日本語で話しかけてくれるのですが、彼女の言いたい内容を察する能力が上達してきて、何を話したいのか、すぐにわかるようになりました。今は、学校でLさんや友人たちと話す時間が何よりも楽しいです。Lさんが帰国するまでの間、楽しく過ごしてもらえるように、クラス全体でサポートしていきたいと思います。(Rさん(高1))


私もいつか留学したい!
新たな目標ができました
Tさん(高1)Tさん(高1)

 これまで海外の方と話す機会があまりなかったので、バディになることでたくさん交流が図れるのではないかと思い、立候補しました。私はそれほど英語が話せるわけではないので不安でしたが、Lさんは日本語も上手ですし、一生懸命伝えようと話しかけてくれるので、私も積極的にコミュニケーションを取れるようになりました。高校生が1人で留学するのはとても勇気がいることだと思います。私もいつか留学にチャレンジしてみたいと思うようになりました。


留学生を中心にクラスが団結
雰囲気もさらに良くなりました
Iさん(高1)Iさん(高1)

 Lさんとは、私の大好きなアニメの話で盛り上がっています。日本人の友達だけでなく、海外の人ともアニメという共通の話題で話せることが、とてもうれしいです。もっと意思疎通ができるように私も英語力を高めたいとより強く思うようになり、英単語の勉強を始めました。留学生がクラスにいることで、クラスメートたちもサポートしようと団結しているので、クラスの雰囲気もより良くなったと思います。


クラスメートのサポートで
楽しい学校生活を送っています
Lさん(高1)Lさん(高1)

 日本は、私の住んでいるベルギーとは、文化も生活も違うところがたくさんあります。文化祭も体育祭も初めて経験しました。どちらのイベントもすごく楽しくて、とても良い思い出になりました。クラスメートのみんなは、私が初めて登校した日からとても親切で、たくさんサポートしてくれます。私は日本のアニメや漫画が大好きなので、留学期間中に、そうした作品の中に登場する有名な場所にも行ってみたいと思っています。

(この記事は『私立中高進学通信2024年1月号』に掲載しました。)

進学通信 2024年1月号
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