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私立中高進学通信

2024年1月号

国際交流の今

宝仙学園中学校 共学部 理数インター

アフターコロナの「英語探究」
創造的授業で、学ぶ意欲もアップ

英語探究

英語探究
英語探究では、世界各国の多彩なバックグラウンドをもつ人々を講師に招き、英語でさまざまなテーマに取り組みます。
この日はタイ出身の方に、アイデンティティの大切さ、現地の文化や教育の仕組みを学びました。

高2の選択科目『英語探究』では、生徒が主役となってさまざまなテーマに取り組んでいく創造的な授業が行われています。授業を担当する對馬洋介先生と、2名の高2生にお話を聞きました。

日本にいながら
多様な背景をもつ人々と
実践的な異文化交流を図る

 宝仙学園では「知的で開放的な広場」をコンセプトに掲げ、生徒が主役となって自主的に学ぶ授業や、グループワークを中心とする授業を特色としています。次代を見据えた独自の取り組みを多くの授業で取り入れており、高2の選択科目である『英語探究』もその一つです。

「コロナ禍でオンラインの活用が進んだため、今までよりも多様な国際交流が可能になりました。これを機に新たな異文化交流の機会を用意したいと考えて、『英語探究』ではさまざまな国籍の方を講師に招き、一つのテーマについて議論をしたり、お互いの国や文化についてともに学んだり、英語でディスカッションする機会を設けています。授業後は、学んだことや気づきを英語で言語化することまで求めます」(英語科主任/對馬洋介先生)

 英語探究のポイントは、多様な背景をもつ外国籍の方と対話することで、自分の価値観が揺さぶられること。ゲストスピーカーは、同校の教職員・卒業生などからの紹介で選定した「〇〇さんの友達の〇〇さん」。海外とオンラインでつなぐこともあれば、日本在住の方に来校いただくこともあります。

「本校では海外研修プログラムも設けていますが、日々の授業にオンラインも活用することで、日本にいながら年齢も職業もさまざまな人々と英語で交流を図ることが可能になりました。このように身近にいる多国籍の人々との交流を通して、多文化共生をリアルに感じてもらうことが重要なのです」

国際社会に積極的に貢献するマインドセットを

 英語探究ではほかにも、生徒自らが授業のテーマを提案しいろいろなことにチャレンジします。外国人観光客が多く集まるエリアに出かけ、インタビューを行ったこともあったそうです。

「英語探究は、英語はもちろんのこと、各教科の学力やコミュニケーション能力など、これまで身につけてきたスキルを活かして実践的に取り組んでいく授業です。勇気を出して行動することや、試験では自分なりの意見を相手に伝わるよう英作文に取り組めているかを評価しています。実際に活動を通して経験した『自分にもできる』『自分の英語が通じた』という手応えが、自信をもたらしてくれます。そのことが、『もっと英語を学びたい』という意欲や自己肯定感を高め、大学受験を見据えた英語力の向上にも役立ちます。何よりも、『国際社会に貢献したい』というグローバルマインドセットを育むうえでの土台になると考えています」(對馬先生)

英語探究
インタビューにも挑戦!インタビューにも挑戦!
生徒が自らテーマを設定する機会が多くあります。生徒の企画で、外国人観光客にインタビューを実施したこともありました。
多様な背景をもつ講師陣多様な背景をもつ講師陣
豊富な指導経験をもつバングラデシュ人から、英語でエッセーライティングを学ぶ生徒たち。
国際理解を深める国際理解を深める
毎回さまざまなテーマで議論を行ったり、アクティビティに取り組んだりして、国際理解を深めます。

「採点やフィードバックを通して、對馬先生やネイティブの先生に私の考えが伝わっていることが実感できると、うれしくてモチベーションが上がります」(Tさん)

「文法や単語の間違いを指摘され、減点されるという従来のテストとは違い、内容を見て採点してもらえるので、事前に学んだことを整理し伝わる英文を意識して書いています」(Aさん)

Aさんの『英語探究』定期テストの解答用紙。Aさんの『英語探究』定期テストの解答用紙。
「英語探究のテストでは、ネイティブもチェックを入れ、一人ひとりの英作文をていねいに添削しています。また、英語探究のみならず、本校では英作文を重視しており、英検準1級レベルのライティング力を身につけることを目標としています」(對馬先生)「英語探究のテストでは、ネイティブもチェックを入れ、一人ひとりの英作文をていねいに添削しています。また、英語探究のみならず、本校では英作文を重視しており、英検準1級レベルのライティング力を身につけることを目標としています」(對馬先生)
英語探究の授業について聞きました
ゲストスピーカーに感銘を受け
社会貢献の意識が芽生えました
Tさん(高2)Tさん(高2)

 英語探究は私たち生徒側でテーマ設定をする機会が多く、楽しくてワクワクします。さまざまなバックグラウンドの人と英語で交流し、実践的な英語に直接触れられることも良い刺激になります。実際に英語を話す経験を重ねるうちに、口が自然と英語を話すことを覚え、「頭が真っ白になってしまう」「会話に詰まってしまう」という場面がなくなりました。

 私はバングラデシュの方を講師に、ライティングのテクニックを学んだことが印象に残っています。

 その方は日本人向けに英語の教科書を制作したり、ライティングの添削指導をしたりしてきた豊富な指導経験を活かして、ライティングの指導をしてくださいました。この授業を通して、エッセーライティングや英検のライティング対策にもつながる実践的な英語力が身についたと思います。

 また、フィリピンのゴミ山問題の解決に向けて活動している日本人の方と交流したことも印象に残っています。海外にも目を向けて困った人に手を差し伸べ、世界中を飛び回る姿に感銘を受け、「私もこの人のように、自分なりの方法で未来を明るくできる人になりたい」と考えるようになりました。


リーディングやライティングの
スキルが飛躍的に向上!
Aさん(高2)Aさん(高2)

 英語探究では、実践的な英語に触れる機会が多数用意されています。例えば英字新聞の社説を使った英語学習では、教科書では扱わないネイティブの表現や単語に触れ、辞書でわからない単語を丹念に調べながら読むうちに、リーディングやライティングのスキルが飛躍的に向上したことを実感しています。

 最も印象的だったのは、フィンランドに在住経験のある方と、日本とフィンランドの教育の違いを話し合ったことです。もともと教育に興味があって教員をめざしていたのですが、この授業を通して国による違いを深く知ったことで、「大学でより詳しくこの分野を学び、より良い教育に貢献していきたい」と思うようになりました。

 また、この授業を通して、私のリスニングへの苦手意識は思い込みだったことがわかり、自信がつきました。試験会場などで機械から一方的に流される英語ではなく、目の前に実際に人がいて、「もっとあなたのことを知りたい」という姿勢でコミュニケーションをとる場面では、きちんと相手の話を理解することができたんです。

 英語探究を通して、英語は「仕方なく学習するもの」ではなく、自分を認めてもらったり、新しい考えを知ったりするうえで、私にとって不可欠なものになりました。

進学通信 2024年1月号
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