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私立中高進学通信

2024年1月号

国際交流の今

城西大学附属城西中学校

全員参加のオーストラリア研修は
比較文化研究の実践の場

オーストラリア海外研修(中3・全員・約2週間)
滞在期間中は、ホームステイに挑戦しながら現地校へ通い、授業を受けました。

個を認め合い、才能を「自由」に伸ばし続けられる学習プログラムや教育体制を整えている同校。そんな同校が用意している多彩な海外留学制度のなかでも、生徒たちの大きな成長につながる中3生全員参加のオーストラリア海外研修を紹介します。

「比較文化研究」を通し
日本と世界の違いを知る

 英語4技能をバランスよく伸ばすと同時に、豊富なアウトプットの機会を設け、国際社会のなかで生き抜く力を育成している同校のグローバル教育。中学での英語学習の集大成として、中3の3学期には全員参加のオーストラリア海外研修が行われています。

「さらに『比較文化研究』という活動を行っています。ただ現地での生活を体験するだけではなく、日本と世界を比較し、それぞれの特徴を理解したうえで研修に臨むことで、自分の考えを深めてもらいたいのです」(企画分析室教諭/杉本基一先生)

「比較文化研究」では、研修前に生徒それぞれが日本とオーストラリアの文化や習慣の違いについてテーマを掲げ、探究し、現地で実際の違いを体感します。

 2023年に、オーストラリア海外研修に参加したR・Nさん(高1)は、「日本とオーストラリアの学校の違い」について調べました。

「国が違えば学校のつくりや校則も違うのではないかと思ったことが、調べるきっかけでした。実際に現地校へ研修に行ったところ、お昼を食べるタイミングが2回あったり、制服だけでなく運動着でも登校可能だったりと、事前学習だけではわからなかったさまざまな違いを感じることができ、文化の違いに驚きました」(R・Nさん)

 そうした体験の数々が、生徒たちに大きな成長を促します。

「正直なところ、2週間の海外研修だけで英語力を劇的に上げることは難しいと思います。ですが、英語でコミュニケーションを取ろうと積極的に話しかけたり、行動したりしていくなかで、生徒たちは自信をつけていきます。そこから英語の必要性に気づき、英語に対しての取り組み方も大きく変わります。実際に、海外研修を経て『海外で活躍したい』という目標を掲げる生徒も出ており、その後の中・長期留学にもつながっています」(杉本先生)

多彩な留学制度を用意
海外大学への進学も可能

 生徒のニーズを満たすべく、多彩な短・中・長期留学をはじめ、同校に通いながらアメリカの名門高校の卒業資格を取得できるオンラインプログラム「USデュアルディプロマプログラム」も用意。さらに、留学生も積極的に受け入れています。

「高1では、どのクラスにも留学生が在籍しています。出身地はそれぞれですが、英語やボディランゲージを使い、積極的にサポートしている生徒たちの姿が見られます」(杉本先生)

 海外留学だけでなく留学生との日常的な交流も、生徒たちの国際社会に対する関心をさらに高めています。

オーストラリア海外研修(中3・全員・約2週間)
アボリジニ文化体験

アボリジニ文化体験
現地では、オーストラリアの先住民族アボリジニの文化を体験するなど、貴重な経験もできました。

比較文化研究

比較文化研究
海外研修前に「比較文化研究」の中間発表を行いました。
興味のある分野を生徒自身が設定して探究するため、テーマはさまざま。
スライドは、日本とオーストラリアの入浴習慣について調べたもの。

ネイティブ教員との関わり合い
ネイティブ教員との関わり合い

城西にはさまざまな国や地域出身のネイティブ教員がいます。
ネイティブ教員とのオールイングリッシュの授業や、
ネイティブ教員と日本人教員1名ずつが担当する英会話の授業を通し、
生徒たちの実践的な英語力を引き上げます。

カナダ短期留学(2週間・希望制)
カナダ短期留学(2週間・希望制)

希望者が参加するカナダ短期留学に、今夏は38名の高校生が参加。
留学制度が充実しているため、
多くの生徒に異文化体験の機会があります。

積極的に話しかけて
コミュニケーション
R・Nさん(高1)R・Nさん(高1)

 僕は、中3のオーストラリア海外研修と、希望者が参加する2週間のカナダ短期留学に行ってきました。どちらの国でも日本との文化の違いを感じ、とても楽しかったです。特にカナダでは、食文化の違いに驚きました。最初は英語が話せるか不安もありましたが、自分から積極的に話しかけているうちに、コミュニケーションが取れるようになっていったのでうれしかったです。帰国後は英語を自分から勉強するようになり、とてもいい経験だったと思います。


日本との違いを現地で
確認できるのが楽しみ
R・Uさん(中3)R・Uさん(中3)

 今回の海外研修に備えて、オーストラリアについて調べていたところ、水が少ないのでお風呂の時間を短くする必要があるとわかりました。そこから、オーストラリアではどんな家に住んでいるんだろうと考えるようになり、「比較文化研究」では家の違いについて探究しています。ホームステイで海外の方と交流を深めることも楽しみですが、家のつくりがどうなっているのかなど、調べた内容が合っているかを知ることができるのも楽しみです。


海外研修で文化に触れ
歴史を知るきっかけに
K・Sさん(中3)K・Sさん(中3)

 僕は以前ニュージーランドに滞在していたのですが、実は英語があまり得意ではありません。しかし城西での英語やEnglishの授業、海外研修への準備を含めて、今は英語へのモチベーションが上がっています。オーストラリアは特有の文化がある国だと思うので、そうした文化に触れ、歴史を知り、たくさんの人たちと交流をもちたいと思っています。今回の海外研修で、現地の友達を作りたいと考えています!

(この記事は『私立中高進学通信2024年1月号』に掲載しました。)

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