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私立中高進学通信

2023年1月号

注目! News and Topics

玉川聖学院中等部

同校出身教職員が語る「変わらぬ母校の良さ」
進化したデジタル環境と学習プログラム

創立72周年を迎える同校には、母校出身の教職員がとても多いそうです。今回は同校出身の5人に、自身の在学中の思い出や、時を重ねた母校の変化について語っていただきました。

インタビューを受ける矢内先生の写真です。矢内真理子先生
(養護教諭)
2006年卒業。「中高6年間お世話になった母校に恩返しをしたい」との思いから同校に就職。勤続10年目。

――在学中の印象深いエピソードを教えてください。

矢内先生
小6の時に学校説明会に参加したところ、たまたま隣に座っていらしたのが当時学院長だったバーナード・バートン先生(現・理事長)でした。外国の方ですし、私はとても緊張したのですが、先生は終始ニコニコしていらっしゃって。温かみのある学校だなと感じ、入学を決めたんです。

野見先生
アットホームな雰囲気は本校の魅力ですよね。担任や顧問ではない先生からも「部活動を頑張っているね!」と気さくに声をかけていただいた記憶があります。先生は友人とは違いますが、何でも話せる存在でした。

西尾先生
現在も、生徒一人ひとりに向き合おうとする先生が多いですね。それは本校の出身者か否かにかかわらずです。本校では毎朝礼拝があり、そこで教員が聖書を引用しながら自身の体験談などを話すのですが、在校当時は、先生がそこまで率直に話してくださるのかと衝撃的でした。それが先生に対する信頼感につながっていたような気がします。

伊藤先生
先生も喜びや悲しみをもつひとりの人間であることを、生徒も理解していくんですよね。だからこそ、自分のどんな感情に対しても、先生はきっと共感してくれるという安心感が私の中にありました。

西さん
私の印象に残っているのは「祈っているよ」という言葉です。ミッションスクールである本校ではよく使われるのですが、私自身はクリスチャンではなかったため、中学に入るまで聞いたことがありませんでした。初めて友人からその言葉をかけてもらった時、驚きつつも心強かったことを覚えています。「応援している」でも「頑張って」でもなく、私のために祈ってくれていることに感動しました。

インタビューを受ける西さんの写真です。西 真穂さん
(事務職員)
2013年卒業。中高時代の恩師のアドバイスで事務職員に。卒業生として広報活動にあたる。勤続6年目。

――ご自身の在学当時と、母校が変化した部分を教えてください。

野見先生
デジタル学習の面は大きく進化しました。私の在学当時にもパソコン室があり、先進的だと思っていましたが、今では中学生がChromebookを、高校生がiPadを一人1台ずつ所有しています。また、体育館も含めて全館冷暖房完備となり、学びに集中できる環境が整っています。

西さん
私がもっとも大きな変化だと感じるのはTAP(玉聖アクティブプログラム)です。もともと本校は自由選択制の体験学習が豊富で、私も高校時代にアメリカ英語研修や弁論大会に参加していました。そうした多種多様な課外プログラムをまとめ、TAPとして2016年にシステム化しました。今では生徒所有のiPadに体験学習の告知が届くので、「参加したかったのに知らなかった」というような機会損失を防げるようになりました。

矢内先生
TAPのひとつに農業体験があります。近隣の農園にご協力いただき、種まきから収穫までを生徒の手で行います。都心の学校でありながら自然に触れる機会があるのは素晴らしいことです。私も引率で同行しますが、生きるために必要な「食」について生徒とともに考える時間をもてるのは貴重な経験だと思っています。

インタビューを受ける伊藤先生の写真です。伊藤友佳子先生
(社会科)
2009年卒業。NPO法人で貧困家庭児童の学習支援を担当した経験をもつ。手話賛美同好会顧問。勤続4年目。

伊藤先生
授業内容もますます充実しています。高2社会科の選択科目「国際教養」では、国際的な社会問題について学びます。イラク戦争後に現地で人道支援を行ったジャーナリストの方や、環境問題に取り組む衣料メーカーの方から直接お話を聞けるため、生徒の視野が大きく広がる機会となります。私の在校していた当時にはなかったカリキュラムなので、今の生徒たちがうらやましいです。

西尾先生
私は逆に、時を経ても変わらない本校の良さにも注目したいと思います。国語科には「国語総合」という授業があります。私が中学生だった頃は、電話のかけ方、手紙の書き方、敬語の使い方などが網羅された分厚いファイルが配られ、中1からコミュニケーションについて深く学びました。現在の「国語総合」はさらに発展し、演劇の手法を用いて相手の気持ちに寄り添うことを学んだり、高校では歌舞伎俳優の方から立ち居振る舞いについて学んだりもします。内容は進化していますが、相手と良好なコミュニケーションをとるための多種多様な手法が学べる点は、昔から変わらない本校の特長ではないでしょうか。

インタビューを受ける西尾先生の写真です。西尾美穂先生
(国語科)
2011年卒業。同校で働く先生たちを見てその姿に憧れ、自身も教員に。ダンス部顧問。勤続8年目。

――玉川聖学院をめざす人たちへメッセージをお願いします。

伊藤先生
本校は“出会い”が多い学校です。先生との出会い、友人との出会い、多様な体験との出会い。そんな出会いをきっかけに、自分自身を見つけていくことができる学校です。

西尾先生
どんな生徒でも、必ず輝く一面をもっているもの。そこにスポットライトが当たるように見守り、アドバイスができる教員でありたいと思います。

西さん
本校では生徒たちに「あなたはかけがえのない存在です」というメッセージを日々伝えています。だからこそ、自分のことも、異なる個性をもつ周りの友人のことも、大切にできる人になっていくのです。ありのままの自分が受け入れてもらえる安心感の中で、勉強や行事をはじめ、さまざまなことに挑戦してください!

インタビューを受ける野見先生の写真です。野見侑里乃先生
(保健体育科)
2008年卒業。中学時代からの新体操の経験を活かし、新体操部でも指導にあたる。勤続5年目。

野見先生
異性の目を気にせずに、自由に自己表現ができるという、女子校ならではの良さもあります。終礼では、生徒が一人ずつ自らの体験談を話す時間があり、お互いの考えや意外な一面を知ることができます。深い人間関係を築ける6年間になるはずです。

矢内先生
勉強だけなら一人でもできますが、学校はコミュニケーションを学ぶところ。本校は何よりも人と人とのつながりや温かさにあふれています。学校説明会に来ていただければ、きっとその部分を感じていただけるでしょう。皆さんとの出会いを楽しみにしています!

進学通信 2023年1月号
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