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私立中高進学通信

2023年1月号

Students' Chat Spot

宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校

『宝仙祭』に向けて、心をひとつに

2022年10月22日(土)・23日(日)の2日間にわたって開催された同校の文化祭『宝仙祭』。一般公開での実施は3年ぶりとなります。運営や企画を担当した宝仙祭執行部の4人に話を聞きました。

2年生で委員長をしているFさんの写真です。
Fさん(高2/委員長)

将来の目標は、薬剤師や臨床検査技師のような医療従事者になることです。部活動は吹奏楽部で、ホルン担当です。

2年生で幹部をしているIさんの写真です。
Iさん(高2/幹部)

学校の先生になって子どもたちの夢を応援することが、小学生の頃からの目標です。バスケ部に入っています。

1年生でステージ担当のSさんの写真です。
Sさん(高1/ステージ担当)

化粧品を開発する研究者をめざしています。軽音楽部に入っていて、『宝仙祭』の公演ではキーボードを担当しました。

1年生で警備担当のTさんの写真です。
Tさん(高1/警備担当)

国連のスタッフになって、飢餓や紛争といった諸問題の解決に貢献したいと思っています。部活動は弓道部です。

執行部の委員長や幹部などに
立候補した理由は?

Fさん
2022年度『宝仙祭』の執行部のメンバーは約40人です。私は中2の時から執行部の一員でした。私と同じように中学から執行部の仕事を続けている生徒は大勢います。
執行部のメンバーは、全体企画や生徒企画といった企画ごとに4つの部門に分かれ、『幹部』と呼ばれるリーダーのもとでそれぞれの役割を果たします。その幹部の意見をまとめ上げるのが委員長です。私は今までの委員長の活躍を見てきて、自分もこの任に就きたいと思っていました。
高3になると大学受験に向けて勉強に専念するため、高2が『宝仙祭』を楽しめる最後の学年となります。それだけに委員長はやりがいのある仕事だと感じて立候補しました。

Iさん
僕が中3と高1の時はコロナ禍で『宝仙祭』が制限され、保護者の方々や受験生をお招きできませんでしたが、2022年度は3年ぶりに一般公開となったのです。みんなが待ちに待ったこの行事に携わりたくて、高2になって初めて執行部の一員になり、幹部に立候補しました。
今年度の『宝仙祭』のテーマは『HOSEN-SATION!!』です。校名の「宝仙」と、「大評判」を意味する英単語の「sensation」をかけ合わせています。「大勢の人たちの話題になるような、にぎわいのある、本校らしい文化祭にしたい」という気持ちを込めて僕が考案しました。

Sさん
私は陰で『宝仙祭』を支えたくて、中2の時から執行部の仕事をしています。今年度の『宝仙祭』ではステージ担当を務めました。体育館のステージでは、ダンス部や私が所属する軽音楽部などが発表を行います。
また、今年度は『HGT(Hosen's Got Talent)』というイベントをステージで開催しました。これはアメリカで人気のオーディション番組「AGT(America's Got Talent)」をオマージュした企画です。ダンスやピアノ、バイオリンなど、自分の特技を生徒が披露します。私はステージ担当として参加者に指示を出したり、観客席の電気を消したり、幕の上げ下げをしたりしました。

Tさん
僕もSさんと同じく中1から執行部の一員でした。この学校を代表する『宝仙祭』という大きな行事を一から創り上げたい。そう思って執行部に入ったのです。
僕が中1の時はコロナ禍の前だったので、制限なしの『宝仙祭』を開催できました。本気でその準備や企画、運営に取り組み、本番が終わった後に大きな達成感を味わえた経験から、執行部の仕事をずっと続けています。
僕は今年度、警備を担当しました。『宝仙祭』に向けて準備を進める教室などを点検し、コロナ対策として換気ができているかなどをチェックしました。また、開催中は、トラブルが起きていないか会場を巡回しました。

2㎝×2㎝の紙を貼り合わせてつくり上げた7m×8mの大きさのモザイクアートの写真です。

「2㎝×2㎝の紙を貼り合わせてつくり上げた7m×8mの大きさのモザイクアートです」

2022年度の
『宝仙祭』の見どころは?
2年生がつくったジェットコースター写真です。「高2生がつくったジェットコースター!安全性にも配慮して完成させました」

Fさん
高2生がクラスの垣根を越えて企画したジェットコースターとお化け屋敷です。ジェットコースターは人が乗れるトロッコを作り、木製のコースの上を走らせました。

Iさん
僕は幹部の仕事だけでなく、このジェットコースターづくりにも打ち込みました。ネットにアップされていた木製の小型ジェットコースターの設計図をもとに、クラスの仲間たちと力を合わせて完成させました。本校では初めての試みです。トロッコに使用した木材は材木屋さんから購入しましたが、コースに使った木材は余った木材を無料で譲っていただきました。この企画は人気を集め、順番を待つ人たちで行列になりました。特に中学生や受験生が大喜びしていましたね。職員室の先生方にも評判だったそうです。
僕が幹部として携わった生徒全員による全体企画も見どころです。小さな色紙を貼って創り上げるモザイクアートや、校舎と校舎の間にワイヤーを通し、そこに8色のビニール傘をくくりつけて、傘が宙に浮いているように見せるアンブレラスカイなどです。

Sさん
私たち高1生が『ショータイム』をテーマにして体育館で行った演劇です。大ヒットしたアニメやドラマ、また、絵本の『100万回生きたねこ』などを作品化して発表しました。

Tさん
僕とSさんは同じクラスで『ピーターパン』を上演しました。Sさんはダーリング家の長女ウェンディを、僕は海賊の1人を演じました。あと僕は照明係も務めました。

『宝仙祭』によって
学んだことや成長したと思えることは?

Fさん
『宝仙祭』の成功に向けて、生徒が心をひとつにするなかで、中1から高2までの大勢の生徒たちと絆を築けたことです。また、理事長先生や校長先生など大勢の人たちを前にしても、自信をもって話ができるようになりました。

Iさん
僕はバスケ部に所属しているので、その練習もあります。予習や復習もしなければなりません。こうした忙しい日々の中で、スケジュールを立てながら『宝仙祭』の準備にあたったことで、わずかな時間でも有効に使う管理能力を養うことができました。

Sさん
その時々に応じて柔軟に判断する力が身についた気がします。たとえば、私はステージイベントを観るためのチケットを間違えて別の人に渡すという失敗をしてしまったのですが、慌てずに先輩に相談して事なきを得ました。また、次からはタブレット上でチェックを重ねたうえで正確に渡せるようなしくみを考えました。

Tさん
僕は弓道部で部長を務めています。部員をまとめるうえで、師範から『多くのことを一人で抱え込まないように』というアドバイスをいただいています。今年度の執行部は例年より人数が多かったため、僕は師範の言葉を強く意識して、ほかのメンバーに仕事を割り振るように努めました。その結果、多くの人たちに『宝仙祭』を心から楽しんでもらえ、執行部の仲間たちや先輩方と達成感を分かち合うことができました。

進学通信 2023年1月号
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