Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2023年1月号

今こそ実感!大学附属校・付属校 ここが好き

獨協埼玉中学校

系列校ならではの中高大連携プログラムで
医大進学をサポート

2022年10月に行われた第2回『いがくへのいざない』オンライン講義の様子の写真です。

2022年10月に行われた第2回『いがくへのいざない』オンライン講義の様子。
獨協医科大学とズームでつなぎ、大学教授によるオンラインの講義が実施されました。

獨協医科大学への
系列校推薦枠を確保

『自ら考え判断することのできる若者を育てる』を教育理念に、手厚い教育を実践している同校。獨協大学・獨協医科大学という2つの大学の系列校であり、獨協大学へは規定の成績を収めていれば内部進学が可能です。内部推薦を受けずに他大学を受験する生徒は約8割と多く、2022年春の大学入試では、国公立大学に11名、早慶上理に27名、GMARCHに172名が合格しています。

 医学部への合格者を毎年輩出しているのも、同校の特徴です。2022年春は、系列の獨協医科大学をはじめ、医学部医学科に8名が合格。医療分野を希望する生徒は、年々増えているそうです。

 それを後押しするように、今春の進学者から、獨協医科大学医学部への系列校推薦枠が設けられました。同校と獨協中学校・高等学校(東京都文京区)と併せて、10名が内部推薦で進学することができます。そして一昨年度から、医療分野をめざす生徒をサポートするため、獨協医科大学との連携プログラム『DMG(獨協医科大学中高大連携プログラム)』もスタートしています。参加できるのは、中3から高3まで。医学部志望者だけでなく、看護・薬学・歯学・医療技術に興味のある生徒も対象としています。

 2022年7月には、『DMG』のプログラムとして、第1回『いがくへのいざない』と称して、希望者による獨協医科大学見学会が行われました。過去に実施した内容としては、大学内の施設を見学するほか、同校OBによる講演も実施。以前は医療ロボットが心膜を切除するシーンなどの医療行為を動画で視聴することもありました。系列校ならではという貴重な体験をすることができています。

研究者の講義で
病理学の世界に触れる

 今回は、2022年10月に行われた第2回『いがくへのいざない』を取材しました。獨協医科大学病理学教授の矢澤卓也先生によるオンライン講義を、中3から高3までの生徒約30名が受講しました。講義では矢澤先生が、医学の道を志したきっかけやこれまでのキャリア、病理学や臨床診断、最新のがん治療の実態などについて話されました。受講後の振り返りでは「臨床医以外の職業も調べてみたい」「医学部のカリキュラムを具体的に知りたい」など、生徒たちが医療の仕事にますます興味を高めた様子が見られました。

「医療分野に進路を決めている生徒だけでなく、興味をもつ生徒にも大学と連携した学びの場を設けることで、キャリア形成のサポートをしていこうと考えています」(進路指導部主任/小田島啓司先生)

 生徒たちの医療分野への関心は男女を問わず高く、今回の講座の参加者の半数は女子生徒でした。

「獨協医科大学には、現在も本校の卒業生が数名在籍しています。今年7月の見学会では本校卒業生の男性が講演をしたのですが、振り返りのアンケートでは『女性の先輩の話が聞きたかった』という感想文も寄せられるなど、女子生徒の熱意の高さを感じます」

 同校では、獨協医科大学との連携プログラムだけでなく、多彩な進路をサポートしています。

「説明会に足をお運びいただき、獨協埼玉の魅力を感じてもらえたらと思います。首都圏の受験生に受験しやすい日程を組んでいますので、選択の幅を広げてぜひ本校まで足を延ばしてほしいですね」

ノートパソコンの画面に病理学についての資料が写し出されている写真です。10月の『いがくへのいざない』は、病理学について、詳しく知る機会となりました。
病理学医でもある矢澤卓也先生のお話を真剣に聞き入る生徒たちの写真です。病理学医でもある矢澤卓也先生のお話を真剣に聞き入る生徒たち。メモを取る生徒も多数いました。
敷地内から飛び立つドクターヘリを参加者が見ている様子を撮影した写真です。2022年7月には第1回『いがくへのいざない』として、獨協医科大学での見学会を実施。災害医療についての講義があり、敷地内から飛び立つドクターヘリを見ることができました(写真は以前の見学会の様子)。
見学会での様子を撮影した写真です。見学会では同校OBによる講義のほか、さまざまな体験授業が行われました(写真は以前の見学会の様子)。
生徒インタビュー
『いがくへのいざない』に参加した中3生に聞いてみました
医学に関する講義を受けられて
とてもプラスになっています
インタビューに答えるNさんの写真です。Nさん
中3・医学部志望

 看護師の母から医療現場の話をよく聞いており、私自身も将来は医療を通じて社会に貢献していきたいと思っています。より詳しく医療の世界について知ることが刺激になると考え、プログラムを受講しました。獨協医科大学の見学会では、実際に入学をするにあたって、準備しておくべきことなども聴くことができ、とても勉強になりました。

 今回の講義では、病理に関する専門的で興味深いお話を聴き、進路を考えるうえで参考にしたいと思います。講義では、臨床と研究の両立について「どちらかが波に乗ったら、もう片方も結果がついてくる」というお話を聴き、私もそれに倣って部活動のテニス部と学習を頑張って両立させ、双方で結果を出したいと思います。


医学以外の道をめざす人も
貴重な体験ができます
インタビューに答えるFさんの写真です。Fさん
中3・理系大学志望

 小さい頃から卵のアレルギーがあり、病院にはよくお世話になっていたので、医療の世界に興味があって受講しました。医学の道に進むにしても、それ以外の道をめざすにしても、ためになるお話が聴けたので、これからの自分に活かしていきたいです。学校では社会人の方々から話を聞く機会が多く、先日はユニクロ春日部店の方がいらして、学校祭で難民に寄付する古着を集めるプロジェクトを実施しました。

 この学校は、生徒と先生の関係性が近く、先生も生徒も行事に真剣に取り組んでいます。理系志望なので高校になると学習が難しくなると思いますが、所属するラグビー部での活動や行事とも両立して、努力を続けていきたいです。

先生インタビュー
内部推薦枠で獨協医科大学へ進学するには
インタビューに答える進路指導部主任 田島啓司先生の写真です。進路指導部主任
小田島啓司先生

 獨協医科大学へ内部推薦枠で進学するには、まず、全教科の評定平均値と、英・数・理の3教科それぞれの評定値において、定めた基準をクリアすることが必要ですので、定期テストで好成績をキープすることが条件となります。そのうえで、系列校の推薦入試を受験する資格が得られます。そのため、中学時から英語・数学で取りこぼしがないようにしておくことが大事です。

 また、国語も大事です。意外に思われるかもしれませんが、医学や看護の仕事で必要なのは、言葉でのコミュニケーション能力です。獨協医科大学で例年求められている小論文の問題でも、まずは国語力が必要とされます。

 言うまでもなく医学部はその先に国家試験がありますので、大学での学びについていける実力が必要です。入学後の勉学も厳しいものになると意識して、中高からしっかり学んでほしいですね。

(この記事は『私立中高進学通信2023年1月号』に掲載しました。)

獨協埼玉中学校  

〒343-0037 埼玉県越谷市恩間新田寺前316
TEL:048-977-5441

進学通信掲載情報

進学通信 2023年1月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ