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私立中高進学通信

2023年1月号

卒業生が語る私の成長Story

西武台新座中学校

自分の弱さと向き合い成長した6年間
恩師とは酒を酌み交わす関係に!

簡牛さんの写真です。

立正大学 3年生
簡牛 かんぎゅう   元基 げんき さん

中学からラグビーに取り組み、高1のときに埼玉県選抜に選出、高3のときは部のキャプテンとして活躍。
部活動を通して「継続」の大切さを学んだといいます。

同校では、担任を中心に学年の教職員がチームとなることで、一人ひとりの個性や成長段階を見極め、しっかりと力を伸ばしていける手厚い教育体制を構築しています。先生方に見守られ、健やかに成長した卒業生の簡牛元基さんにお話を聞きました。

部活動を通して、
自分の弱さと向き合った中学時代
インタビューを受けるさんの写真です。まっすぐで飾らない人柄が持ち味の簡牛さん。中高時代の悩みや、自分の弱い部分も包み隠さず語ってくれました。

 2011年の設立当初から特色ある教育を開発・実践し、時代の要請に応える学校として評価を高めてきた同校。一人ひとりに目の行き届いた手厚い教育体制にも期待を寄せたお母様の勧めで、同校へ足を運んだ簡牛さんは、居心地の良さを感じ入学を決めたと言います。

「勉強はあまり得意ではなかったのですが、楽しく学べるように工夫された授業が多く、グループワーク中心の授業や、『S(Seibudai)タイム』という20分の朝学習などが印象的でした」

 体を動かすことが好きだった簡牛さんは、顧問の河野先生に誘われてラグビー部に入部。そこから中高6年間ラグビーに打ち込み、部活動を通して成長のきっかけとなる経験を積み重ねていった青春時代を振り返ります。

「先輩たちに目をかけてもらい、ラグビーを心から楽しんでいたのですが、部活動に打ち込みすぎるあまり学校生活に余裕がなくなってしまい、部活動を辞めようと悩んでいた時期がありました。部活動での自分の立ち位置や先輩とのかかわり方に悩むようになり、苦しくなってしまったんです」

 そんな悩みを顧問の河野先生に相談したところ、先生は2人きりのグラウンドで何度もじっくり話を聞いてくれたそうです。このときのことを河野先生は「簡牛くんが無理なく部活動を続けるにはどうしたらいいかを一緒に考え、多くのことを語り合いました」と話します。河野先生のアドバイスもあり、部活動を続ける決断をした簡牛さん。

「中学時代の自分は、嫌なことがあると逃げてしまう弱い部分もありましたが、部活動を辞めようと悩んだ時期があったからこそ、自分の弱さと向き合うことができ、それからはどんどん良い方向に変わっていったと思います」

 気持ちを新たに部活動に取り組むようになった簡牛さん。中3からは試合出場の機会が増え、ますますラグビーに打ち込むようになり、学校生活を心から楽しめるようになっていったそうです。

大きく成長できた
キャプテン経験

 高3になると、簡牛さんはラグビー部のキャプテンに 抜擢 ばってき されます。河野先生は「ほかにキャプテンとして申し分のない部員が2人いましたが、彼らには副キャプテンになってもらいました。あえて簡牛くんを推薦したのは、彼がキャプテンとして成長していく過程こそが、単に強いだけではない本校らしいチームづくりにつながると考えたからです」と言います。その思いに応えるように、簡牛さん自身も、成長を実感しながらキャプテンとしての役割を務めていたそうです。

「それまでは自分のプレーにばかり集中し、ラグビーを楽しむことしか考えていませんでしたが、キャプテンになってからは『良いチームにしたい』という思いが強くなり、チームメートや後輩に対する言葉がけが増えていきました。強いチームを作るには、技術を磨いていく個々の取り組みも必要ですが、メンバーが心から『楽しい』と思えることも大切です。そのためにはコミュニケーションが欠かせません。相手の立場になって考えたり、伝え方や言い方を工夫したり……。キャプテンとして後輩とかかわる中で、コミュニケーションの大切さを実感するとともに、人と対話する力も身についていきました」

母親の気持ちにも寄り添い
悩んだ末の進路選択

 部活動を通してコミュニケーションを意識するようになると、さまざまな場面で、簡牛さんの成長につながる新たな気づきがありました。

「高3は部活動が楽しくて仕方がない時期だったので、進路についても『ラグビーができる大学に行ければいい』という浅い考えしかもっていませんでした。一方で母からは、将来をもっと長期的に見据えて、進路をよく考えるべきだと言われて『自分の気持ちをわかってくれない』と反発してしまい、悩んでいました。先生に相談すると、きちんと対話をすることが大事だとアドバイスされ、自分の考えを話し、母の話にもきちんと耳を傾けてみたんです。そうすると、母が私の気持ちや意見も受け入れたうえで、本当に将来のことを考えて話してくれていることが理解できました」

 気持ちを切り替え、進路を選択した簡牛さん。大学入学後はコロナ禍の影響でオンライン授業が続きましたが、「スポーツに関連する職業に就きたい」という将来を見据え、順調に単位を履修していきました。現在大学3年生。残り少ない学生生活を経て、社会人になる意気込みを次のように話してくれました。

「社会に出ると、理不尽に感じることも増えてくると思います。何も言わずに不満をため込んだり、相手を理解しようとせずに反発したりするのではなく、勇気を出してきちんと自分の意見を伝え、納得したうえで仕事に取り組んでいけるような大人になりたいですね」

恩師からの応援メッセージ
自分と戦いながら
挑戦する勇気を身につけていった
ラグビー部顧問として、中高6年間さまざまな場面で簡牛さんに寄り添ってきた河野芳人先生と簡牛が写っている写真です。ラグビー部顧問として、中高6年間さまざまな場面で簡牛さんに寄り添ってきた河野芳人先生と。

 まっすぐな人柄が持ち味で、人懐っこいところもあるのでチームメートに好かれ、後輩からも慕われる存在でした。一方で、臆病なところや一人で考え込んでしまう面もありました。それが、ラグビー部での活動を通して徐々に自分の弱さを克服していき、自立心が芽生えるとともに挑戦する勇気も身につけていったように感じます。簡牛くんには、卒業生コーチとしてラグビー部の活動を手伝ってもらうなど、今でも交流が続いています。時には一緒にお酒を飲みながらいろいろな話もしますが、発言やコーチとして後輩に接する態度を見ていると、その成長ぶりに感心するばかりです。

(この記事は『私立中高進学通信2023年1月号』に掲載しました。)

西武台新座中学校  

〒352-8508 埼玉県新座市中野2-9-1
TEL:048-424-5781

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