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私立中高進学通信

2023年11月号

自慢の学校行事みてください!

玉川聖学院中等部

体育祭のフィナーレを飾る
高3全員の創作ダンス

4月27日、保護者の皆さんに見守られながら、国立代々木競技場第一体育館で開催された玉川聖学院体育祭。
なかでも感動的だったのは、高3生による創作ダンス。命の躍動が感じられる素晴らしさでした。

「信仰・希望・愛」をスクールモットーに掲げる、プロテスタントのミッションスクールである同校。体育祭で披露される高3生全員の創作ダンスは、50年以上の伝統を誇る名物種目です。高2の後期から半年ほど時間をかけ、振付も選曲も衣装もオリジナルで創ります。ダンス委員の高3生に伺いました。

「今年の創作ダンスのテーマは『大切な時間(もの)~ミヒャエル・エンデ〈モモ〉より~』です。新型コロナがまん延し始めたのは2020年、私たちが中2を終えようとしていた時期でした。そこからコロナ禍の生活が始まり、緊急事態宣言以降は学校に登校できず、解除されてからもさまざまな制限を強いられながら学校生活を送ってきました。大切な時間が失われ、中止となった学校行事も少なくありません。そんな時間を過ごしてきたからこそ、生きていくこれからの時間を大切にしていきたいと思い、ダンス委員で話し合ってこのテーマを選びました」(ダンス委員・委員長/Fさん)

『モモ』の世界観を演出するために手作りした衣装が、今年のダンスのこだわりポイントです。

「伝統ある玉川聖学院の高3ダンスで初となる、着脱可能な衣装を制作しました。人間から時間を取り上げる “時間どろぼう”が登場する場面では、腰に巻いていたグレーのスカートを外し、上に掲げて疾走することで、どろぼう一味がやってきたことを表現してみました。衣装の工夫で、動きの幅も表現も広がったと思います」(副委員長/Tさん)

 今年の高3生は145人。全員練習には苦労もあったと話します。

「16人のダンス委員が中心となって、体育の授業などを使って練習を重ねました。ほとんどのダンス委員は、ダンス部やチアリーディング部に所属しているのでダンス慣れしていますが、学年全員でのダンスとなると、なかにはダンスが苦手な人もいますし、振り付けをなかなか覚えられない人もいます。ダンス初心者でも覚えられるようにシンプルな振り付けにしつつ、団体で踊った時にマスゲームにならず、創作ダンスとして見栄えするような動きを考えました」(副委員長/Aさん)

 これまでに信頼関係をしっかりと紡いできた最高学年のチームワークが、ダンスにも反映されました。

「私たちの学年は、ダンス委員に協力的でみんなに助けられました。実を言うと、仕上がったのは本番ギリギリ。そのためダンスが終わった瞬間は、達成感や寂しさもありましたが、ホッとした気持ちも強かったです」(Fさん)

 主体的にアイデアを出し合い、自主的に練習を繰り返してつくりあげた高3生全員の創作ダンス。彼女たちの頑張りに、大きな拍手が送られました。

高3生全員で美しい陣形を作り、会場に集まった保護者や後輩から称賛の声が上がりました。

グレーのスカートを着脱し、物語のシーンを表現。
ドラマチックな演出が好評でした。

ダンスを終えてホッと一息つく高3生たち。
この日のことは、彼女たちの胸に一生の思い出として残るに違いありません。

ダンス委員 委員長/Fさん(ダンス部 副部長)ダンス委員 委員長/Fさん(ダンス部 副部長)

 リーダーの経験があまりなかったので最初は戸惑いましたが、みんなを引っ張っていくには話し方や伝え方に工夫が必要だとわかり、勉強になりました。


副委員長/Aさん(ダンス部 副部長)副委員長/Aさん(ダンス部 副部長)

 副委員長として、ダンスが苦手など配慮が必要な人へのケアを心がけました。擬音なども使って、どうしたら振り付けが覚えやすくなるか工夫しました。


副委員長/Tさん(チアリーディング部 部長)副委員長/Tさん(チアリーディング部 部長)

 振り付けを教える係でもありましたが、伝えることの難しさを実感しました。質問しやすい環境づくりも大切だと気づきました。


保健体育科・ダンス部副顧問/藤原麻衣子先生保健体育科・ダンス部副顧問/藤原麻衣子先生

 コロナ禍だったため、顔を合わせてのミーティングが少なく、本番直前まで陣形を変えるなど試行錯誤を繰り返しました。生徒たちの自主性と団結力が実を結んだと思います。

進学通信 2023年11月号
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