私立中高進学通信
2025年1月号
保護者の私学ライフ
実践女子学園中学校
文化祭やイルミネーションの設置で
学校を盛り上げる父親の会

「自分たちが楽しくて父親の会の活動をしています」
JJFATHERSメンバーの皆さん。お揃いのTシャツで。
学校と生徒のために貢献しようと発足した父親の会「JJFATHERS」は、ときわ祭(文化祭)やイルミネーションの設置などに大活躍。活動がご自身の楽しみにもつながっているそうです。
父親たちが、学校と生徒に寄与する活動を行う
――お父様方が組織する「JJFATHERS」とはどのような会ですか?

永井さん
学校と生徒のためになる活動を目的に、2012年に発足した有志の会で、現在は約140名の会員がいます。在校生の父親と卒業生の父親が半々です。父親が年頃の娘とどう接したらよいか、一人ではなかなか解決できないので、父親同士が交流して話し合える場をつくる意図もあったと聞いています。毎月定例会を行って情報交換をしながら親睦を深めつつ、ときわ祭(文化祭)では焼きそばの模擬店を運営するほか、バルーンアートとマジックショーを開催します。また、11月から3月まで校内の小径を照らすイルミネーションの設置から撤収までを担当します。

飯山さん
定例会でバルーンアートの技術を磨き、ときわ祭の来場者にプレゼントしています。
神宮司さん
マジックショーでは、プロ並みのテクニックをもつ本校の先生に指導を受けて、カードマジックなどを披露します。
内海さん
焼きそばの模擬店は、開店前から行列ができるほど好評で、お昼過ぎには完売します。
永井さん
去年から山崎製パンさんとのコラボで、生徒さんが味とパッケージを考案した『ランチパック』が商品化されたので、その販売もしました。
神宮司さん
文化祭では、焼きそばなどの決済をPayPayでも可能にしました。見なし法人(法人格のない企業体)としては全国初の導入例です。
吉川さん
イルミネーションは、冬場の夕方に暗くなる小径を彩ろうという配慮から始まったもので、JJFATHERSのメンバーがボランティアで設置します。数年前から生徒さんの提案で点灯式を行うようになりました。
――JJFATHERSの活動にはどのような思いで参加されていますか?

細野さん
メンバーにはさまざまな業種の方がいますが、年齢や立場を超えて交流でき、とても楽しいです。いろいろな意見を聴くことができて勉強にもなります。
永井さん
毎月の定例会後にある “飲みニケーション”も楽しいので、長年続ける人が多いのかもしれません。

吉川さん
学校に来る機会が増え、学校での娘の様子を見られることがうれしいです。友達といる時の、家では見せない顔を目にするのは新鮮です。
飯山さん
学校を娘が過ごしやすい場にしたいという思いで入会しましたが、今では自分が楽しくて積極的に活動しています。友人も増えましたし、ゴルフなどの活動をするのも喜びです。
内海さん
娘にとって最も身近な応援団になろうという思いで参加しています。生徒さんたちの成長に助力できることがうれしいです。
神宮司さん
娘が入学してすぐこの会に入りましたが、皆さんの熱い思いに驚きました。娘のことをいろいろ相談できる人ができたのも心強いです。
面倒見が良く、生徒同士のつながりが強い学校
――お子さんの成長ぶりを踏まえて、この学校の良さをどのように感じていますか?

神宮司さん
娘が毎日喜々として学校に通っていることが、とてもうれしいです。娘も話の合う友達ができてうれしいと話しています。受験を経て入学してきた連帯感があって、趣味の近い生徒さんも多いようです。サマーキャンプの実施など、語学教育が充実しているところもありがたいと思います。

内海さん
渋谷という繁華街に近い割に落ち着いていて、良い雰囲気の立地がいいですね。交通の便が良く、生徒さんが広い範囲から通っているせいか、娘の交友関係が広がりました。また、日本文化をはじめ、日本人が古くから培ってきた教養に触れる授業が多いのも良い点だと思います。そうした学びを将来活かせるようになってほしいと願っています。娘は現在中2で、朝早く自分で起きて、楽しく学校に通っています。入学して1年あまりですが、随分成長したように感じます。
飯山さん
先生方の面倒見が良いと感じています。娘は朝が苦手で、親が諭してもなかなか聞いてくれなかったのですが、先生には頻繁に連絡をいただくなど、根気よくご指導いただいたおかげで改善されました。生活習慣に至るまで家庭と連携してこんなにも親身になってくださるんだと、心から感謝しました。良い先生方に恵まれて、娘はこれからもっと成長していくのだろうと期待しています。
吉川さん
生徒の意見を大事にしてくださる学校だと感じます。例年、イルミネーションを設置した後に点灯式をするようになったのも、もともとは生徒さんの側から「ぜひやりたい」という申し出があったからです。また、ときわ祭でのクラスの出し物や模擬店で扱う食品などが、生徒さんからの意見で増えた事例もあります。生徒さんの自主性を重視して、出た意見を尊重してくださっている表れなのでしょう。そのせいか、総じて生徒さんの自主性が育まれていると思います。うちの娘も、自分の意見をはっきり言えるようになってきたと感じます。
永井さん
私も面倒見の良い学校だと思います。娘が入学したのはコロナ禍で学校に通えない時期でした。学校も突然のことで当初はなかなか対策が難しかったようですが、すぐに通常に近い授業ができるように対応してくださいました。それに、日本の伝統的な文化を授業で習うことができるのは、ほかの学校ではなかなかないことだと感謝しています。以前の娘は私と学校で出会うと避けていましたが、今では声をかけてくれるようになりました。
細野さん
長女はこの学校を卒業して2年半になりますが、在校時の友達とは今もつながりがあって連絡を取り合ったり、部活動のメンバーで集まったりしています。それぞれ進路は違っても、同年代の友人とお互いの近況を情報交換できるのは貴重なことですね。同じ学びや悩みを分かち合ってきた仲間なので、言葉を交わさなくても理解し合えるようです。それほど友達同士のつながりが強いのは、この学校で6年間を共に過ごしたところが大きいのでしょうね。
JJFATHERSの活動


(この記事は『私立中高進学通信2025年1月号』に掲載しました。)
実践女子学園中学校
〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771
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