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私立中高進学通信

2023年4月号特集

中学受験の選択~男女別学の意義~

実践女子学園中学校

女子校のすべてがキャリア教育に
高等学校教頭 城 礼子先生高等学校教頭
城 礼子先生

――貴校が「女子校」である理由とは何でしょう。

 私たちは女子校について「女子ならではの教育ができるから女子校である」と考えています。特に自信を持っているのがキャリア教育の部分です。少し上のお姉さんの姿を見て、「ああなりたい」「なれるだろうか」と、期待と不安を抱きながらも成長できるからです。本校のオリジナル授業である『未来デザイン』や、社会で活躍する卒業生を招いて行うキャリアイベント、隣接する実践女子大学との連携授業なども含めて、女子校での生活すべてがキャリア教育になっていることを実感しています。

――実践女子の校風について教えてください。

 大規模校ではありますが、あたたかい校風であること。豊かな環境で丁寧に毎日を過ごすことで、人を信頼し、また信頼される生徒が多いと思います。教師との距離も近いですし、総じてとても人懐っこいです。がむしゃらに前に出ていくというより、任されたことは最後まできちんと、責任と思いやりを持って取り組む姿勢が見られます。

――卒業生との距離も近いと伺っています。

「母校のために何かできることはありませんか?」などといって、学校見学会などの折に、6年間の思い出や、社会で認められた喜びを語ってくれる卒業生が大勢います。教育方針である『堅実にして質素・しかも品格のある女性の育成』を、言語化することは難しいですが、すべての教育プログラムに反映されているからこそ、時代は違えども、社会で実力を発揮し、職場で求められる人材に育っていくのだと確信しています。

Column
生徒広報チーム『JJblossom』の想いとは
横浜薬科大学へ進学する H・Wさん横浜薬科大学へ進学する
H・Wさん

 受験生に向けて実践女子学園の広報を行う有志団体が『JJblossom』です。高2から2年間メンバーとして活動し、今春大学に進学するH・Wさんにお話を伺いました。
「オープンスクールの際に、受験生を連れて学校案内をしたり、SNS用に“今日はこんな行事がありました”などと、記事を書いていました。受験生を案内するときに心がけていたのは、悩みや相談に真剣にのってあげることです。その子にどうアドバイスをしたら楽しく帰ってくれるだろうか、受験勉強を頑張りとおすことができるだろうかと、自分の経験も交えながら、お話してあげました」
 H・WさんがSNSを介して、学校の日常を発信し続けたのも、大好きな学び舎に、これからもたくさんの人が訪れてほしいという願いからでした。
「実践女子学園には、生徒有志が自発的に集まって取り組む『JJblossom』の広報活動もあれば、私たちの安心・安全な学校生活を見守ってくれる、お父さま方の有志団体『JJFathers』もあります。父と娘が一緒になって学校生活を楽しむことができる、そんなあたたかい女子校である実践女子学園が大好きです!」

『JJFathers』と在校生との交流も

『JJFathers』と在校生との交流も

 建学の精神は『女性が社会を変える、世界を変える』。創立の理念に基づく「3つの柱」(グローバル教育・探究教育・感性表現教育)を通して、平和で平等、持続可能な世界の実現に貢献できる実践力と感性を養っている。

実践女子学園中学校  

〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771

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