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私立中高進学通信

2025年1月号

地域とつながる協働活動

獨協中学校

地域と連携した活動を通じて
実践的な「環境教育」を展開

お話を伺った『緑のネットワーク委員会』の皆さんと顧問を務める塩瀬治先生。

お話を伺った『緑のネットワーク委員会』の皆さんと顧問を務める塩瀬治先生。

獨協では、屋上での野菜栽培やビオトープの設置・管理を通じて地域との連携を深める活動を展開しています。その中心となる「緑のネットワーク委員会」の活動に焦点を当て実際に携わる生徒たちの声を取材しました。

地域の小学校などに
箱ビオトープを設置
箱ビオトープを活用して、環境教育を活発に行っています。箱ビオトープを活用して、環境教育を活発に行っています。

 21世紀も20年代に入り環境問題への関心がますます高まるなか、獨協では教育の柱の一つとして環境教育を積極的に推進しています。その象徴が2006年に設置されたビオトープです。このビオトープは『緑のネットワーク委員会』を中心とする有志の生徒たちによって維持・管理されており、ほかにも屋上菜園での野菜の栽培や、地域と連携した活動を通して、座学にとどまらない、より実践的な学びが展開されています。

 委員会の顧問を務める塩瀬治先生は活動について次のように話します。

「委員会は、生徒たちが学校で学んだ環境に関する知識を社会に還元する『環境ファシリテーター』としての役割も担っています。発足当初は、ゴーヤで緑のカーテンを作る屋上緑化が主な活動でしたが、『環境教育は広く社会で実践されるべき』と考え、もっと地域に貢献できる活動にしようと提案しました。それ以来、生徒が主体的に小学校を訪れて箱ビオトープを設置するなど、多くのアイデアが生まれてきました。
 ビオトープの設置に際しては、本校の屋上にある箱ビオトープと同様のものを小学校や地域の施設にも設置し、設置作業だけでなく管理方法や地域の生態系とのつながりについて、地域の方々と共に考える機会も設けています。箱ビオトープはその後も設置先で観察や学習を目的に自由に使われており、私たちも定期的にメンテナンスを行うようにしています。
 これまでに小学校や重度障がい者施設と連携してビオトープの設置に取り組んできましたが、最近では保育園からも依頼を受けるなど、地域とのつながりがますます広がっています」

伝統野菜を栽培・収穫
作物栽培の可能性を考える

 屋上では、季節ごとにナスやピーマン、トマト、スイカなどの野菜を栽培・収穫し、地域の小学生に向けた収穫体験なども実施しています。さらに『江戸東京野菜』と呼ばれる希少な伝統野菜の栽培にも力を入れており、「生徒たちは、野菜の歴史や食文化、栽培の可能性について調査を行い、学会での発表も行っています。このような活動を通じて、生徒たちは学んだ知識を実際に社会へ還元する楽しさを実感していて、今後も継続的な発展が期待されます」と塩瀬先生は手応えを語ります。

 こうした取り組みは学校と地域のつながりを生み、育むとともに、生徒たちが実践を通じて学びを深める貴重な機会となっています。地域とともに進む学びの中で、生徒たちはいっそう大きな成長を見せてくれることでしょう。

伝統的な固定種を残すために、自分たちで江戸東京野菜を育て、研究する活動にも取り組んでいます。

収穫の時期になると、地域の小学生たちを招いて収穫を体験してもらったり、近隣の方々に収穫した作物をおすそ分けしたりすることもあります。収穫の時期になると、地域の小学生たちを招いて収穫を体験してもらったり、近隣の方々に収穫した作物をおすそ分けしたりすることもあります。
作物の栽培はただ育てるだけではなく、日当たりや水まきを調整して発育の違いを調べるなど実験も兼ねています。作物の栽培はただ育てるだけではなく、日当たりや水まきを調整して発育の違いを調べるなど実験も兼ねています。
『緑のネットワーク委員会』に所属する4人に聞きました

田中大翔さん(委員長/高2)

Nさん(部長/高2)

 委員長として農業や環境に関する研究を発表し、専門的な意見交換を行うなかで成長を実感しました。この活動を通じて、自分の将来や大学で学びたい進路も明確になってきました。


武田睦稀さん(高1)

武田睦稀さん(高1)

 箱ビオトープの設置や整備を通じて生態系に興味をもち、学会やドイツの高校とも交流をしています。夏休みのドイツ留学では異なる考え方に触れ、将来について考えるきっかけを得ました。


髙橋悠和さん(高1)

髙橋悠和さん(高1)

 先輩・後輩の壁を感じず、楽しくのびのびと活動できるのもこの委員会活動の魅力です。獨協祭(文化祭)では屋上菜園やビオトープの見学ツアーを行っているので、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。


加藤圭恭さん(中3)

加藤圭恭さん(中3)

  中1から委員会活動に取り組み、次第に思い入れが強くなって、今は卒業まで関わりたいと思っています。自分たちが苦労して育てた野菜を小学生が喜んで収穫する姿を見ると純粋にうれしく、野菜嫌いの子どもたちにもその魅力を伝え、環境に興味をもつきっかけになればと思います。

環境への意識を高めるために
積極的に働きかける生徒たちを応援したい
塩瀬治先生 (国際交流支援センター・理科)

 作物の栽培では病気や害虫との闘いも避けられず、生徒たちは夏休み中も学校に通って、汗をかきながら作業を続けています。特に屋上は夏の猛暑にさらされる過酷な環境です。しかし、そうした困難を乗り越える体験が、生徒たちの大きな成長につながっています。

 ビオトープの維持や野菜の栽培は決して簡単なことではありませんが、生徒たちはこの活動を通して学んだ知識や経験を地域に伝え、環境への意識を高めてもらおうと積極的に働きかけています。その姿を見るたびに、私は心の底から応援したいと思いますし、今後も彼らがさらに成長し、この素晴らしい活動を発展させてくれることを願っています。

(この記事は『私立中高進学通信2025年1月号』に掲載しました。)

獨協中学校  

〒112-0014 東京都文京区関口3-8-1
TEL:03-3943-3651

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