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私立中高進学通信

2022年8月号

中1の始め方

獨協埼玉中学校

「自ら考え、判断できる若者を」
将来を踏まえた教育を徹底

ほとんどの生徒が初めて経験する田植え。土の感触、苗の繊細さを感じながら、さまざまな分野へと興味を広げていきます。

ほとんどの生徒が初めて経験する田植え。土の感触、苗の繊細さを感じながら、さまざまな分野へと興味を広げていきます。

「自由で独創的な発想」「挑戦し続ける精神」を養うことで、自ら考え判断し、目的意識をもって学んでいく姿勢が養われます。そのスタートとなる大切な時期の中1生を支える充実した内容を紹介します。

生徒の将来を見据え
中1から土台づくり
「アクティブな時間を仲間と過ごすことで、自ずと友人ができ、楽しく学びやすい環境をつくる良い機会となります」(櫻井広仁先生)「アクティブな時間を仲間と過ごすことで、自ずと友人ができ、楽しく学びやすい環境をつくる良い機会となります」(櫻井広仁先生)

「自ら考え、判断できる若者を育てる」を教育理念として、同校では生徒の将来を見据え、じっくり練られた教育指針を掲げています。

「設立以来、自由で独創的な発想、挑戦し続ける精神を伸ばすリベラルな環境をつくってきました。全人格的にバランスのとれた、社会をリードする若者を育てることを目標としています。この考えのもと、中1生を迎えるにあたって3年後には高校、4年後には文系・理系の選択、そして6年後の大学進学を意識した教育を心がけています」(中1学年主任・体育科/櫻井広仁先生)

「語学の獨協」の伝統のもと
実際に使える英語の習得を

 同校の教育指針を受け、英語科においては「将来英語を活かすために今できること」をコンセプトとして、同校ならではの新しい教育法を取り入れています。

「ネイティブ講師による“活きた英語”を学ぶ機会の豊富さに加え、教科書を5周しながら段階的に学んでいく『5ラウンドシステム』を導入しています。インプット活動(聞く・読む)から始まり、最終的に、学んだ表現や自分の言葉で教科書のストーリーを伝えることを目標としています。スモールステップで英語に馴染みやすい環境をつくることで、楽しく学びながら基礎学力の定着を図ります」(英語科/堀内美希先生)

総合学習での経験が
生徒の将来を切り拓くきっかけに

 生徒たちが自身の将来を意識するきっかけづくりの一つとして、同校では帰納法的な総合学習を取り入れており、中1では稲作体験をします。

 地元農家の方を招き、まず稲作についての基礎知識を学びます。農作業の具体的な内容とともに、お米の流通や社会に与える影響などを学んだあと、水路への水入れ、田植え、観察、稲刈りなど稲作を体験します。

「毎日、当たり前のように食べているお米から、伝来や品種を含む歴史、市場に流通するお米関連商品、そして地球温暖化をはじめ環境問題に至るまで、幅広い分野に興味が広がります。一粒のお米から世の中を知り、社会に興味をもつ。生徒たちが自身の将来を思い描く一歩となる、中2のキャリア教育へとつながります」(国語科/金井 優祐 ゆうすけ 先生)

生徒の成長ぶりを実感
社会へ興味をもつきっかけに

 教育理念に基づいた指針を各教科に落とし込み、期待に胸膨らませ入学する生徒を迎える同校。実際に中1生を迎え触れ合った先生方からは、総合学習の授業から事前に想定していなかった「生徒たちの意外な視点」を見いだすこともあり、生徒たちの気づきをうまく引き出せ、社会に目を向ける機会をつくれたと実感することが多いそうです。

 生徒たちが先生を越えていく。その確かな成長ぶりを先生方は目の当たりにしています。

“興味を引きながら学校を知る”さまざまな工夫で新入生を迎えます
新入生ガイダンス

科目ごとに担当教員の代表が登壇し、画像を交えながら詳細をていねいに説明。質問・疑問があればすぐに解消するようにしています。

部活動紹介

コロナ禍を踏まえ、校内のICT環境を活用したスライドで部活動を紹介。その後、仮入部期間を経て4月下旬に本入部。余裕あるスケジュールで希望の部活動を選べます。

校舎見学

校舎内の各施設に文字を掲げ、全施設を回りきると一つの言葉になるという仕組みを取り入れました。クイズ形式で速さを競うことで、生徒たちは楽しみながら効率良く校舎を見学できました。

複数のグループに分かれ、校内を巡ります。各所の目的・用途などを先生がていねいに説明します。

発見と感動の毎日 楽しく中1をスタート!
S.Sさん 吹奏楽部 生徒会S.Sさん
吹奏楽部 生徒会
英語が面白そう!

 英語の授業では、独自のピクチャーカードを使った聞き取り学習で、楽しく始められました。教科として学ぶ英語に当初は緊張しましたが、無理なく学習を続けられています。
 また、入部した吹奏楽部の先輩から、初めての定期試験に向けてアドバイスを聞けて、安心して受けられました。


K.Sさん 野球部K.Sさん
野球部
ますます読書好きになった!

 図書館ガイダンスで初めて入館した時、英書を含め蔵書のあまりの多さに驚きました。海外のアニメキャラクターを扱った本など珍しいものもあり、ますます興味がわいています。
 もともと読書が好きなので、お気に入りの作家の本以外にも関心が高まり、学校生活がいちだんと楽しくなりそうです。


M.Aさん バレーボール部M.Aさん
バレーボール部
稲作から社会に興味が広がった!

 稲作体験で農家の方から、稲作が自然災害を防ぐことにも役立っていることを聞き、普段何気なく食べているお米に、さまざまな背景があることを知り感動しました。農家の方々に改めて感謝したいです。
 また、中学生になり学ぶことが多くなったので、生徒手帳のカレンダーに書き込んで、スケジュールを管理しています。


T.Kさん 野球部 生徒会T.Kさん
野球部 生徒会
早く授業で歴史を学びたい!

 オリエンテーションでの自己紹介で、ほかの生徒と共通する趣味などがわかったので、友達づくりに役立てました。
 初めて経験した田植えでは、農家の方のご苦労を知るとともに、昔、お米が日本に伝来した頃は、「どんなお米だったのだろう」と、歴史にも興味がわき始めました。中2で学ぶ、歴史の授業が楽しみです。

小さくても大活躍!
Chromebookは先生、学校と生徒をつなぐツール

 生徒が所有するChromebookを活用して、授業だけでなく、学校側からの連絡事項に加え、生徒が自発的にスケジュールをクラスで共有しています。オンライン授業にもすぐに対応できる貴重なツールです。

先生方も熱意をもって生徒たちを迎えます!

「英語に慣れる」ことを意識した学習プラン
英語科 堀内美希先生英語科
堀内美希先生

 Chromebookを利用して、家庭でも自学自習できるように、音声付きの教材を配信しています。中1の時から「英語を英語で学ぶ」ことで、自ずと耳から英語に慣れる機会をつくっています。

読書習慣を身につけることが大切
国語科 金井優祐先生国語科
金井優祐先生

 長い文章をじっくり読む習慣は、スマートフォンが身近な今こそ貴重と考えており、朝のホームルームの10~15分を読書時間としています。また国語の授業で読書カードをつくり、思考や感情を言語化する力を養っています。

(この記事は『私立中高進学通信2022年8月号』に掲載しました。)

獨協埼玉中学校  

〒343-0037 埼玉県越谷市恩間新田寺前316
TEL:048-977-5441

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