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私立中高進学通信

2022年神奈川版

注目!News and Topics

サレジオ学院中学校

創立60 周年記念事業として
グラウンド全面を人工芝に改修

全面改修された人工芝のグラウンドで日々練習に励む同校中学のサッカー部のメンバーたち。

グラウンド全面を
人工芝に改修
国語科の小池雅人先生が、サッカー部の顧問を務めています。国語科の小池雅人先生が、サッカー部の顧問を務めています。

 19世紀イタリアで活躍した聖職者ヨハネ・ボスコが創立したサレジオ会の流れをくむ同校。ヨハネ・ボスコが提唱した、教師が生徒と「ともに居る」ことを教育の土台にすえ、“25歳の男づくり:奉仕する心を持つリーダー”の育成をめざしています。学校創立60周年を記念して2022年2月にグラウンドを全面人工芝に改修しました。

「生徒たちはすごく喜んでいます。それまでは土のグラウンドで練習していたのですが、今ではクッション性の高い人工芝の上でサッカーができるようになりました。生徒たちには、工事期間中は思うように練習できず不自由な思いをさせてしまいましたが、今では完成した人工芝のグラウンドに誇りを持っているようです」

 そう話すのは、同校サッカー部の顧問を務める小池雅人先生です。

 小池先生が指導するサッカー部は、区大会で優勝して神奈川県大会をめざし、その実力を発揮する機会も増えている注目の部です。サッカー部の練習環境が変化することで、小池先生はさらなる実力アップに期待しています。

「人工芝はクッション性があるので、激しいプレーで練習しても、大きなケガをする危険は少なくなりました。転んでもあまり痛くないところは、やはり人工芝の良いところですね。また、ボールがイレギュラーしないため、技術の習得がしやすくなりました」

 水はけが良いのも人工芝のメリットだと話す小池先生。サッカー部の部員たちは、多少の雨なら屋内よりグラウンドで練習をしたがるそうです。

 土のグラウンドよりも生徒たちの評判の良い人工芝ですが、実は心配な面もあると小池先生は話します。

「以前は練習前にグラウンドを整備したり線を引いてコート作りをしたりすることが必要だったのですが、人工芝が導入されたおかげでそうした準備の必要はなくなりました。準備の負担が減り、練習に集中できるのは良いことだと思うのですが、自分たちでグラウンド整備をしなくなると、他校に試合に行った時にグラウンドの準備をしてくれる方々がいることに気がつきにくくなることを心配しています。そうした点に感謝ができなくならないように、気をつけて指導しています」

 小池先生は、部員たちに落ち葉拾いや試合の時のベンチの用意などをしてもらい、人工芝を傷めないように機材の下にどんなものを敷いたらいいかを考えてもらうなどして、グラウンドに対して愛着と責任感を忘れないよう指導しているといいます。

保護者にもうれしい
人工芝グラウンド

 工事が終わった時には、サッカー部の部員はもちろん、ほかの部活の部員たちも大いに喜んだという全面人工芝のグラウンド。なかでも喜んだのは、サッカー部の現在中2と中3の生徒だったのではないかと小池先生は話します。

「彼らは、コロナ禍で試合ができなかった時期を経験していますから、試合があると余計にうれしいようです。サッカーができること自体が当たり前ではない状況で育っているので、試合へのモチベーションは高いですね」

 人工芝グラウンドで練習を積んだ部員たちが、試合でどんなプレーを見せるようになるのかを楽しみにしているという小池先生。

「先ほども話しましたが、人工芝のグラウンドではボールがイレギュラーしたりしないため、技術の習得がしやすくなりました。クッション性があるおかげで転ぶことに慣れる練習もできるようになりましたし、水はけが良いので雨が降った直後でもすぐに練習ができますから、試合に良い影響が出ることを期待しています」

 サッカーは雨が降っていても試合をするスポーツであるため、部員からは「雨が降っていても外で練習したい」という声があがるそうです。

「人工芝なら雨の中で練習しても泥まみれになることはないので、保護者の方の洗濯の負担も減ったのではないかと思います。ひょっとしたら、ケガは減りますし洗う手間も省けるので、保護者の評判が一番いいかもしれませんね(笑)」(小池先生)

練習環境が向上したことで、練習にもより力が入ります。練習環境が向上したことで、練習にもより力が入ります。
背の高い人工芝がクッション性を高めています。背の高い人工芝がクッション性を高めています。
ボールがイレギュラーにバウンドしにくい人工芝で、技術習得に励む部員たち。ボールがイレギュラーにバウンドしにくい人工芝で、技術習得に励む部員たち。
キーパーの部員は全身を使ったキャッチング練習がしやすくなりました。キーパーの部員は全身を使ったキャッチング練習がしやすくなりました。
人工芝グラウンドの感想をサッカー部員に直撃!
中2のサッカー部のメンバー。左からキャプテンのH・KJさん、Uさん、H・KDさん。中2のサッカー部のメンバー。左からキャプテンのH・KJさん、Uさん、H・KDさん。

 同校の人工芝グラウンドについて、中2のサッカー部員3名に、使ってみての感想や今後の目標について聞いてみました。

「完成した人工芝のグラウンドを初めて見た時は、こんなきれいなグラウンドでサッカーができるんだと思ってワクワクしました。土のグラウンドの時はいろいろ手入れが必要で、トンボを使って整えるのが大変だったのですが、人工芝は整備の必要がなくて、すぐに練習に入れるのもうれしいです」(H・KJさん)

「グラウンドが人工芝になって、土の時とは違って転んでも痛くないのがいいと思います。他校と試合をする時には芝のグラウンドでやることも多いので、その練習になるのもうれしいですね。新しく入部してきた中1の部員たちといいコミュニケーションをとって、人工芝で練習した成果として僕らの代でいい結果を残したいと思っています」(H・KDさん)

「土の時は雨が降ると泥だらけで練習できなかったのですが、人工芝は雨が止んだ後すぐに練習できるのもうれしいです。練習にはOBが参加したり、外部からコーチが来て教えてくれたりするので、言われたことをよく考えて、スキルをもっと上達させていきたいと思っています」(Uさん)

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