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私立中高進学通信

2022年神奈川版

卒業生が語る 私の成長Story

山手学院中学校

「国際交流」に惹かれて入学
豊富な経験が将来の夢につながった

大学受験を振り返り、この言葉を選びました。「自分にできる限りの努力をしたので、結果は自然についてくると信じていました」

一橋大学 社会学部 1年
本多 航己さん

大学受験を振り返り、この言葉を選びました。
「自分にできる限りの努力をしたので、結果は自然についてくると信じていました」

1966年の開校以来、世界で活躍できる生徒を育み続けてきた同校。特色である「国際教育」の機会を存分に活用して将来を見定めた、2022年に卒業したばかりの本多さんにお話を伺いました。

目標に向かって
英語の勉強にまい進
一橋大学 社会学部 1年<br>本多 航己さん中学ではバドミントン部、高校では陸上部と、部活動にも熱心に取り組んでいたそうです。

「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」を育成するため、教育の柱に国際交流を掲げる同校。本多さんが同校を志望したのも、盛んな国際交流に惹かれたからでした。幼い頃から家族で海外旅行へ行ったり、外国人の友人と接したりする機会が多かったため、自然と「中学生になったら英語を頑張りたい」と思っていたそうです。

 同校では、中3で「オーストラリア・ホームステイ」、高2で「北米研修プログラム」という生徒全員参加のプログラムだけでなく、希望者に向けて「シンガポール・イマージョンプログラム」「ニュージーランド中期留学」や、ほかの私立校と合同で行われる「ボストン研修」など、多彩なプログラムが用意されています。

 入学時より、こうしたプログラムへの参加を熱望していた本多さんは、留学へ参加するため、懸命に英語の勉強に取り組んでいたといいます。

「シンガポールでは、自分の英語力の限界を突きつけられました。また、現地のインターナショナルスクールでさまざまな国の同年代の生徒と交流したときには、彼らの将来への意識の高さに刺激を受けました」

 なかでも印象に残っているのは、中3時に参加したニュージーランド中期留学での、先住民族・マオリ族の民族舞踊「ハカ」の体験です。

「実際に行くまでは、ハカを見られたらいいなと思っているだけでしたが、現地では、自分もハカに参加する機会に恵まれました。ニュージーランドでは何か新しいことに挑戦してみようと思っていたので、ありがたかったです」

ボストン研修で学んだ経験から
立ち上げたプロジェクト
本多さんの思い出本多さんの思い出
「ボストン研修」では、マサチューセッツ工科大学でアントレプレナーシップ(起業家精神)を学びました。

 中学時代は、英語を楽しむことに目を向けていた本多さん。高校生になり、夏に参加したボストン研修では、「会話を楽しむだけでなく、英語を使って新たなチャレンジをしてみようと思いました」と振り返ります。

「ボストン研修では、起業家理念を学んだり、ワークショップをしたりといった、問題解決型学習に取り組みました。英語だけでも大変なのに、グループで何かしらの問題をテーマに選び、その問題をどうすれば解決できるのかを考えるんです。僕たちのグループは、都市の通勤ラッシュの解決をテーマに選び、都市計画や自動運転の導入などを提案しました。懸命に考えましたが、『現行の法律だと難しい』『運用はどうするの?』と細かな指摘を受け、課題解決の難しさを痛感しました」

 ボストンで刺激を受けた本多さんは帰国後、ほかの参加者とともに、校内で「資源リサイクルプロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトには生徒会のメンバーも加わり、本格的に活動がスタート。校内で問題となっていたゴミの分別について、解決策を考案。分別ごみ箱を増設するため、事務方とも交渉するなど、積極的に働きかけていきました。その結果、増設された分別ごみ箱は、卒業後の今も後輩たちに利用され、役に立っています。

社会学を幅広く学び
将来は外交官に

 現在、一橋大学の社会学部で学ぶ本多さん。入試にあたっては、学校推薦型選抜を選択したそうです。これは、定められた条件を満たしたうえで受験できる入試形態で、共通テストの点数で1次試験が行われ、2次試験の小論文・面接で合否が決まります。しかし、本多さんは当初、一般受験で挑戦しようと考えていたといいます。

「学校推薦型選抜と一般選抜とで、受験機会が2回に増えるというメリットがあったからです。ですが、受験対策が異なるため、勉強方法に不安がありました。そこで先生ともよく相談し、学校推薦型選抜に絞って対策をすることにして、その結果合格を手にできました。集中して試験に臨んだことが良かったのだと思います」

 大学は、中高時代と比べて学びに幅があることが楽しいと語る本多さん。今、興味をもって取り組んでいるテーマは「多文化主義の失敗」について。頭にあるのは、ニュージーランドで経験したマオリ族との交流です。

「ニュージーランドには迫害の歴史もありますが、今は共存できています。その理由を研究したいと思っています」

 得意な英語を活かし、最前線で世界の諸問題の解決に取り組みたいという思いから、将来は外交官をめざしているそうです。同校で過ごした6年間で得た国際的な経験や学びが、真っすぐ未来へとつながっています。

「大学での勉強も大変ですが、充実しています。これからも夢に向かって、どんどん挑戦を続けていきたいと思っています」

恩師からの応援メッセージ
好奇心の強さとチャレンジ精神が
夢の実現につながる
6年間英語を担当し、2度担任を務めた深間内謙介先生と。6年間英語を担当し、2度担任を務めた深間内謙介先生と。

 本多くんはずっと優秀な生徒でした。中1の頃からノートの取り方がうまく、ただ板書を書き写すだけではなく、我々教員が話したちょっとしたエピソードなどもイラスト付きできれいにまとめていました。感心し、コピーを取らせてもらい模範例として紹介したこともあります。成績が優秀な生徒はほかにもいますが、そこに強い好奇心とチャレンジしていく勇気を併せ持つのが本多くんの長所ですね。それが大学合格にもつながったのでしょう。現在、私は中1を担当していますが、彼らに「こんな先輩がいたんだよ」と話したくなるくらい、本多くんは本校の誇りであり自慢の生徒です。これからも、広く好奇心をもち挑戦する本多くんのままであってほしい。夢の実現を応援しています。(深間内謙介先生)

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