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私立中高進学通信

2022年神奈川版

卒業生が語る 私の成長Story

横須賀学院中学校

生徒の意思を尊重する校風が
勉強に取り組む気持ちを育んだ

早稲田大学 教育学部 国語国文学科 4年
菊池 瑠奈さん(左)
立教大学 文学部 史学科 4年
齊藤 美咲さん(右)

小学生時代から一緒に過ごしてきた2人。入学時の集合写真を撮った思い出の場所で、撮影しました。

「敬神・愛人」を建学の精神として掲げ、キリスト教教育を実践する横須賀学院。小学校から同校に通い、教育実習生として再び同校を訪れている卒業生2人にお話を伺いました。

のびのびとした校風のなか
全力で過ごした中高時代
友人からの言葉が自身の生き方と重なり、ボードに書いたという菊池さん。友人からの言葉が自身の生き方と重なり、ボードに書いたという菊池さん。

 菊池さんと齊藤さんは、小学校から横須賀学院に通う幼なじみ。在学中からともに切磋琢磨しながら過ごしてきたそうです。

「私はもともと負けず嫌いな性格で、勉強も部活動も本気で取り組み、1番になりたいという気持ちを強くもっています。簡単なことではなかったのですが、だからこそ挑戦する意味があったと思っています」と力を込める菊池さん。その性格を見抜き、成績やテストでの順位の変化を見守ってくれた同校の先生方による指導のおかげもあって、「次も1位になりたい」と意欲を燃やし続けてきたそうです。中高を通して所属していたソフトテニス部でも、1番を取ることにこだわり、文武両道を心がけていました。

 中学時代は常にトップの成績を守り続けていた菊池さんに転機が訪れたのは、高校生になった頃のことです。

 齊藤さんがメキメキと実力を伸ばし、校内の成績では勝てなくなってしまったのです。しかし、それで2人の仲が悪くなったり、菊池さんの心が折れたりすることはありませんでした。「齊藤さんは私と違い『100点満点』にこだわりをもっていました。私はどちらかというと、他人と比べて1番になりたいという気持ちが強かったのです。そこで、自分のモチベーションを維持するために、勝負のフィールドを校外模試に移しました。視野を広げることで、全国模試で一桁台の順位を取ろう、大学受験を頑張ろう、というふうに考え方の幅が広がりました」

 負けず嫌いな性格を活かし、長所を伸ばしてくれた学校への謝意にあふれる菊池さん。そんな同校の校風については「自由でのびのびしている」と感じているそうです。自身を振り返り、次のように語ってくれました。

「この学校の先生方は、勉強だけではなく、生徒がやりたいことは何でも応援してくださいます。私も、部活動や生徒会に力を入れた時期がありましたが、先生方はあたたかく見守ってくださいました。意思を尊重してもらえたからこそ、勉強にも全力で取り組めたと思っています。私は将来、教員をめざしていますが、絶対に横須賀学院に戻ってきたいと思っています。自分がしてもらったように、生徒たちの歩みを応援できる先生になりたいですね」

聖歌隊での活動を支えに
勉強に打ち込む
「きっとできる!」と幼い頃から自分に言い聞かせてきたという齊藤さん。「きっとできる!」と幼い頃から自分に言い聞かせてきたという齊藤さん。

 菊池さんと同じく、齊藤さんもまた、将来は同校の教員になりたいと目を輝かせます。

「私が授業を通して世界史に魅了されたように、生徒たちに世界史の面白さを伝えていきたいと思っています。それにこの学校には、生徒の長所を見つけて声をかけてくれる先生がたくさんいて、私自身、先生からいただいた言葉に支えられてきました」

 小学生の頃はあまり成績がよくなかったという齊藤さんですが、中学へ進学して最初のテストで、思いのほか好成績を取れたことがきっかけとなり、勉強にのめり込んでいきます。

「中学に上がるまでは、勉強に関して全く自信がありませんでした。しかし、テストでいい成績を取れたことがとても励みになり、『私だってやればできる』と自信をもてたんです。それからはテストに関係なく、毎日コツコツと勉強するようになりました」

 日々の努力により着実に成績を伸ばしていった齊藤さん。高校では、学年でトップの成績が取れるまでに成長しました。さらに、立教大学の文化祭を訪れ、アカペラサークルのライブに感銘を受けたことがきっかけで「この大学に入学し、アカペラサークルに入りたい!」とますます勉強に力を入れるようになったそうです。

 幼い頃から音楽や歌うことが大好きだった齋藤さんは、小学校時代には学外の合唱団、高校では同校の聖歌隊に所属していました。勉強で疲れた時にも、聖歌隊での活動が心の支えになって集中力の維持ができていたといいます。

「ヘンデルの『メサイア』という楽曲が特に好きです。聖歌隊の主な活動は、日々行われる礼拝で賛美歌を歌うことなのですが、先生や同級生に『今日の歌、きれいだったね』と言ってもらえることがうれしくて。私にとって、聖歌隊での活動は、勉強のように上位の成績をめざすものではありません。活動そのものを楽しむことで、とてもいい気分転換になります。おかげで勉強にも集中して打ち込み続けられたと思います。現在は念願が叶って、立教大学のアカペラサークルに所属しています。今後は大学でしっかりと学んで、ゆくゆくは教員としてまた、この学校に戻ってきたいと思っています」

恩師からの応援メッセージ
自分のやり方で歩んでいく
2人を応援しています
音楽科の齊藤裕先生と。音楽科の齊藤裕先生と。

 菊池さんも齊藤さんも、大変なことほど楽しんで努力できるタイプでした。教員として何も言うことはないと思いますね(笑)。担任をしていた時も、彼女たちに「勉強しなさい」と言ったことはありません。2人とも教員志望とのことですが、先輩として私が言える助言は、「教員のできることなんて、たかが知れている」ということです。どんなにやんちゃな生徒でも、時とともにきちんとした大人へと成長していく姿を何度も見てきました。子どもを成長させてくださるのは神様です。教員は、生徒と一緒に楽しめる存在であればいいなと思っています。彼女たちの今後の成長を楽しみにしています。(齊藤裕先生)

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