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私立中高進学通信

2022年神奈川版

卒業生が語る 私の成長Story

聖セシリア女子中学校

「聖セシリアの先生になりたい!」
幼い頃からの夢を実現

エイブラハム・リンカーンの言葉を座右の銘として挙げた青山さん。「夢を追う強い気持ちがあれば、自分の思い描いている道がきっと開けると信じています」

聖セシリア女子 社会科・宗教科教員
青山 萌香さん

エイブラハム・リンカーンの言葉を座右の銘として挙げた青山さん。
「夢を追う強い気持ちがあれば、自分の思い描いている道がきっと開けると信じています」

カトリック精神に基づき、「信じ 希望し 愛深く」を心の糧として、知育・徳育・体育の調和のとれた総合教育をめざす聖セシリア女子。幼稚園から高校まで通ってきた青山さんは、現在、教員として同校に勤務しています。

幼稚園で芽生えた憧れは
中高生で目標に
聖セシリア女子 社会科・宗教科教員 青山 萌香さん在学中は、美術や音楽など芸術分野の科目が得意だったという青山さん。

 幼稚園から高校まで同校で学んでいたという青山萌香さん。幼稚園の時から抱いていた「セシリアの先生になりたい」という夢を叶え、現在は同校に社会科・宗教科の教員として勤務しています。

「本校は、先生と生徒の距離が近く、生徒のやりたいことを全力で応援する環境が整っています。私自身も在学中、先生がどんな時も生徒の意見を尊重し、寄り添ってくれていることを感じていました。私にとって居心地がよく、安心できる場所がセシリアでした。それが、先生への憧れにつながったのだと思います」

 のびのびとした環境で成長した青山さんは、小中高の各時期を通して社会科の先生方と出会ったことで、「先生になる」という憧れが明確な目標へと変わりました。

「私は、美術品や歴史的建造物を見ることが好きなのですが、それに気づかせてくれたのが小学校の社会科の先生で、さらにそれを深めてくれたのが中高の社会科の先生でした。本校には、専門をもっている先生方が多くいらっしゃいます。高校では、世界観を広げていくため、生徒たち自身が受講する授業を自由に選択できる『教養選択科目』という授業があり、そこでは専門性の高い講義を受けることができます。それぞれの分野に特化した授業が展開され、非常に楽しく、たくさんの学びがありました。と同時に、知識豊富な先生方を見て、改めてすてきだと思うきっかけにもなりました」

 中高を通し、青山さんは「ひとつの分野を極めたい」という思いが強くなり、大学の志望校選択の際には、教育学部ではなく、日本美術史を選択したといいます。

「日本美術史を選択した理由は、もう一つありました。本校は何事においても『本物の体験』を大切にしています。特に芸術面に力を入れており、在学中は常に音楽や芸術に囲まれ、感性が磨かれていくのを感じました。そうした環境で育ったからこそ、肌で見て感じることができる学問を学びたいという意欲が強まっていったのだと思います」

在学中は吹奏楽部に熱中
鳥肌が立つほどの感動も
青山さんの思い出の品青山さんの思い出の品
歴史の教科書には、大学受験時に先生が書いてくれたメッセージが残っています。今もお守り代わりに持っているそう。

 夢に向かって着々と歩んできた青山さんですが、在学中は吹奏楽部での活動に熱中していたそうで、担当パートはフルートでした。

「楽器を始めたのは中学生になってからですが、小学生時代は聖歌隊に所属していたので、音楽はとても身近なものでした。吹奏楽は、1人でも欠けてしまうと成り立たない音楽です。自分が必要とされていることを感じられますし、自分の居場所があるという安心感もあります。それに、一体感を得られた時には、鳥肌が立つほどの感動も味わえます。学生の頃は毎日、練習に明け暮れていました」

 部活動のためのノートも作り、日々、感じたことをメモしていました。

「音楽の教員だった坪井伸親先生が顧問として、私たちを指導してくださっていましたが、先生とのやり取りやレッスンの記録を、毎日メモしていました。悩み事をノートに書いて先生に提出すると、先生がアドバイスを書いて戻してくださるので、私にとって心の支えでもありました。当時の私のがむしゃらな思いが伝わってくるノートなので、見返すと恥ずかしいところもありますが、今、自分自身が吹奏楽部の顧問となり、生徒の指導のためにこのノートも活用しています」

生徒たちは私の“娘”
第2の母になれたら

 聖セシリアの教員になり3年。在学中に憧れていた先生方と同様に、青山さんもまた生徒に寄り添い続けています。

「担任する生徒たちに『私はこのクラスの皆さんのことを、自分の娘だと思っています。もちろん、本当の親にはなれないけれど、第2の母になりたい。担任としてこの1年間で、どこに出しても恥ずかしくない娘となるよう、私はみんなを導いていきたい』と心からの想いを伝えています」

 先日、その想いが通じたかのような思い出に残る出来事がありました。

「昨年は中2生を担任していたのですが、英語劇をクラスで作り上げる『English Express』という授業の発表が終わり、集合写真を撮影する時に、生徒たちが一緒に写ろうと声をかけてくれました。英語劇の練習中、私も生徒に混ざり、いろいろと提案やアドバイスをしていたことで、一緒に作り上げてきた仲間だと思ってくれたようです。とてもうれしい出来事でした。その後、担任としての最終日には、手作りの花束とメッセージボックスをプレゼントしてくれて、涙が出そうになりました。本校の掲げる『セシリアファミリー』には『血のつながりはなくても家族である』という意味が込められています。生徒たちにとって、ここが居場所になり、いつでも戻って来られる場所になるよう、私も力を尽くしていきたいと思います」

恩師からの応援メッセージ
部活動も引っ張っていける教員に
中2から高3まで吹奏楽部の顧問だった坪井伸親先生と。中2から高3まで吹奏楽部の顧問だった坪井伸親先生と。

 青山さんは、部活動に情熱を注ぎ、常に一生懸命な生徒でした。在学中は何事に対しても前向きに取り組み、力強い感性を持ち合わせていると感じていました。その熱量の高さゆえ、仲間たちへストレートに意見をぶつけてしまうところもありましたが、活動を続けていくなかで、関係をうまく築けるようになっていったと思います。教員として本校に着任してからも、彼女の印象は変わりませんが、生徒目線で物事を考え、生徒たちに慕われている姿を見て、セシリアに戻ってきてくれて本当に良かったと思っています。現在、吹奏楽部で副顧問として私のフォローをしてくれていますが、いずれは主顧問として部活動を引っ張っていってほしいと期待しています。(坪井伸親先生)

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