Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2021年2・3月合併号

実践!私学のグローバル教育「授業」

昭和女子大学附属昭和中学校

3つの海外プログラムを経験して
英語力と異文化理解力を育む

5年目を迎えた『グローバル留学コース』には、中高6年間でアジア、アメリカ、カナダと3つの海外プログラムが用意されています。英語力の向上とともに重視するのは異文化理解力です。
電子黒板で出題するネイティブ教員に、英語で元気に答える生徒たち。

電子黒板で出題するネイティブ教員に、英語で元気に答える生徒たち。

中学3年間でアジア、アメリカへ
高1では10カ月のカナダ留学
中学校教頭/粕谷直彦先生中学校教頭/粕谷直彦先生

 ネイティブ教員による中1の英語の授業では、海外さながらのスピードで英語が飛び交います。そこでキラキラと目を輝かせて授業に集中する生徒たちの表情が印象的です。

 同校の『グローバル留学コース』は、英語でディスカッションできる実践的な英語力を身につけ、多彩な海外プログラムを通して国際感覚や異文化理解力を育む中高6年間のコースです。

 同コースは、中1から英語の授業を週7時間設け、毎日英語が使える環境で英語力の基礎を固めます。そのうちの4時間は日本人教員が、3時間はネイティブ教員が指導し、入学時の個々の英語力に応じて、ていねいに指導していきます。

「本校の『グローバル留学コース』の受験科目で英語は必須ではありません。入学時の英語力は問わず、入学後に個々の英語力を伸ばすことを重視します」(中学校教頭/粕谷直彦先生)

 中1の2月に実施される海外研修旅行「アジアディスカバリー」では、シンガポール・マレーシアを訪れ現地の生徒と交流し、多様性を肌で感じます。中2の3月には、1988年に開学した昭和女子大学の海外キャンパス「昭和ボストン」で、中2全員が参加する「ボストン研修」を行います。環境問題や国際的な社会問題について現地の生徒と意見交換し、最終的に提言をまとめます。同時に現地の一般家庭を訪問し、日常生活に触れるホームビジットも行い、英語でのコミュニケーション力を養います。

 こうして中学3年間で培った英語力は、高1で『グローバル留学コース』の生徒全員が参加する10カ月のカナダ留学時に試されます。高1の9月から高2の6月まで実施されるこのプログラムでは、カナダ・アルバータ州に10カ月滞在し、ホームステイをしながら、生徒の語学力に応じた現地校の授業を受講します。留学中に履修した単位は高1の単位として認定されるので、帰国後は高2への進級が可能です。

これからの社会を見据えて
異文化を理解する力を育む

 テンプル大学日本校が同校の敷地内にあり、“Shine Your Light Globally(世界を舞台に輝こう)”をスローガンとする同校にとって、『グローバル留学コース』はその理念を具現化したものです。

「これからは先が見えない、答えが一つではない社会になり、IT化もさらに進みます。私たちは生徒の得意分野を伸ばし、将来を自分で選ばせることが大切であると考えます。その観点から、理数系に特化した『スーパーサイエンスコース』も、2021年度より中1から選択できるようにしました」

 また『グローバル留学コース』の目的は、英語習得だけではありません。

「将来、国際貢献できる女性を育成することが目的です。授業で培った英語力、中2から授業で学ぶ中国語、異文化・多様性の理解、自ら行動することで得られる内面的な成長という3本の軸を固めることで、高1のカナダ留学がスムーズにでき、かつ意義あるものになります。どんなに外国語ができても、人とコミュニケーションをとる力や、相手と交渉しながら物事を進めていく力がなければ、語学力を活かすことはできません。私たちはそのすべてをサポートしていきます」

 総合的な学習の時間に、異文化コミュニケーションを体験するカードゲーム「バーンガ」を行ったと言います。

「このゲームを通して、留学した時の気持ちや、反対に自分を迎える海外の人の気持ちを想像することができて、生徒にも好評でした」

 国際社会において基本となる英語力と異文化を理解する力、それを活かして自分から行動を起こす力。同校では真の国際人を育む体系的な取り組みが実践されています。

ネイティブ教員が教室を回って、問題を解く生徒に英語でアドバイス。ネイティブ教員が教室を回って、問題を解く生徒に英語でアドバイス。
教室の掲示物はほとんど英語。自分が住む街を英語で紹介しています。教室の掲示物はほとんど英語。自分が住む街を英語で紹介しています。

生徒インタビュー
小学校で習った英語だけでも大丈夫!
K.I.さん(取材時 中1)K.I.さん(取材時 中1)
『グローバル留学コース』所属。中学から同校に入学。

 小学生の時から英語に興味があって、「将来、英語をペラペラしゃべりたい! 英語の歌を歌いたい!」と思って『グローバル留学コース』を受験しました。 小学校の授業以外では英語を習っていませんでしたが、小5〜小6の時の先生が面白くて、英語を好きになりました。最初の頃は英語が聞き取れなかったけれど、先生や友達が知らない単語や発音を教えてくれたので、すぐに授業が楽しくなりました。初回の授業では、「Iam」「He is」など、基礎的な段階から教えてくれたので、授業にしっかりついていけました。

 好きな海外アーティストの歌を、英語で歌えるようになりたいです。


母のように留学生活を楽しみたい!
F.S.さん(取材時 中1)F.S.さん(取材時 中1)
『グローバル留学コース』所属。附属小学校在学中から同コースを希望。

『グローバル留学コース』に入った理由は、母が高校時代にアメリカ留学を経験していて、とても楽しかったという話を聞いていたからです。母は最初の3カ月、名前と出身地しか言えなくて苦労したものの、そのうちスムーズに英語が話せるようになったそうなので、もし最初から英語ができたら、留学生活が最後までずっと楽しいんじゃないかと思いました。

 このコースに入って、すごく英語が上達しました。最初はネイティブの先生の英語が聞き取れなかったのですが、英語で質問などをして、理解できるようにしました。

 ネイティブの先生と会話をしたり、海外で英語を話してみたいです。

(この記事は『私立中高進学通信2021年2・3月合併号』に掲載しました。)

昭和女子大学附属昭和中学校  

〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
TEL:03-3411-5115

進学通信掲載情報

進学通信 2021年2・3月合併号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ