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私立中高進学通信

2021年2・3月合併号

多様性を身につける国際交流「海外研修」

工学院大学附属中学校

見知らぬ土地で課題解決!
高2全員参加の『Global Project』

子どもたちとの協働作業で、生徒たちは言葉を超えたコミュニケーションを経験。
子どもたちの現状や課題を、自分事として考えられるようになっていきます。

世界の課題への貢献をめざす
グローバルな修学旅行
2019年度のGPの引率を担当した柴谷佳寿美先生(左)と平林千紘先生(右)。1階から4階まで吹き抜けになっている校舎内のアトリウム空間で撮影しました。2019年度のGPの引率を担当した柴谷佳寿美先生(左)と平林千紘先生(右)。1階から4階まで吹き抜けになっている校舎内のアトリウム空間で撮影しました。

 日々、複雑に変化していくグローバル社会で活躍できる力を育てるため、「21世紀型教育」を推し進めている同校。「PBL」(※1)をはじめ、生徒が自ら考え、協働するアクティブラーニング型授業を、日々実践しています。高2の修学旅行も、2019年度から『Global Project』(以下『GP』)として大きく様変わりしました。

 GPは「SDGs」(※2)の中から国や地域が直面する課題について解決策を考え、その実現に貢献することをめざす課題解決型研修旅行です。初年度は高2生全員がタイ・カンボジア・アメリカ・沖縄の4つの行き先、5つのプロジェクトに分かれ、約1週間の日程で現地を訪問しました。

 事前学習にも力を入れ、グループワークを8カ月ほど行うこともGPの特色の1つです。タイでのGPを担当し、現地へも引率した平林千紘先生に話を聞きました。

「タイのGPでは、貧困をなくすために、自分たちはどんな貢献ができるのかを考えるところからスタートしました。まずは知ることから始めようと、外部の専門家を招いたり、国内にある子ども食堂を訪問したりして、『貧困とは何か』を探究しました。
 現状を知ったうえで、自分たちにできることからやってみようと、ファンドレイジング活動(※3)にもチャレンジし、タイの児童養護施設『子どもの村学園』の子どもたちが製作したバッグなどを『夢工祭』(文化祭)で販売し、その売上を学園に寄付しました」

※1 PBL…Project Based Learningの略。問題解決型学習を指します。

※2 SDGs…2030年までに世界で達成すべき環境や開発に関する17の目標。Sustainable Development Goalsの略称で、「持続可能な開発目標」と訳されています。

※3 ファンドレイジング活動…民間非営利団体が、社会問題を解決するための活動に共感してもらうことによって、活動資金を個人または法人などから集めること。

現地でのハプニングにも対応
達成感を得る体験

 GPは大まかなプログラムは用意していても、現地で課題を探り、実行していくのは生徒たちです。タイでは、子どもの村学園を訪れ、農作業や家具を作るなど職業訓練のサポートをしたり、ゲームやスポーツをしたりして、子どもたちと2日間を過ごしました。

「地域によって日本ほど水を自由に使えなかったり、現地の子どもたちと言葉でのコミュニケーションがスムーズに取れず、『それならダンスやゲームをして交流しよう』とプログラムを変更したりなど、生徒たちは臨機応変に対応していました。
 子どもの村学園は、貧困や虐待など、さまざまな理由で親と離れて暮らしている子どもたちの保護施設です。事前の情報だけでは、貧困はかわいそうで、つらく悲しい、自分たちとは違う世界のものという固定概念を抱きがちです。しかし現地を訪れ、環境は違えども同じように将来への夢をもって生きている子どもたちに会い、生徒たちはたくさんのことを感じてくれました。世界の課題を自分ごとと捉え、ともに解決していくためにできることを考える大切さに気づいてくれたと思います」

 同じくGPで沖縄を担当した柴谷佳寿美先生も、その成果を話します。

「本校では、中2の時に東北や広島、京都などを訪問する課題解決型の『Project Tour』を行っていますが、東北を訪れた際に、東日本大震災の影響を自分の目で見て、自分たちにできることを真剣に考えた経験がとても大きかったと思います。GPに参加する生徒たちの意気込みや現地での行動を見て、改めてその姿勢がしっかりと育っていることを実感でき、とてもうれしく思いました」

タイ
貧困をなくすための支援を考える

 SDGsの「貧困をなくそう」などを課題に、事前学習でグローバルな視点をもって国内外の貧困問題を学び、支援策を考えました。事前学習ではファンドレイジング活動に挑戦しています。現地の高校生との交流や、『子どもの村学園』での交流支援を体験しました。

子どもの村学園制作の小物を文化祭で販売。売上を寄付するためにがんばってアピールしました。子どもの村学園制作の小物を文化祭で販売。売上を寄付するためにがんばってアピールしました。
子どもの村学園の子どもたちとの交流会では、ダンスで大盛り上がり !子どもの村学園の子どもたちとの交流会では、ダンスで大盛り上がり !

子どもたちと、木染め体験。タイの子どもたちにとって、こうした経験は職を得ることにつながっています。子どもたちと、木染め体験。タイの子どもたちにとって、こうした経験は職を得ることにつながっています。
子どもたちが制作したトートバッグ。文化祭ではその背景もPRしました。子どもたちが制作したトートバッグ。文化祭ではその背景もPRしました。

MoG in カンボジア
現地の経営課題の解決に挑む協働体験
カゴバッグを商品開発。店舗に並べて販売し、チラシで宣伝するなどしました。カゴバッグを商品開発。店舗に並べて販売し、チラシで宣伝するなどしました。

 ハイブリッドインターナショナルコース(※)の生徒が対象のプロジェクト。MoGとは「Mission on the Ground」の略で、アジアなどの新興国で社会起業家と協力して経営課題の解決に挑みます。SDGsの「人や国の不平等をなくそう」などを課題に、カンボジア女性の自立を支援するためのプロジェクトに参加し、商品開発や店舗での販売戦略などに関わりました。

※ハイブリッドインターナショナルコース…同校の高校コースの一つ。世界市民として社会貢献ができる人を育てるために、英語以外の主要教科の授業を英語で行うイマージョン教育を実施しています。

アメリカ
最先端企業や大学で交流
アメリカでの研修では最先端技術を誇るIT企業や大学を訪問。アメリカでの研修では最先端技術を誇るIT企業や大学を訪問。

 SDGsの「働きがいも 経済成長も」などを課題に、日米の働き方や生き方の違いについて探究。シリコンバレーでIT企業やスタンフォード大学などを訪問し、最先端の技術を体験しながら、エコシステムについて学び、課題解決を図りました。

沖縄
豊かな自然に触れ
平和への思いを学ぶ
ガマやひめゆりの塔を訪れ、平和とは何か、自分たちには何ができるのかを考えました。ガマやひめゆりの塔を訪れ、平和とは何か、自分たちには何ができるのかを考えました。

 SDGsの「海の豊かさを守ろう」「平和と公正をすべての人に」などを課題に、ひめゆりの塔を見学するなどの平和学習、やんばる学びの森での環境学習、国際海洋環境情報センターとの協働で沖縄の環境問題を考えるなど、ワークショップを実践しました。

カンボジア
現地の未来を担う人々と交流
ポル・ポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた「キリングフィールド」も訪れました。ポル・ポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた「キリングフィールド」も訪れました。

 SDGsの「産業と技術革新の基盤をつくろう」などを課題に実践。キリロム工科大学を訪問して、ドローンやVRなどの最新IT技術に触れ、カンボジアの現在の姿を通して平和を学び、社会問題を考えました。大学生と英語でコミュニケーションしながらプレゼンテーション動画を作成する体験も。

進学通信 2021年2・3月合併号
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