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私立中高進学通信

2021年2・3月合併号

実践!私学のグローバル教育「授業」

啓明学園中学校

生徒の40%以上が帰国生
日常が国際感覚と英語力を育てる

帰国生や外国籍の生徒が多く在籍し、世界の私立学校との交流や英米の大学への推薦制度も整う環境は、日本で育った生徒にどのような影響を与えているのでしょうか。
日本語に不慣れな国際生がいても、言葉のわかる一般生が自然にフォローする雰囲気があります。

日本語に不慣れな国際生がいても、言葉のわかる一般生が自然にフォローする雰囲気があります。

日本で学園生活を送りながら
国際感覚と英語力を身につける

 1940年に創立し、今年、80周年を迎えた啓明学園。同校は、40を超える国・地域からの生徒が集まり、帰国生・外国籍の生徒が占める割合は中学では40%以上にも上ります。休み時間にさまざまな言語が飛び交う環境が日本育ちの生徒に与える影響について、理事長で学園長の北原都美子先生、相談役・北原福二先生、同校国際センター主任の中山宗美先生に伺いました。

「創立者の三井高維先生がイギリスに留学し、『今後の日本はさまざまな国の人たちと協働しなくてはならない』という思いを抱いて帰国し、創設したのが本校です」(北原理事長)

 創立当初は外交官・海外勤務の子女などを中心に受け入れていたという同校。創立80周年を迎えた現在の特徴は、 “混入方式”にあるといいます。

「国際生(帰国生や外国籍の生徒・留学生)と日本育ちの生徒を分けることなくクラス編成を行っていて、体育や音楽などの授業も一緒に受けています。もちろん日本語の習熟度や海外で受けてきたカリキュラムはそれぞれ違いますから、必要な授業については個別のカリキュラムを組んでいますが、HRは原則として同じクラスで行います」(北原相談役)

 身近に国際生のいる環境が日本で生まれ育った生徒に多くの刺激を与えていることは、同校の英検取得率に表れています。

「中学卒業時、5割近い生徒が英検準2級以上を取得しています」(北原相談役)

「一般生の英語の授業を担当する教員は、帰国子女や海外大学出身者がほとんどです。発音はネイティブの教員と変わりません。そのため一般生にも、いわゆるカタカナ英語で話す生徒はいませんね」(中山先生)

海外の私立校との交流や
英米大学への進学もサポート

 グローバルな環境の中で海外に興味を持った生徒をフォローするため、同校では留学制度も充実しています。

「中学のプログラムでは5月のドイツ春期体験学習(1週間)、アイルランド、オーストラリア、アメリカでの夏期体験学習(2週間)、中3の3学期にオーストラリアで行われるターム留学があり、高校ではアイルランド、アメリカ、オーストラリア、カナダへの1年留学も用意しています。条件を満たせば留学後に学年を落とすことなく復学できる制度も整えています」(中山先生)

 海外体験できる制度は、留学だけではありません。同校は2018年より「ラウンドスクエア」に正式加盟して活動しています。ラウンドスクエアは、世界50カ国約250校が加盟している私立学校連盟で、加盟校は年に1回開催される世界会議に参加できるほか、日頃から加盟校同士での交流を行っています。

 同校では、生徒の海外大学への進学希望を積極的にサポートしています。2019年からUPAA(海外協定大学推薦制度)を導入し、イギリスとアメリカの協定校19大学に学校推薦で出願できるようにしました。

 日々海外の言葉や文化に触れる生徒たちに、同校はどのような成長を期待しているのでしょうか。

「やはり創立者の思いを受けて、世界で活躍できる人間に成長してほしいですね。本校でいろいろな文化に触れ、受け入れてきた経験は、将来大きな財産になると思います。生徒には、日本と海外の架け橋となるような人になってほしいと思っています」(北原理事長)

英語では、ネイティブと日本人の教員がペアで教える授業も行われています。英語では、ネイティブと日本人の教員がペアで教える授業も行われています。
毎年2月には、中学・高校全員参加の「英語・外国語スピーチコンテスト」を実施しています。毎年2月には、中学・高校全員参加の「英語・外国語スピーチコンテスト」を実施しています。

国際生には、それぞれの学習進行度に応じたカリキュラムが組まれており、必要な科目は取り出し授業で個別指導が行われています。国際生には、それぞれの学習進行度に応じたカリキュラムが組まれており、必要な科目は取り出し授業で個別指導が行われています。
同校は、8名の帰国子女の教育からスタートしました。同校は、8名の帰国子女の教育からスタートしました。
理事長・学園長/北原都美子先生理事長・学園長/北原都美子先生
国際センター主任/中山宗美先生国際センター主任/中山宗美先生
相談役/北原福二先生相談役/北原福二先生

UPAA導入で英米大学への
進学志望者をサポート

 同校が2019年に協定を結んだUPAA(海外協定大学推薦制度)は、協定校である英米の名門大学に学校推薦で出願できるプログラム。海外大学の出願準備は大変手間がかかりますが、UPAA加入校が推薦した生徒は、SAT(大学進学適性試験)や英文エッセイなどの提出は必要なく、高校の成績と英語力だけで審査を受けることができます。

世界50カ国の加盟校と交流できる
私立学校同盟「ラウンドスクエア」
2019年度の世界会議に参加した同校のメンバーたち。7日間に及ぶ会議で、世界各国の同世代の生徒たちから多くの刺激を受け、たくさんの学びを得たといいます。2019年度の世界会議に参加した同校のメンバーたち。7日間に及ぶ会議で、世界各国の同世代の生徒たちから多くの刺激を受け、たくさんの学びを得たといいます。

 啓明学園が日本で3番目に加わった「ラウンドスクエア」は、次世代の国際的リーダーの育成を目的として、1966年にドイツの教育者クルト・ハーン氏が設立した私立学校連盟です。「国際理解」「民主主義の精神」「環境問題に対する意識」「冒険心」「リーダーシップ」「奉仕の精神」を備えたリーダーの育成をめざしています。今年度は新型コロナウイルスの影響で多くのイベントが中止を余儀なくされましたが、同校ではオンラインで海外のラウンドスクエア加盟校と、絵葉書を使って自国を紹介する「ポストカード・イン・ザ・ワールド」などを開催しました。

校内には「ラウンドスクエア」の加盟証とメダルが展示されていました。

校内には「ラウンドスクエア」の加盟証とメダルが展示されていました。

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