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私立中高進学通信

2021年2・3月合併号

実践!私学のグローバル教育「授業」

トキワ松学園中学校

英語力と思考力も養い
世界を舞台にする「探究女子」を育成

英語で情報をインプットし、自分で価値判断し、英語でアウトプットする力を身につけていく同校。6年間を通して展開される、多彩なグローバルプログラムについて取材しました。
「English Day」では、“1学年全員”の前で各グループがプレゼンテーションを行います。

「English Day」では、“1学年全員”の前で各グループがプレゼンテーションを行います。

世界とコミュニケーションする
ための「国際力教育」

 世界を視野に、未来の社会を創造する「探究女子」を育成する同校。

 英語力を高めながら、英語をツールにして世界とコミュニケーションをとることを目的とする「国際力教育」に力を入れています。

「中学校では、検定教科書を使った授業のほかに、ネイティブ教員と日本人教員、ALTの3名によって行われる週2時間の『リスニング&スピーキング(LS)』を導入しています。LSでは、自分の意見を英語で表現し、相手に伝えるプレゼンテーション能力を養います」(英語科/岩谷奈美先生)

 LSによって養われる力を披露する場として、毎年、11月に「English Day」が行われます。テーマに従って、グループごとに必要な情報を調べ、ゲストにインタビューしたことをまとめて、英語で発表します。

「中1のテーマは『日本』です。各地の名産や文化などを調べます。中2は『世界の国々について』がトピックです。外国人ゲストにインタビューし、それぞれの国の生活スタイルや教育について考えます。
 中3では、世界各国の同年代の女子生徒や女性が社会のなかでどう生きているのか、また、その国が抱える環境問題についてなど、社会的な問題を扱います」(岩谷先生)

 さらに、高校から「グローバル・スタディーズ(GS)」がスタートし、児童労働や世界の女子教育などの諸問題について英語で話し合い、世界に視野を広げていきます。

 高1では、さまざまな国の方をゲストに招いて交流する「International Hour」を実施。さまざまな国の文化や言語を学びます。

「生徒にとって、英語圏の国は非常に身近ですが、それ以外の地域に触れる機会はあまりありません。そこで、『International Hour』では主に非英語圏からのゲストをお招きするようにしています」(岩谷先生)

 このほか、イギリス、アメリカ、オーストラリアへの海外研修や、GSを通して各自が研究したいテーマを見つけ英語で「リサーチペーパー」を書くなど、多彩なプログラムで英語力を高めています。

「多様な文化背景の人と触れ合う機会を増やし、『世界の中での自分』を考えるきっかけをつくることが、本校の『国際力教育』の根底にあります。さらに、探究活動を行う『思考と表現』の授業なども通して、思考力を磨き、自分の意見を伝えることを大切にしています」(岩谷先生)

 推薦制度もあることから、海外大学への進学者も増えており、多くの生徒が世界での活躍をめざしています。

「LS」の授業では、ネイティブ教員との会話を通して、自然に英語と親しんでいきます。「LS」の授業では、ネイティブ教員との会話を通して、自然に英語と親しんでいきます。
高1で行われる「International Hour」の様子。これまでに、パキスタン、ロシア、フィンランド、イスラエル、モンゴルなどの出身の方が来校し、交流を楽しみました。高1で行われる「International Hour」の様子。これまでに、パキスタン、ロシア、フィンランド、イスラエル、モンゴルなどの出身の方が来校し、交流を楽しみました。

中2の「English Day」では、外国人のゲストを招き、その国の文化について英語でインタビューも行います。
そして、そこで得た情報を、自分たちの言葉で再構築し、パワーポイントでスライドを作って発表します。

国際的な課題について話し合う「GS」の授業を通し、世界で活躍する力を育成します。国際的な課題について話し合う「GS」の授業を通し、世界で活躍する力を育成します。
GSで学んだことを踏まえて高3生が執筆する「リサーチペーパー」。研究したいテーマを各自が見つけ、調べ、自分の意見を英語でまとめます。GSで学んだことを踏まえて高3生が執筆する「リサーチペーパー」。研究したいテーマを各自が見つけ、調べ、自分の意見を英語でまとめます。

独自の3つの海外研修
イギリス多文化研修(中3から高2)

 夏期休暇中の18日間、イギリス南部の海辺の街フォークストンを訪れます。現地の語学学校のサマースクールに参加し、他国の生徒とともに学び、他国の生徒と同室でホームステイをします。「英語を話せると、どれほど世界が広がるのか」を実感できるプログラムです。


オーストラリア・ターム留学(高1・高2)

 イギリス多文化研修に参加し、英検準2級以上を取得している希望者を対象とする3カ月間の留学制度です。オーストラリアの現地校に通い、現地の生徒たちと一緒にオールイングリッシュで生活します。英語力を磨くとともに、判断力や協調性も身につきます。


アメリカ・アート研修(中3から高2)

 ニューヨーク郊外で、主にアジア諸国から集まった中高生とともに、アート特化型のサマースクールに参加します。幅広いアートを英語で学び、現地の美大の先生から専門的なアドバイスを得られるだけでなく、国内外の美大進学に向けたポートフォリオ作成についても情報を得ることができます。アート漬けの2週間が体験できるプログラムです。

生徒インタビュー
楽しく学んで
英検準1級を取得!
高2/M.N.さん高2/M.N.さん

 同校は全学年を対象に英検対策にも力を入れています(中3で2級取得者が約10%)。今回は、高2で準1級を取得したM.N.さんにお話を聞きました。

――英語は小学生の頃から得意だったのですか?

M.N.さん
小学生の頃は、英語の塾にも英会話にも通っていなかったので、中学校に入り初めてアルファベットから習うという状況でした。ただ、洋楽に興味があったので、趣味で英語の曲はたくさん聴いていました。

――英語が身についた秘訣は?

M.N.さん
頑張って勉強したというよりは、自分の好きな洋楽の歌詞にはどんな意味があるんだろうと、楽しみながら覚えていったことが理由だと思います。習い事の行き帰りなどに音楽を聴きながら歌詞を見て歌っていたため、発音も鍛えられたと思いますし、歌詞をそのまま覚えたところ文法も理解できるようになりました。

 それから、英語の授業というと堅苦しいイメージがあったのですが、トキワ松では英語の歌をみんなで歌うところから授業がスタートしたので、苦手意識をもつこともなく、楽しんで授業を受けられました。

――英検前にはどのような学習をしましたか?

M.N.さん
特別なことはしていないのですが、単語がわからないと、問題文すら読めなくなってしまうので、単語はしっかりマスターしました。二次試験前には、学校の先生に過去問のカードをお借りして、それを自宅で懸命に学習しました。新型コロナウイルスで休校中に英検の試験があった時は、先生がZoomで面接の練習をしてくださったことも良い結果に結びついたと思います。

進学通信 2021年2・3月合併号
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