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私立中高進学通信

2025年神奈川版

校長先生に聞く「グローバル教育のビジョン」

自修館中等教育学校

探究、EQ教育、海外研修を軸に
グローバルマインドを育む

高校生を対象としたニュージーランド交換留学

高校生を対象としたニュージーランド交換留学は現地姉妹校と連携し、
日本とニュージーランドで相互にホームステイを行うプログラム。
ニュージーランドで2週間姉妹校に通い、その後の2週間には自修館へ留学生を招き、共に授業を受けます。

『自学・自修・実践』を目標に、自ら学ぶ力を培う多彩な教育に取り組む同校。人間力やグローバルマインドを育む国内外のプログラムについて聞きました。

「自ら学ぶ力」を培う
探究、EQ教育を重視
3つのビジョン
  1. 「自ら学び続ける力」を育てる
  2. 他者に貢献する
    マインドの重要性を知る
  3. 社会課題を自分事に
    捉える力を身につける

 生徒の主体性を重視し、『自学・自修・実践』できる生徒の育成を掲げる自修館。「探究」「EQ教育」「グローバルマインド」の3つを柱とし、温かな校風のもと、教員が一人ひとりに寄り添い、豊かな学びを日常に実現しています。

 同校のグローバル教育について、校長の大藤行央先生は次のように話します。

「本校の考えるグローバル教育とは、世界の多様な価値観や文化を理解し、自ら学び続ける力をもった人材を育てることです。グローバル教育を実践する過程で、生徒が自身で学びを深めていく姿勢を養うことを目標にしています」

 同校は1999年の創立当初から、校外学習でのフィールドワークや研究活動などを通して、当時はまだ学習指導要領にもなかった『探究』に取り組んできました。大藤先生は、「生徒たちは、探究活動を通して自分たちの学びと社会課題がつながっていることを理解し、学ぶことの大切さを実感しています。それが、『自ら学ぶ力』の育成にもつながっているようです」と力を込めます。

 行動の基盤となる感情との付き合い方を学ぶ「EQ教育」(※)を実践しているのも、同校の特徴です。

「EQとは、自分や他者の感情を理解する『こころの知能指数』のこと。本校では、自己肯定感や人間力を育むEQ教育を重視しています。年4回の『EQ診断』や、ロールプレイやグループワークを通して感情のトレーニングを行う『SS(セルフサイエンス)』という授業を実施し、社会に出てからも役立つ自分の感情と向き合う力、共感や理解を土台としたコミュニケーション力などを高めています」

※EQ教育…自らの感情や他者の感情、置かれている立場などを理解し、気持ちを汲み取る能力。知能指数を表す「IQ」と対比して、「心の知能」「感情知性」ともいわれている。

海外研修や高大連携の挑戦で
グローバルマインドを育む
校長 大藤行央先生校長
大藤行央先生

 多様な価値観を受け入れ、世界の仲間と協働して共通課題に取り組む力である「グローバルマインド」を育成するために、中学生から参加できる多種多様な校内・国内プログラムや海外研修を実施しています。

「これまでネイティブ教員と日本人教員の2名で指導していた英会話の授業を、ネイティブ教員2名と日本人教員1名にし、少人数制授業を行っています。
 また、ホームルームも隔週でネイティブ教員が担当します。日常的に英語で会話をする機会を増やし、生徒が英語での発話に積極的になれるよう工夫をしています。
 さらにネイティブ教員が常駐する『グローバルラウンジ』を新設。昼休みや放課後に開放しており、会話を楽しみながら異文化に触れることができます」

 東京農業大学や桐蔭横浜大学などとの大学連携にも力を入れており、学外で活動する機会を豊富に用意しています。

「国内外にかかわらず、やりたいことを突き詰めていくと、それを世界で研究したい、発表したいといった意欲が湧いてきます。
 どの大学に行っても、研究を深め、人とのつながりを築いていけば、外の世界に出ていく機会が得られます。高大連携プログラムの充実は、グローバル教育の一助になっていると感じています」

 最後に、大藤校長先生からメッセージをいただきました。

「本校からグローバルユース国連大使に挑戦し、選ばれた生徒がいましたが、その生徒の言葉で印象的だったのが『新しいチャレンジにワクワクする気持ちが芽生えてきました。気持ち次第で世界が広がることを実感できました』というものです。
 本校にはシャイな性格の生徒も多くいますが、彼ら彼女らがさまざまな挑戦を通して積極性を身につけ、成長していく姿を私もたくさん目にしています。一歩ずつチャレンジして、チャンスをつかみに行くマインドを育んでほしいですね。
 こうした多彩な取り組みを行う一方、本校は教員、保護者、生徒が一丸となって手づくりしてきている小規模で創立27年目の『若い』学校でもあります。今も日々、みんなでより良い学校づくりに取り組む雰囲気があります。
 まずは一度、学校にお越しいただき、アットホームな環境や、教員や生徒の思いに触れてほしいですね。本校の校風に共感いただけたら、みなさんもぜひ仲間になってください」

中3~高3までの希望者を対象にしたシンガポール短期研修

中3~高3までの希望者を対象にしたシンガポール短期研修。
現地学生との交流ほか、現地で多様な分野について英語で学びます。

ココに注目!
英語力と国際理解力を育む
グローバルプログラム
セブ島研修セブ島研修は中1から参加可能。「スラム街を訪問するなど、現地の社会課題を自分の目で見て、できることを考えます」(校長/大藤先生)

 グローバルマインドを段階的に育むため、『レシテーションコンテスト』やTokyo Global Gatewayでの英語体験、校内で英語漬けの2日間を過ごす『Jishukan English Day』など多彩なプログラムを実施。オーストラリア短期研修(中3・高1)、ハワイ研修(中3~高2)、シンガポール研修(中3~高3)、セブ島語学研修(中1~高2)など、海外研修も多数用意しています。高校では、ニュージーランド交換留学やターム留学、1年留学を用意。さらに、「UPAS(海外大学進学協定校推薦制度)」の活用も可能です。

「控えめだった女子生徒が、『ネイティブの先生ともっと話したい』というモチベーションで河口湖語学研修に参加して自信をつけハワイ研修にも挑戦したり、ハワイ研修に参加した男子生徒が、『次の挑戦の準備をしたい』と放課後の英会話レッスンに申し込んだり、生徒はさまざまな刺激を受け意欲的に活動しています」(校長/大藤先生)

Point
教育の一軸を担う
探究学習
探究発表会で中3生が発表する様子探究発表会で中3生が発表する様子。

 同校では独自の探究授業『C-AIR』で、中高6年間の発達段階に応じた探究活動を実践しています。中1・中2では伊勢原市や大学、諸機関と連携して課題解決型のフィールドワークに挑戦。プレゼンテーションスキルや探究の基礎を習得し、中3・高1では12の学術分野のゼミに分かれて個人研究を実施し、成果を論文にまとめます。

「探究の目的は、社会課題のような正解のない問いに対してより良い答えを求める過程で、学びの意欲を引き出すこと。生徒たちは、他者に貢献する大切さなど、さまざまな気づきを得て成長していきます」(校長/大藤先生)

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