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私立中高進学通信

2025年神奈川版

注目! News and Topics

藤嶺学園藤沢中学校

英語力とチャレンジ精神の向上をめざし
ターム留学を新たに導入

インタビューを受けてくれた5名の生徒たち。

インタビューを受けてくれた5名の生徒たち。

ホームステイをしながら
現地校で学ぶターム留学

 教育目標の一つに「21世紀の国際社会でリーダーシップを発揮できる人材の育成」を掲げる藤嶺学園藤沢。昨年度からは新たに、ニュージーランドまたはオーストラリアへの「ターム留学」も導入しています。

「もともと本校は20年以上前から、中3と高1の春休みに2週間の海外語学研修を実施してきました。ただ短い期間だと、現地での生活を表面的になぞるのに終始するのが実情です。ターム留学であれば、3カ月間ホームステイをしながら現地生と同じ授業を受け、成績を評価されるという深い経験ができる。そこで海外研修プログラムを刷新したのです」と、グローバル教育・国際交流部部長の押尾聡先生は話します。

 ターム留学の対象は中3と高2で、加えて高1でも短期の海外研修を実施。いずれも希望制です。

「中3で3カ月も留学できるのは、高校受験のない中高一貫校ならでは。これが高校以降の進路選択につながればと考えています。高校では、まず高1で2週間の語学研修を経験し、次のステップとして高2でターム留学に臨む設計です。3カ月といわず6カ月に挑戦する生徒もいます」

 留学先の一つであるニュージーランドのタウランガボーイズカレッジ(公立男子校)とは学校間交流が盛んです。先方の生徒が同校を訪れ、授業体験や部活動交流を行うことも。たとえ留学に行かなくても、海外交流のチャンスが充実した環境といえます。

海外で多様な経験を積み
生徒の心が大きく成長

 ターム留学から帰国した生徒たちに、変化は見られるのでしょうか。

「彼らは自信とメンタルの強さを身につけて帰ってきました。留学した当初は相手の英語を聞き取れず、うまく話すこともできず、不安だったはず。それでも自分の気持ちを伝えようとチャレンジを続けた結果、“伝わった!”という手応えが得られたのでしょう。この自信とチャレンジ精神の育成こそ、留学の醍醐味です」

多くの人々と交流した経験はかけがえのない思い出になりました。多くの人々と交流した経験はかけがえのない思い出になりました。
さまざまなアクティビティに参加。さまざまなアクティビティに参加。
休日のハミルトンガーデンでの様子。休日のハミルトンガーデンでの様子。
サーフィンやバスケットボールなどの部活動に参加する生徒も。サーフィンやバスケットボールなどの部活動に参加する生徒も。
中3でターム留学に参加した生徒にインタビュー
H・Sさん(高1)H・Sさん(高1)

ホームステイ先がヴィーガンの家庭で、自分が慣れ親しんだ食事内容とは大きく異なり、衝撃を受けました。また夜8時に就寝し朝8時に起きるという生活習慣に合わせるのも大変でした。戸惑うことは多かったのですが、自分とは全く違う価値観で生きる人々がいることを肌で感じ、視野が大きく広がりました。留学が終わる頃にはホストファミリーと世間話ができるくらいに英語が上達。今、英検2級をめざして勉強に取り組んでいます。

H・Yさん(高1)H・Yさん(高1)

英語が苦手だったため、英語力をアップしたいと考えたのが留学に参加した理由です。現地では毎日ノートに複数の英単語を書き出し、翌日は会話のなかで必ずその単語を使おうと決めていました。言葉と文化の壁にぶち当たり、最初は帰国することばかり考えていたのですが、ニュージーランドの気候の良さや暮らしやすさに魅了され、留学が終わる頃には「もっとここにいたい!」と思うように。英語の勉強を頑張って、いつか海外に住みたいです。

K・Aさん(高1)K・Aさん(高1)

異国の文化を知りたかったことと、英語がネイティブな環境を体験したくて留学しました。現地では、目を離した隙にイヤホンを盗まれるという残念な出来事があった一方で、クラスメートやホストファミリーに親切にしてもらうなどうれしいこともたくさんあり、どれも貴重な経験でした。もともと英語は得意だったのですが、実際に現地で自分の英語が通じたことは大きな自信につながりました。将来は英語を使う仕事に就きたいです。

T・Kさん(高1)T・Kさん(高1)

日本人のテニス選手が流暢な英語を話す姿を見て、自分もそうなりたいと思い、留学に参加しました。留学中の一番の思い出はポケモンカードゲーム(ポケカ)です! 少し年下のホストブラザーが「日本人ならポケモンを知っているでしょ?」と誘ってくれて、毎日ポケカで対戦したんです。現地のカードは英語表記なので英語のスキルアップにも役立ちました。帰国して英検の勉強をしてみたら、過去問がスラスラ解けて英語力の向上を実感しています。

K・Hさん(高1)K・Hさん(高1)

留学先の学校では、一部の英語の授業以外は、現地生として数学や理科、歴史などの授業を受けました。最初の1カ月は先生の話す英語が全く聞き取れず、授業がとても苦痛でしたが、だんだんと耳が慣れていき、わからないことを先生やクラスメートに聞く余裕も生まれました。言葉が伝わりにくいなかでも意思疎通をしようと頑張ったことでコミュニケーション力が身についたのか、日本語での会話に関しても以前よりスムーズに言葉が出てくるようになりました。

磨かれるのは英語のスキルだけじゃない
グローバル教育・国際交流部 部長押尾 聡先生グローバル教育・国際交流部 部長
押尾 聡先生

 留学先でさまざまな人々と関わるなかで、英語力だけでなく、コミュニケーション能力も鍛えられます。相手の気持ちになって、どんな内容を伝えるべきかを考える力。これは英語でも日本語でも、意思疎通をするうえで欠かせないスキルです。留学を通して、生徒たちにぜひ学んでほしいことの一つです。

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