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私立中高進学通信

2025年神奈川版

卒業生が語る私の成長Story

湘南学園中学校

自分の“好き”を大切に
湘南学園で育む学びの土台

横浜市立大学 国際教養学部
国際教養学科1年
I・Yさん(左)

上智大学 理工学部
機能創造理工学科1年
T・Nさん(右)

前向きに学びと向き合ってきた二人。
「無理せず、自分らしく過ごせることがいちばん」と、明るく語ってくれました。

 生徒の興味関心を大切にする湘南学園では、自分らしく学ぶ姿勢が自ずと育まれます。心地よく学び続ける力とその原点について、2名の卒業生にお話を聞きました。

のびのびとした環境に
育まれた学びの姿勢
Iさん水泳部では、大学受験を見据え継続が難しいと感じ、途中からマネージャーとして関わる道を選んだIさん。部活動は大切な成長の場だったと語ります。

 IさんとTさんは、湘南学園を「のびのびと、自分らしく学べる場所」だと、口をそろえます。Iさんは、生徒主体の自由な雰囲気に惹かれて入学を決め、Tさんは学園小学校に通うなかでその魅力を感じ、この学園で引き続き学んでいきたいと中高に進学しました。

 同校の教育観は、大学選びにも大きな影響を与えました。Iさんが横浜市立大学を志望したのは、高1から高2にかけてのこと。中3の時点では、「将来の就職に有利そう」という理由で理系進学を考えていましたが、進路相談で先生から「得意な英語や高校での経験を活かす道も考えてみては」とアドバイスを受けたことが転機となり、第一志望を決めたといいます。

「横浜市立大学の国際教養学部は、少人数教育が特長で、演習や実習、研究指導がていねいに行われます。社会・文化・人間について多角的に学べる点が魅力です。プレゼンテーションの授業では、発表者のテーマが多岐にわたり、自分にはない視点に出会うことができると感じました。地域の人との交流や、地域課題の解決に取り組むフィールドワークもあり、湘南学園の学びにも通じます」(Iさん)

 一方のTさんは、上智大学理工学部を志望しました。偏差値だけにとらわれず、カリキュラムや特色も重視して決めたといいます。

「先生から『自分が本当に学びたいことが学べるかどうかを大事に』とアドバイスを受け、周辺の環境も含めてじっくり大学を選びました。上智大学は文理を越えて自由に学べる良さがあり、理系の自分でも語学や人文系の授業を取れます。視野を広げる学びができている実感があります」(Tさん)

 IさんとTさんが今、大学で心地よく学び続けられているのは、「自分のペースで、幅広い視野をもった人たちと関わりながら学んだ」から。そして、それこそが湘南学園で育った自分たちにとって、自然でいちばん大切なことだと実感しているといいます。

挑戦が視野を広げ
世界を知るきっかけに
Tさん茶道部に所属し、茶室は心が落ち着く特別な空間と話すTさん。お茶会や坐禅会にも参加し、貴重な経験を重ねてきました。

 中高時代を振り返り、IさんとTさんは各々こう語ります。

「高2のカナダ研修旅行は、私にとって本当に大きな挑戦でした。現地の高校生たちと社会問題をテーマに、意見を交わす機会があったんです。どうすれば自分の意見をうまく伝えられるか、英語で伝える難しさも含めて、準備は本当に大変でした。でも、途中で投げ出さずに最後まで挑戦して良かったです。私たちと同じ高校生なのに、まったく違う背景や考えをもつカナダの生徒と対話をして、視野が一気に広がりました。『世界を知る』とは、こういうことなんだと実感しました。あの経験が、国際的な視点の大切さに気づくきっかけになり、進路選びにもつながっています」(Iさん)

 一方で、Tさんの心に残っているのは、中高6年間を通じた総合学習の取り組みだそうです。

「高1・高2では、SDGsをテーマにしたプロジェクト学習があり、グループで地球規模の課題に取り組みました。自分たちでテーマを決め、企業や研究機関にアポイントメントを取り、フィールドワークをして、最後にプレゼンテーションをしました。
 私は、日本人と外国人の格差や差別を考えるなかで『難民の受け入れ』というテーマに決めました。調べていくと、見えていなかったことがたくさんあることに気がつきました。同じ問題意識をもつ学生や地域の方々と直接話し、意識の高さに刺激を受けました。メディアでも頻繁に取り上げられるようになった頃で、良い学びの機会となったと思います」(Tさん)

「好き」を伸ばせる環境
自分らしくいられる場所

「湘南学園では部活動に全力で打ち込んでいる生徒もいれば、趣味や探究活動、自主的なプロジェクトに力を入れている生徒もいる。みんなが、それぞれの“好き”に真剣に取り組んでいます。私は水泳部での活動や日々の勉強を通して目標を立て、そこに向かって試行錯誤を重ねながら達成する力が身につきました。それは今後も大切にしていきたい姿勢です」(Iさん)

「もちろん勉強も大切です。でも、それだけではなく、自分の興味や関心、勉強以外のことにもどんどん挑戦していきたい、湘南学園には、そう思える雰囲気があったんです。
 私は中高時代、茶道部に所属しながら、週3日はクラシックバレエのレッスンにも通っていました。勉強と両立する生活でしたが、つらいと感じたことはありません。興味や個性を尊重してくれる空気の中で、誰もが自分のペースで伸びていける。だからこそ、“大学入試のための中高生活”にはならず、自分らしく過ごせたのだと思います」(Tさん)

 自分の興味を尊重しながら、前向きに学びへと向き合ってきた二人。湘南学園は、そんな「自分に合った学び」を見つけ、のびのびと成長できる場として、生徒たちの挑戦を支えています。

恩師からの応援メッセージ
自分で見て、考えて、選べる二人
新倉先生(右)と圓谷先生(左)とともに撮影した写真です新倉先生(右)と圓谷先生(左)とともに。

「Tさんは、都内にあるバレエ教室に通いながら、進路にも真剣に向き合っていた姿が印象に残っています。Tさんにとってのバレエのように、人生には勉強や仕事だけでなく、心を豊かにしてくれるものが大切です。これからも人生の糧として大切にしていってほしいと願っています。二人とも、偏差値だけを見ればより高い選択肢もあったなかで、自分の興味や研究環境をよく吟味し、進路を決めていった姿勢に感心しています」(理科/圓谷真人先生)

「Iさんはどの教科にも堅実に取り組み、第一志望校への意志も揺るぎないものでした。一般受験でも十分合格できる学力を持ちながら、『この大学で学びたい』という明確な目的があったため、指定校推薦での進学を選びました。早期に合格が決まった後も、気を緩めることなく勉強を続ける姿には驚きました。自分で見て、考えて、選ぶことを大切にする湘南学園のスタンスを体現する、自慢の生徒です」(国語科/新倉覚先生)

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