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私立中高進学通信

2024年神奈川版

注目! News and Topics

桐光学園中学校

グローバル教育をさらに強力に推進
生徒の可能性を世界に広げていく

『ケンブリッジ大学リーダーズ研修』の様子の写真です

『ケンブリッジ大学リーダーズ研修』の様子。
キャンパス内の学生寮に滞在し、将来、国際社会で必要とされるグローバルスキルを身につけます。
対象は中3と高1の希望者で、期間は13日間です。この非常に質の高い研修の最終日には修了証が授与されます。

 2024年春、新校長に就任した岡村薫先生はこれまで国際部長としてグローバル教育を推進してきました。2028年には創立50周年を迎える同校。岡村先生にこれからの教育について聞きました。

世界が注目するPBL先進校
「ハイテックハイ」で学ぶ

 父親の仕事の関係で、多くの外国人とふれあいながら育った岡村薫先生。教育にも強い関心を持っていた岡村先生は、大学で英文学を専攻し、英語の教員免許を取得しました。そんな岡村先生が同校の教壇に立つきっかけとなったのが、「世界に眼(まなこ)を開く」という志を抱いて同校を創立した小塚光治先生との出会いです。小塚先生の教育理念に強く共感したと岡村先生は振り返ります。

「新任教員時代の私は、生徒といっしょに最寄りの栗平駅から学校まで歩いて登校し、放課後にはバスケットボール部でともに汗を流したものです」

 以来、生徒と心を通わせつつ、英語を学ぶ喜びを伝え、多くの生徒を難関大学へと送り出してきました。そんな岡村先生が部長を務めた国際部が数年をかけて構想を練り、昨年実現したのが『北米グローバル研修THINKTION@San Diego』です。

『 THINKTION 』とは、「 THINK(考える)」と「ACTION(行動)」をかけ合わせた「考えて行動すること」を意味する国際部の造語。中2から高2の希望者が夏休みの8日間、世界が注目するPBL(課題解決型学習)先進校・米「ハイテックハイ」の教員たちから指導を受けます。

「控えめな性格の生徒が、この研修で一生懸命に自分の考えをみんなに伝えようとしている姿を見て、私は感動しました。また、参加した生徒は帰国後、英語だけでなく様々な学びに対する姿勢も明らかに大きく変化しています。それほどインパクトのある研修となりました」

留学生との交流を通し
国内で日本を知る

 国際部は他にも、『ケンブリッジ大学リーダーズ研修』や『AUS/NZターム留学』『カナダ長期(1年間)留学』なども実現させています。

「今後はこれらの海外研修の精度を、さらに高めていきたいと考えています。また、国内でも日本の素晴らしさに気づけるグローバルプログラムを展開していきます」

 それらが校内で行う中3生全員対象の『 TOKO Immersion School 』や、高2生全員対象の『 TOKO Career Boost 』です。前者は外国人留学生1名に生徒3~4名がつき、SDGsについて学び、英語でのプレゼンテーションを行います。後者は外国人留学生1名がバディとなって、生徒6名のグループをそれぞれ担当。生徒は協働してバディの母国について調査し、その成果を英語でプレゼンテーションします。

「バディの中には、国家を代表して日本の最先端技術を学びに来ている優秀な留学生もいます。こうした留学生から見れば、日本は努力次第でどのような職業にも就ける国なのです。今は渡航費が高騰し、世界情勢が不安定です。あえて海外に行かなくても、国内で留学生と交流を図ることで、生徒は異文化への理解を深められるとともに、日本がいかに恵まれた国であるかに気づくことができます」 

 また岡村先生は、生徒の進路の選択肢を世界へと広げるために、「グローバル併願」や「ダブルディプロマ」を同校に導入しています。

海外大学進学という
選択肢を多くの生徒に

「グローバル併願」は、「UPAA(海外協定大学推薦制度)によってイギリスの「ラッセルグループ」や、オーストラリアの「グループ8」などの名門大学に出願できる制度。この導入によって、生徒は出願の手間に煩わされることなく、日本の大学合格に向けた受験勉強に専念しながら、海外名門大学も併願できるようになります。一方の「ダブルディプロマ」は、同校と海外の高校、2つの卒業資格を得られる制度です。

「本校の単位と合わせ、放課後や夏休みなどにオンラインで受講した単位を取得することで、カナダのオンタリオ州の高校卒業資格(OSSD)が得られます。これにより、海外大学の受験資格を獲得できるだけでなく、英語圏で最高レベルの教育を受け、豊かな国際感覚を身につけられます。
 こうしたグローバルプログラムにより、生徒の可能性をさらに大きく広げていくことが本校のこれからの目標です」

中3生全員対象の『TOKO Immersion School』での様子の写真です中3生全員対象の『TOKO Immersion School』は、学校内で4日間にわたって行われます。カリキュラムは1日5コマ、4日間で計20コマ。英語力を鍛えられるだけでなく、異文化理解の大切さを実感したり、日本を見つめ直したりする貴重な体験ができます。
『北米グローバル研修THINKTIONプログラム@San Diego』での様子の写真です『北米グローバル研修THINKTIONプログラム@San Diego』では、身近にある問題や世界が抱える問題について英語を使って解決策を考え、ロジカル・クリティカル・ラテラルという思考力を養います。期間中はカリフォルニア大学サンディエゴ校のドミトリーに滞在。現地大学生のサポートを受けます。
今年の1月に実施された高2生全員対象の『TOKO Career Boost』の様子の写真です今年の1月に実施された高2生全員対象の『TOKO Career Boost』の様子。留学生と話し合って計画を立て、アメ横や上野動物園、浅草などでフィールドワークを楽しみました。
AUS/NZターム留学』での記念撮影をした写真です『AUS/NZターム留学』での記念撮影。1タームは日本の一学期に相当します。一学期の間、現地の学校で通常の授業を受けることができます。対象は中3から高2までの希望者です。
これまで以上に多くの生徒の高い目標を
実現させていきたい
岡村薫校長先生の写真です岡村薫 校長先生

 今年、本校からブリティッシュコロンビア大学をはじめとする海外大学に6名が合格しています。また、東京大学や京都大学、東京工業大学、一橋大学などの国公立大学には105名が合格しました。国内外を問わず、本校では生徒が「第一志望宣誓書」を書き、第一志望を貫く姿勢を大切にしています。今後はグローバル教育にさらに力を注ぐだけでなく、これまで以上に一人でも多くの生徒を志望大学へと送り出すことをめざしていきます。

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