私立中高進学通信
2025年特別号
大学合格力強化計画
桐光学園中学校
東大や京大などの国立大に96名、
早慶上理には309名が合格、この10年で最高!
同校恒例の『東大キャンパスツアー』で、東大のシンボルのひとつ赤門で記念撮影する高3生。
東大の教授を務めている、同校の卒業生が校内を案内します。
医学部医学科の合格者は27名
東大3名、京大2名、一橋大3名、北大6名、東北大4名、大阪大2名。これが今春の最難関国立大や旧帝大の合格者数です。国公立大合格者数は、既卒生も含めると96名(現役79名)。医学部医学科には27名(現役8名)が合格しました。早慶上理には309名(現役266名)が合格。これはこの10年で最高の実績です。GMARCHには468名(現役406名)が合格しました。
「今年は2020年度から高校に導入された新学習指導要領で学んできた生徒が初めて受ける大学共通テスト(以下、共通テスト)となりました。『新課程入試』とも呼ばれるこの入試には、情報といった新設科目も出題されましたが、情報に関しては情報科の教員が対策を練るなど、各教員が準備を重ねて、生徒は不安を抱くことなく共通テストに臨み、力を発揮してくれました」(進路指導部長・中桐雅也先生)
『TOKO PRIDE』を胸に抱いて
毎年、最難関大学に多くの生徒を送り出す同校。その背景にあるのが『TOKO PRIDE』というスローガンです。桐光学園で努力してきたことを誇りとして、生徒は第一志望にこだわり抜き、受験勉強に力を注ぎます。
「まず、第一志望を決めるには、大学のキャンパスを実際に自分の目で確かめることが必要です。そこで生徒に、高1からオープンキャンパスへ行くように呼びかけています。また、家族で旅行をする際、例えば関西を訪れるならば、京大や大阪大を見学しに行くことを推奨しています」
また、年間20回程度『大学訪問授業』を開講。これは様々な分野の第一線で活躍する大学教授などを招いて行われる特別授業です。早期から生徒にひとつのことを徹底して追究する素晴らしさを体感させ、将来どの大学で何を学び、どのように社会貢献をしていくかを考えるきっかけを与えています。大学教授だけでなく、これまで俳人・エッセイストの夏井いつき氏、棋士の羽生善治氏、作曲家の坂本龍一氏、ジャーナリストの池上彰氏や田原総一朗氏らが来校して講義しました。
「今年、東大に現役合格を果たした3名のうち1名の生徒は、この『大学訪問授業』に毎回のように参加して、学問の魅力を知って、東大をめざすようになりました。この授業は多くの生徒の進路意識を高めています」
こうして第一志望を決めた生徒たちは高2になると『第一志望校宣誓書』を書き、自らの第一志望を提出。受験勉強を進めるなかで志望校を変更する場合には、担任と面談して双方が納得した上で志望校を新たに決定するようにしています。
創立50周年に向けて海外大学も
「生徒には、本校の教員は全員、大学受験のエキスパートであり、あらゆる相談に乗ると話しています。そして、授業や講習を受けていれば、塾や予備校に通わなくても第一志望に合格できること、国公立大学の二次試験の前日まで質問に対応したり、添削を行ったりすることを伝え、勇気づけ、安心感を与え続けています」
中桐先生のお話にある「講習」とは、中1から高3までを対象とした『通常講習』や『夏期講習』のこと。年間600種類以上の『講習』が用意され、興味や志望校に合わせて各講座を自由に選択できます。『夏期講習』では、特に高3に向けた期間を設け、共通テスト対策や国公立大学二次試験対策を中心にした講座が組まれています。
このような万全のサポート体制のもと、総合型選抜に対応した各種講習もありますが、多くの生徒が一般選抜で受験に臨むことが特色です。
「本校の進路指導として今後は、生徒に国内だけでなく、世界に目を向けて進学先を選ぶように働きかけていくことを意識しています。本校は2028年に創立50周年を迎えることに伴い、グローバル教育を強く推進しています。そこで、語学研修や国際交流の企画や運営を行う国際部では、年々増えていく海外大学進学希望者に対して、ブリティッシュコロンビア大の説明会を開催したり、情報を提供したりするなど手厚いサポートを行っています。そのため、今年はトロント大学やブリティッシュコロンビア大学など、世界大学ランキングの上位に入るような海外大に17人が合格しました。今後はさらに多くの生徒を海外名門大学をふくむ海外大へも送り出していきたいと考えています」(中桐先生)
進路指導室で生徒の相談に乗る中桐雅也先生。同校では、生徒が着実にステップアップできるように、きめ細かな進路指導が行われています。
創立50周年を記念して建てられる新校舎の模型(右側の白い建物)。各階には自習や友人との学び合いに利用できるラーニングコモンズが設けられる予定です。
落ち着いて勉強できるように5室の自習室が完備され、長期休暇中に利用できるものもあります。また、中1の授業も行う図書館(写真)にも放課後利用できる自習室があります。
同校の進学実績を支えるのが、毎日の授業。中学受験生を対象にした『オープンスクール』では、授業を実際に体験できます。入試は団体戦。ここから得た友情は
卒業後もずっと続きます
進路指導部長・中桐雅也先生本校では全教員が、「入試は団体戦である」と生徒に繰り返し語っています。目標とする大学は違っても、お互いが第一志望をめざすという意味では同じ仲間だからです。生徒は励まし合い、支え合いながら、目標の達成に向けて勉強に励んでいます。こうした切磋琢磨によって生徒同士の絆はさらに深まり、その友情はいつまでも続きます。また、大学受験を通して生徒はチームワークの大切さも学んでいます。
お知らせ
学校説明会
- 7月13日(日)
予約受付:6月28日(土)13:00~ - 9月14日(日)
予約受付:8月30日(土)13:00~ - 10月4日(土)
予約受付:9月20日(土)13:00~
学校見学ツアー
- 10月19日(日)
入試担当教員1名に対して5~6家庭を1グループにして、校内を見学しながら学校を紹介します。
輝緑祭(文化祭)
- 見学自由
- 個別相談コーナー
- カフェテリアオープン
※学校説明会・見学ツアーはすべて、専用WEBサイトからの予約が必要です。詳しくはホームページをご覧ください。学校見学ツアーの詳細はホームページのトップページ「入試に関する情報」で発表します。
桐光学園中学校
〒215-8555 神奈川県川崎市麻生区栗木3-12-1
TEL:044-987-0519
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