Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2024年神奈川版

注目! News and Topics

横浜隼人中学校

「迷ったらGO!」。失敗を恐れず
思い切りチャレンジできる学校に

教室で生徒に囲まれる朝木校長の写真です

教室で生徒に囲まれる朝木校長(写真中央)。
気さくなお人柄で、生徒が雑談をしようと校長室を訪れることも珍しくありません。

挑戦することの大切さを
伝えたくて、教育の道へ

 横浜隼人には野球や卓球など全国レベルで活躍する部活動が多くあり、また東京大学への現役合格者も輩出するという、真に「文武両道」を体現する進学校です。

 2024年4月には、多彩な社会経験をもつ朝木秀樹先生が新校長として就任しました。銀行員や高校野球部監督などの多彩な経歴をもつ朝木校長に、これまでのキャリアとその経験を活かした同校での取り組みについてお聞きしました。

「私は地元の高校から東京大学文科二類に進学し、硬式野球部に所属して野球漬けの日々を送りました」と学生時代を振り返る朝木校長。同期の大越健介氏(テレビ朝日「報道ステーション」キャスター)とバッテリーを組み、東大歴代最多勝利数を収めるなど、キャッチャーとして活躍し、快挙を成し遂げました。大学卒業後は三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入社し、30年以上にわたって営業・企画・人事など多岐にわたる業務を担当されました。退職後、学校法人麻布学園で事務長を務めましたが、「野球に携わりたい」という思いから筑波大学附属駒場高校の硬式野球部監督に転身。約5年にわたり野球指導を行いました。

「野球を通して高校生と接するうちに、現代の子どもたちが失敗を恐れ過ぎていることに、もどかしさを感じるようになりました。例えば大学受験にしても、『高い目標をめざして限界まで努力するというよりも、合格圏の大学に現役で入ることを最優先にする』といった安全志向ですね。しかし、人は失敗のなかから学び、成長していくものです。次第に私のなかで、チャレンジすることの大切さを若い世代に伝えたいという思いが芽生えてきました」

 そんな折、2023年に「横浜隼人の副校長になってほしい」との打診が舞い込んできました。教員の経験はなかったため「迷いもありました」という朝木先生ですが、「好きな言葉は『迷ったらGO』。中高生に伝えるべきことを伝えていこうと決意しました」と話します。

人脈を活かした取り組みで
子どもの心に火をつける
校訓が刻まれた石碑の写真です校訓が刻まれた石碑。同校では「必要で信頼される人となる」という校訓のもと、手厚い人間教育が行われています。

 副校長を経て校長となった朝木先生に同校の魅力を聞くと、「生徒の元気さ、明るさ、素直さ」という答えが返ってきました。

「本校の校訓は『必要で信頼される人となる』です。信頼される前段階として、まず信用される人にならなくてはなりませんが、本校の生徒はすでに信用に値する素直さを持ち合わせています。この『信用』を『信頼』まで高めるためには、周囲に『ここはあの人に任せれば大丈夫』と思わせる存在感を示していく必要があります。それこそがリーダーシップと呼ばれるものです。生徒たちには、中高6年間でさまざまな挑戦をしながら、一人ひとりが自分に合ったリーダーシップの発揮方法を模索し、磨きをかけてほしい。そのためにも、生徒たちがチャレンジし続けられる環境を整えていくことが重要です」

 新校長のもと、同校ではカリキュラムの見直しや探究活動の充実など、生徒の“好き”にフォーカスする形で力が伸ばせる取り組みの検討を進めています。その一つとして、「“本物”の話を聞く機会を設けたい」と朝木校長は力を込めます。

「まだ検討段階ですが、ニュースキャスターやスーパーコンピュータ富岳の開発担当者、大手コンサルティング企業の代表などによる講演やワークショップを実施したいと考えています。第一線で活躍する人々の話を聞くことで、生徒は将来の進路をよりリアルに描けるようになるはずです」

 各分野のプロフェッショナルと太いコネクションがあるのは、社会経験が豊富な朝木校長ならではの強みといえます。こうした取り組みにより「子どもたちの心に火をつける」のが、朝木校長のねらいです。

「学力にしても、それ以外のスキルにしても、本人が“やってみよう!”と自発的に動いて初めて身につくもの。学校や教員の大きな役割は、子どものモチベーションを高めることです。そのための施策を強化していきたいと思います」

 好きなことを見つけ、思い切りトライできる同校で、生徒たちはのびのびと個性と長所を伸ばし、“必要で信頼される人”に育っていくことでしょう。

チアダンス部の集合写真です
よさこいソーラン部による活動の様子を撮影した写真です

左の写真はチアダンス部、右の写真はよさこいソーラン部。
運動部と文化部合わせて51の部活動があり、8割以上の生徒が部活動に参加しています。

生徒とネイティブ教員が談笑している写真です生徒一人ひとりの個性や能力に合わせた教育を展開するため、高校では普通科のほか、ハイレベルな英語を学べる国際語科を設置。6名のネイティブ教員が在籍しています。
中学理科の授業の1コマを撮影した写真です中学理科の授業の1コマ。水とクエン酸と重曹を使った吸熱反応の実験中です。
プロフィール
朝木秀樹校長の写真です朝木秀樹 校長

1962年生まれ。愛知県出身。東京大学在学中は硬式野球部に所属し、キャッチャーを務めた。卒業後、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入社し支店長を3カ店歴任。退職後は学校法人麻布学園の事務長を経て、筑波大学附属駒場高等学校の硬式野球部監督に。2023年9月より横浜隼人中学校・高等学校の副校長、翌4月校長に就任。

紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ