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私立中高進学通信

2024年神奈川版

注目! News and Topics

山手学院中学校

国際舞台での活躍を見据えて
『国連世界高校生会議』に挑戦

アメリカ・ニューヨーク国連本部にて開催された『2024年国連世界高校生会議(UNIS-UN)』に参加した古川穂波さん(高3)と岩部昌さん(高3)の写真です

アメリカ・ニューヨーク国連本部にて開催された
『2024年国連世界高校生会議(UNIS-UN)』に参加した古川穂波さん(高3)と岩部昌さん(高3)。

 山手学院は「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間を育てる」という建学の精神のもと、1966年の創設時から国際交流を大きな柱とする教育を展開してきました。直接「世界」を体験できる多くの国際交流プログラムが用意されており、生徒たちはそれらを積極的に活用することで成長しています。

 1992年に国連国際学校から『第17回国連世界高校生会議(UNIS-UN)』への招待を受け、翌1993年から同校は毎年数名の代表を派遣し続けています。UNIS-UNは毎年3月にニューヨーク国連本部にて開催され、20数カ国から集まった400名以上の高校生が、その年のテーマについて英語でディベートをする取り組みです。

 2024年のUNIS-UNは「ジェンダー平等」をテーマに開催され、同校からは岩部昌さん(高3)さんと古川穂波さん(高3)の2名が参加しました。そんなお二人に、参加のきっかけや当日の経験についてお話を聞きました。

国際社会を見据えて
UNIS-UNに挑戦
先生の力を借りず自立して取材に応じてくれた古川さんと岩部さんの写真です先生の力を借りず自立して取材に応じてくれた2人。自分たちの経験や学びについて、ていねいに説明してくれました。

岩部さん
私は7歳までアメリカ・ノースカロライナ州で育ち、緑豊かな森に囲まれた自然環境に親しんできました。その経験から「自然がつくる環境の素晴らしさを大切にしたい」と思うようになりました。そして中1の時、当時16歳のグレタ・トゥーンベリさんが国連気候サミットで行ったスピーチの動画を見て、衝撃を受けたんです。そこからグローバル社会への関心が高まり、国際的に活躍できる力を伸ばせる環境を求めて、高校から山手学院に入学することを決めました。

高校で学ぶなかで「将来は国際機関で環境保護に携わる仕事に就きたい」という目標をもつようになり、その足がかりとしてUNIS-UNへの参加を決意しました。

古川さん
私はメキシコで5年間暮らした経験があります。その当時の小学生時代に、模擬国連で活躍する先輩たちを見て「自分もやってみたい」と憧れを抱きました。日本への帰国が決まり学校選びをするなかで、帰国生のサポートが手厚く、豊かな国際教育に取り組んでいる山手学院に魅力を感じ、編入試験を受けて中2の春からこの学校に入学しました。特に小学生時代からの憧れを実現できるUNIS-UNプログラムには高い関心を寄せていました。

UNIS-UNは希望制で、選考会を経て派遣生徒が決まります。選考会に向けて知識を深め、英語によるプレゼンテーションやディスカッションを行うのですが、その内容も英語のレベルもとても高いのです。苦労もありましたが、選考会に向けて準備を重ねてきたことが本番でも活かされたと思います。

参加者の熱意に刺激を受け
多くの気づきを得る

岩部さん
会議は内容も英語もハイレベルで、圧倒されました。また、熱意と活気にあふれる世界の高校生たちの姿に大きな刺激を受けました。「自分の意見を堂々と述べる」姿勢がいかに大切かを実感し、英語力に限らず自分には学ぶべきことがまだまだたくさんあると感じました。

古川さん
私は今回が2回目の参加になります。今回は同世代との交流のみならず、現地の先生方や国連で働く日本人の方も含め広く交流することを心がけました。多くの方々から将来を考えるうえで大切な気づきを得ることができ、とても貴重な経験になりました。

また、今回は岩部さんと行動を共にできたことで観光も楽しめて、とても充実していました。

岩部さん
会議に関連するスケジュール以外は完全に自由行動だったので、地下鉄に乗っていろいろな場所へ足を運んだり、食事をしたりしました。一人ではここまで行動的になれなかったと思うので、古川さんと一緒に行けたことは本当に幸運だったと思っています。

ニューヨークには、私のイメージ通りの華やかな部分もあればそうでない部分もありましたが、それまで感じたことのない音や匂い、景色など全てが新鮮な経験でした。

会議中は日本に対して「誠実で優しい人柄」「清潔な街」「素晴らしいアニメ」など、同世代から好印象な意見が聞けてうれしかったのですが、一方の街中では「アジア人」「女性」としてネガティブに対応されることもありました。多様な価値観や広い視野の大切さを実感する日々でした。

ニューヨークの街を観光する岩部さんと古川さん。

大学で学びを深め、国際社会に貢献したい

「UNIS-UNに参加したことで、国際的な課題には複雑な事情が絡み合い、幅広い意見が存在することを実感しました。この経験から、課題の解決には多くのアプローチがあり、異なる価値観をもつ人々と協働していく必要性を痛感しました。大学では特定の専門分野にとどまらず、幅広い視野をもって学びたいと考えています。そして、国際社会の問題をさまざまなアプローチで解決できる方法を追求していきたいと思います」(岩部さん)


多くの気づきを与えてくれた山手学院の学び

「山手学院は、世界の課題を自分事として捉えるきっかけになる、多くの気づきを与えてくれました。移民たちをアメリカとメキシコの国境まで運ぶ『死の列車』など、解決するべき貧困や移民の問題について学んだことは今でも印象に残っています。大学では中高で身につけた力と自分のバックグラウンドを活かして、ラテンアメリカについて深く学び、人道支援や課題解決につなげていきたいと考えています」(古川さん)

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