私立中高進学通信
2024年神奈川版
注目! News and Topics
日本大学藤沢中学校
オーストラリア語学研修とホームステイ受け入れ
その両方を経験できる独自の国際交流

中3で2023年度『オーストラリア語学研修』と受け入れプログラムに取り組んだ高1生の皆さん。
左から福田真瑛那さん、山科七輝さん、根岸花苗さん、栗田優妃さん、
そして昨年まで国際交流担当・中3学年主任の加藤達哉先生(現在は進路指導部主任)。
同校では中3生の希望者を対象に夏休みの2週間、オーストラリアの家庭にホームステイをして現地校に通う『オーストラリア語学研修』を実施しています。また、9月には研修先であるオーストラリア現地校の生徒が同校を訪れ、生徒の家庭にホームステイをしながら約1週間を過ごします。
「ホストファミリーとの生活を通じて異文化の日常を肌で感じ、現地校で集中的に英語を学べる質の高い内容が好評で、例年40名の定員を上回る希望者がこのプログラムに応募します。研修校は姉妹校として20年以上の交流実績があり、2年に一度研修先の生徒を参加した生徒宅に受け入れるなど、学校と家庭の信頼関係を活かした本校独自の取り組みを行っており、最高の体験をしてもらおうと互いの生徒・お子さんを受け入れています」(加藤先生)
オーストラリア現地校の
生徒とのホームステイ交流
貴重な経験によって大きく成長した4名の生徒たちに聞きました。

――参加した動機を教えてください。
根岸さん
日頃の授業やオンライン英会話で身につけた英語力を試したいと思い参加を決めました。初めての海外に少し不安もありましたが、クラスメートと一緒に行けることがとても心強かったです。
栗田さん
「積極的に話す姿勢を身につけたい」「親元から離れて自立心を育てたい」という動機で参加しました。2週間も家族と離れるのは初めてで不安はありましたが、いつコロナ禍のような状況になるかわからず、「ここで逃したら次のチャンスはないかもしれない」と強い気持ちで決意しました。
福田さん
私は不安のほうが勝り迷っていたのですが、栗田さんが「やらない後悔よりもやって後悔したほうがいい」と背中を押してくれましたし、「一緒に行こう」と声をかけてくれた友人たちにも励まされ、だんだんとモチベーションが高まっていき参加を決めました。

山科さん
コロナ禍に見舞われて以来、「貴重な経験の機会は逃したくない」という焦りを感じてきました。そんな私にとって、待ち望んでいた海外研修です。異国での新しい経験が、とにかく楽しみで仕方ありませんでした。
――印象に残っている出来事は?
根岸さん
週末にホストファミリーと過ごしたことです。受け入れ先のホストファミリー同士の仲が良く、一緒にいろいろな場所へ連れて行ってもらいました。特にビーチは海・空・砂浜がとても美しく印象的で、そこでのバーべーキューが本当に楽しかったです。
栗田さん
4家族で一緒に遊園地にも行ったよね。遊園地でホストファザーとの何気ない会話のなかで「無敵だね!」と言われた時のことを鮮明に覚えています。ささやかですが私にとってそれは「定型文ではない受け答えができた!」という手応えと、自分の成長を感じた一場面でした。

福田さん
スクール・バディはホストファミリーでもあったので、学校でも家でも多くの時間を一緒に過ごし、いろいろなことを語り合いました。彼女が大好きな日本の漫画の話題で夜遅くまで盛り上がったこともありました。
山科さん
バレーボールをしたことや授業中に誕生日を祝ってもらったことなど話題は尽きませんが、なかでもフェアウェルパーティーは感動的でした。私はディズニーの歌を披露し、アンコールがもらえるほど好評でした。さらに次の日「ホストファミリーがあなたの歌をずっと聞いたり口ずさんだりしてたよ!」と耳にして、本当にうれしかったです。栗田さんのパフォーマンスも大喝采だったよね。
栗田さん
私たちはダンスを披露しました。衣装は演劇部で使っているものを日本から用意していったのですが、照明や音響など現地校の設備が想像以上に充実していて、素晴らしいパフォーマンスができたと思います。
――どんな目標が芽生えましたか?

根岸さん
英語力だけでなく、相手が話しやすい雰囲気づくりや自分の考えを伝える積極性が足りないと気づきました。今後は、日頃から多くの人と交流するようにして、その部分も鍛えていきたいと思います。その第一歩として、写真・新聞部と器楽部に入部しました。
栗田さん
翻訳ツールが普及しても、自分の言葉で伝えることに価値があると感じ、英語力をつけたいと思いました。この研修でどんな経験も無駄ではないと実感し、これまで以上に「挑戦したい」という意欲が高まりました。
福田さん
英語が未熟な私に対して、オーストラリアの人々は優しく耳を傾け、簡単な英語で伝えようとしてくれました。そのたびに「もっと英語が話せたら」と思いました。再会に向けて、しっかり英語力をつけたいと思います。
山科さん
言葉や文化が違っても「相手を楽しませたい」「喜んでもらいたい」という思いがあれば、充実した交流ができると実感しました。英語力と人を楽しませる力をつけ、オーストラリアでの素晴らしい経験に恩返ししたいです。





9月の受け入れ期間中、福田さんと栗田さんはバディに日本の夏を体験してもらおうと、
浴衣を用意し線香花火を楽しみました。「とても喜んでくれて、
『次に訪れる時は日本の冬を体験したい』と話してくれました」(福田さん)
(この記事は『私立中高進学通信2024年神奈川版』に掲載しました。)
日本大学藤沢中学校
〒252-0885 神奈川県藤沢市亀井野1866
TEL:0466-81-0125
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