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私立中高進学通信

2024年神奈川版

卒業生が語る私の成長Story

清泉女学院中学校

誠実に法律を学び、その知識を活かして
グローバル社会に貢献することが目標

泉 有璃沙さん

慶應義塾大学 法学部法律学科1年
泉 有璃沙さん

「清泉女学院では、感謝の心をもつこと、その心を挨拶というカタチに表すことの大切さも教えられました」

カトリック精神に基づく同校のモットーは『神の みまえに 清く、正しく、愛ふかく』。
「どのような時でも誠実で、周囲を温かく照らす人であるように」という意味です。
このモットーを今も実践する泉さんが中高時代を振り返ります。

テニスと生徒会活動に
力を注いだ中高時代
「生徒会活動や部活動に力を注ぐことで生活にリズムやメリハリが生まれ、その結果、勉強にも集中できました」と語る泉さん。「生徒会活動や部活動に力を注ぐことで生活にリズムやメリハリが生まれ、その結果、勉強にも集中できました」と語る泉さん。

 中学に入学してすぐ生徒委員(クラス委員)を務めた泉さん。生徒委員の役割は、学校生活全般に一人ひとりの意見を反映させることです。泉さんはこの生徒委員を、中1から高3まで6年間続けました。さらに中3から高1の間は生徒会の議長補佐に、高2では生徒会長に就任しました。高2の『清泉祭(文化祭)』では、公約通り、学校にキッチンカーを呼ぶという生徒会初の試みを、先生方と半年間交渉を重ねた末に実現。その結果、ブリトーとルーローハンのキッチンカーが校舎の前にやってきて、生徒から大好評を博したそうです。

 一方、中学から所属していた硬式テニス部では、高1の時に湘南地区のシングルス戦で5位に入賞。高2で部活動を引退するまで、生徒会活動と並行して硬式テニスにも力を注ぎました。

 同校には多彩な行事が用意されており、それらの行事にも泉さんは真剣に取り組みました。

「毎年5月には合唱祭があります。新年度のクラス替え直後から練習が始まるので、みんなで一生懸命取り組み、クラスの絆が強まっていきました」と話します。

 そんな泉さんが慶應義塾大学の法学部法律学科をめざしたことには、どのような背景があったのでしょうか。

「カトリックの教えを説く清泉女学院での学校生活を通じて、何事にも誠実に向き合うことの尊さを知りました。将来の職業に関しても考え方は同様です。私は誠実に社会貢献を行っていくには、法律の知識が必要だと考えるようになりました。また、高2と高3の時に私の担任だった小林建介先生が、生徒会活動に励んでいる私を見て『法曹に向いているのでは?』とのアドバイスをくださったことも理由に挙げられます。
 弁護士になれば、法律の知識を活かし、悩みやトラブルを抱えた方々の力になることができます。そこで、司法試験の合格率が高い慶應義塾大学の法学部法律学科をめざすことにしました」

塾や予備校に通わず
自習室で仲間と勉強に励む

 高3になった泉さんは、塾や予備校に通わず、同校の自習室で受験勉強に励んだそうです。

「ゆったりと過ごせる自宅とは違い、学校の自習室なら気持ちを引き締めて学ぶことができます。自習室には、私と同じように一般選抜で大学受験に臨む多くの仲間たちがいました。朝は7時半に行って授業が始まる8時半まで、放課後は3時半から6時半まで、自習室を利用して勉強しました。
 高3の12月に入ると授業がなくなります。そこで、朝は何時に来て、夕方何時まで勉強するのか、仲間たちと時間を決めて自習室に集まりました。お昼休みになると、持ってきたお弁当を一緒に食べました。そして、過去問を解いていてわからなかった箇所を教え合ったり、意見を交わしながら答えを考え合ったりしました」

 そうして勉強に集中する日々を送っていますが、泉さんは高3になってからいきなり受験勉強をスタートさせたわけではありません。中学時代から部活動や生徒会活動と勉強を両立させ、着実に学力を積み上げていったのです。もともと泉さんは本を読んだり、文章を書いたりするのが好きで、国語が得意科目でした。また、父親の影響で小さな頃から洋画や海外のドラマに親しんでいたため、英語の力にも秀でており、高3の春には英検準1級を取得しています。

 こうして部活動・生徒会活動・勉強の3つと誠実に向き合い続けた結果、泉さんは慶應義塾大学の法学部法律学科に現役合格を果たしました。

生徒の希望や熱意に
応えてもらえる環境

「大学では『律法会』というサークルに所属して法律の知識を深めています。律法会は、法律系としては慶應で最も大きく歴史が古いサークルです。テニスも続けていて、強豪サークルに入っています。また、海外でも活躍できるように英語の力を鍛えるため、TOEICの勉強も始めています」

 泉さんは中高時代と同様、現在も文武両道に努めているのです。

「将来の目標は、司法試験を受けて弁護士になるか、法律の知識を活かしてグローバルに社会貢献できる仕事に就くことです。後者の場合は、外務省などに勤務することが考えられます」

 そう笑顔で語る泉さんは、母校の良さを次のように振り返りました。

「清泉女学院には、生徒の希望や熱意に応えてもらえる環境が整っています。生徒会の時も先生方に『こんなことがしたい』と企画をプレゼンテーションすれば、力いっぱい応援してくださいました。
 大学受験に関しても、各教科の先生方から入念なサポートをいただきました。慶應の入試には小論文がありますが、そのための対策も万全で感謝しています。入試本番が近づくと、どうしても不安が募ります。そんな時も先生方は私たちの声に耳を傾けてくださいました。また、高い目標に向けて切磋琢磨できる友人たちがいることも、清泉女学院の素晴らしさです。この学校で学んだことを糧に、将来多くの人たちの役に立てたらと思っています」

恩師からの応援メッセージ
笑顔を絶やさず尽力する姿に
私も励まされました
高校時代の担任だった小林先生と。高校時代の担任だった小林先生と。

 自分らしさを大切にしながら、一歩一歩進んでいくことができる。泉さんはそんな生徒でした。穏やかな人柄で、笑顔を絶やさず生徒委員としてクラスをひとつにまとめていた泉さんの姿を今も思い出します。勉強でも生徒会活動でも部活動でも、やるべきことを着実にこなしていき、尽力が途切れることはありませんでした。その姿に教員である私も何度となく励まされ、泉さんから学んだことも数多くあります。泉さんならこれからさらに大きな飛躍を遂げ、平和な社会づくりに貢献してくれると期待しています。(理科/小林建介先生)

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