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私立中高進学通信

2024年神奈川版

注目! News and Topics

横須賀学院中学校

新校長のもと、生徒が自分の適性を見つけ
可能性を開花させる教育を展開

2024年4月、横須賀学院中学校・高等学校の校長に就任した天野海走先生の写真です

2024年4月、横須賀学院中学校・高等学校の校長に就任した天野海走先生。

牧師として
平和教育に尽力

 1950年の開校以来、「敬神・愛人」を建学の精神に掲げ、キリスト教の信仰に基づく教育を実践している横須賀学院。2024年4月、副校長として、そして牧師として平和教育に尽力してきた天野海走先生が校長に就任されました。新校長としての意気込みを次のように話されます。

「本校は戦後の日本において、平和と民主主義を担う若者の育成を目的に作られました。平和で民主的な社会とは、私たち一人ひとりの存在が価値あるものとして大切にされる社会です。本校が変わらず大切にしている教育は、生徒が互いの存在を尊重し合い、愛をもって他者を受容できる人へと成長すること。そして一人ひとりがもって生まれた役割・使命を見つけ、自身の力を最大限に磨き、自分にしかできない生き方を見つけること。分断や争いが絶えない現代において、このような教育はますます重要であると考えています。毎朝の礼拝や聖書の時間に触れるイエスの教えや、牧師である教員の言葉を通して、日々そうした教えを生徒に伝えています」

時代に合わせた改革を
積極的に推進
パイプオルガン
大チャペルにあるドイツ製のパイプオルガンは、ドイツ人の職人によって2021年に完成。優しく包み込んでくれるような音色がチャペル中に響きます。

 このような平和教育を土台に、キャリア教育、グローバル教育、ICT教育といった、時代の変化に合わせた取り組み・改革を積極的に推進していきたいと語る天野校長。

「『日本の若者は自己肯定感が低い』と言われることに危機感を抱いています。本校では、互いを尊重し合う学校風土のなかで自尊感情を育み、さらにその先の自己効力感や、挑戦に前向きなマインドをしっかり育てていきます。生徒の個性は一人ひとり違うので、一律にこれをやりなさいという画一的な形ではなく、各々が興味・関心をもち、チャレンジできるものを見つけられる環境を整えています」

 例えば、推薦入学制度のある青山学院大学のほか、横浜薬科大学や神奈川歯科大学など教育連携協定を結んでいる大学との連携授業は、さまざまな分野の高度な学びが体験できる高校生向けのプログラムとなっています。また、文理の枠を越えた幅広いテーマについて大学の先生や研究者から講義を受けられる「学院セミナリオ」は、中高生が興味のある内容を選んで参加できる課外活動プログラム。「抗酸化作用を調べよう!(横浜薬科大学)」「SDGs時代の教育とユネスコスクール(玉川大学)」「身近な話題から心理学を体験しよう(和洋女子大学)」など、現在は年間50以上の講義が開講されており、今年度からシリーズで実施する探究型の講座もスタートしました。

「今後はさらに進化・深化させ、教員が一人ひとりと向き合いながらサポートできる体制を強化していきます」

キリスト教学校ならではの
充実したグローバル教育

 また、「世界の隣人と共に生きる」というキリスト教の教えを土台とするグローバル教育を長年にわたり実施している同校。中1生が全員参加で、ネイティブ教員と共に英語のみで過ごす「イングリッシュデイズ」や、青山学院大学の外国人教員監修によるオンライン英会話など学内での英語学習に加え、海外語学研修やターム留学制度も充実しています。

「生徒の留学への関心はますます高まっており、参加人数は大幅に増えています。今後は留学のサポート体制をさらに整え、コロナ禍以降ストップしていたオーストラリアの提携校との交流も再開したいと考えています」

 このような時代に即したさまざまな取り組みを実現させる必須条件は、学校が全生徒にとって安心して通える場所であること、と力を込める天野校長。

「安心して通える環境のなかで、各々の適性・使命という種を見つけ、開花させてほしいと願っています」

カフェテリア
2020年に完成した、中庭に面したカフェテリア。放課後はコーヒーを飲みながら友達と勉強を教え合うといった風景もよく見られます。
アリーナ
バスケットコートが2面とれる広々としたアリーナ。冷暖房とWi-Fi完備です。
外観
ガラス張りの小チャペルは中学生の礼拝や集会に使われます。アイコニックな外観は横須賀市の景観賞を受賞。
図書館
司書教諭が2名常駐する「海の見える図書館」。34,000冊の蔵書を備え、洋書も3,000冊と充実。図書館との連携授業も活発に行っています。
自己と向き合い
自己の可能性を追求してほしい
天野海走校長の写真です天野海走 校長

 私たちには、その人にしかもち得ない個性・資質・能力があり、世界には、その人にしか果たすことのできない使命・役割があります。私たちは生徒や保護者のニーズを、複数形の“needs”ではなく単数形の“need”で表現します。それは個性の異なる一人ひとりとしっかり向き合いたいからです。生徒が可能性を最大限に追求できるようサポートすることを自身の使命と心に刻み、日々の教育を行っています。

プロフィール

1975年生まれ。横浜市金沢区出身。横浜立野高等学校卒業後、関西学院大学神学部へ進学。同大学院修士課程修了後、神戸国際大学付属高校・聖書科の非常勤講師として勤務する傍ら、芦屋山手教会にて伝道師として活動。その後、青森県の東奥義塾高等学校で9年間、宗教主事として宗教科を担当。2011年、横須賀学院に赴任し宗教科の教職に就く。2021年、横須賀学院高等学校副校長に就任。2024年4月、横須賀学院中学校・高等学校の校長に就任。

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