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私立中高進学通信

2023年神奈川版

注目! News and Topics

山手学院中学校

アメリカ、カナダで2週間のホームステイ
世界を肌で感じる北米研修プログラム

海外での充実した日々に最後は「帰国するのが寂しかった」と話すRさん(左)とSさん(右)。

海外での充実した日々に最後は「帰国するのが寂しかった」と話すRさん(左)とSさん(右)。

日本と異なる環境で知る
異文化と自由な精神

「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」を育成する。この理念に基づき同校では、多感で柔軟な吸収力のある中高時代に直接「世界」に飛び込み、体験する学びを重視しています。多彩な国際交流プログラムの柱として1969年から高校生全員参加で実施してきた北米研修プログラムが、今年4月、コロナ禍以降4年ぶりに再開されたのです。高2の14クラスが8グループに分かれ、カナダ、アメリカを訪れ、生徒たちは2名1組で15泊16日のホームステイを体験しました。

 平日は現地の高校に通って授業を受けたほか、日本文化の紹介や遠足などのプログラムを通して、同年代の生徒たちと親睦を深めました。また、朝晩や週末はホストファミリーと生活をともにし、日本とは異なる環境で2週間を過ごしました。「このプログラムの存在が山手学院へ入学した決め手」というSさん(カナダのオンタリオ州オタワ訪問)とRさん(アメリカのワシントン州ワラワラ訪問)は、海外での貴重な経験をこう振り返ります。

「訪問先の生徒たちはみんなフレンドリー。教室では座りたいところに座り、授業中もお腹がすいたら何かを食べていいなどとても自由で、文化・風習の違いに驚きました。カナダにはさまざまな国籍の人がいます。仲良くなった友達のなかにはバイセクシャルの方もいて、多様性の意味を肌で感じられたことは、自分にとって得難い経験となりました」(Sさん)

「最初は『英語が間違っていたらどうしよう』とためらっていましたが、1週間後には積極的に話せるようになりました。日程の最後には帰国するのが寂しくて、ホストとして迎え入れてくれた生徒と抱き合って泣いてしまったほどです。今は日本にいながらにして世界のいろいろなことを知ることができますが、実際に体験しなければわからないことの多さに気づきました。高校時代にこれほど濃密な海外経験ができたことは、将来に絶対活きると思っています」(Rさん)

世界をもっと知りたくなりました

 中3で予定されていた1週間のオーストラリア・ホームステイが新型コロナの影響で中止になっただけに、今回の北米研修はとても楽しみにしていました。

 オタワは首都なので、カナダについてたくさん知ることができるだろうと期待していましたが、街を歩いているだけで日本との違いがあり、何より多種多様なルーツに根ざした人々が暮らしていることに驚きました。私のホストになってくれた生徒とそのファミリーもマルタ共和国出身でしたし、学校でもさまざまな国籍の人たちから母国の話を聞いたことで、「世界をもっと知りたい」「より多くの国に行ってみたい」という気持ちが高まりました。

 学校では、私たちが事前に準備をしていった日本文化の紹介とパフォーマンスのほか、オタワ観光やボウリング、先住民の精神や歴史が学べるファームへの遠足も行われましたが、日本とは異なる自由な雰囲気を味わえたことがとても印象に残っています。制服もなく、髪の色の違いなど誰も気にすることなく、一人ひとりの個性を大切にするので、自分が浮いている感じがしませんでした。最初は英語が上手に話せませんでしたが、みんなが積極的に話しかけてくれたので、次第に打ち解け、最後は離れることが寂しかったです。

 シリアルの種類が豊富でおいしかったこと、現地の日常生活に触れられるスーパーマーケットでの買い物が楽しかったことも忘れられません。異文化に直接触れ、海外の環境に慣れることができた貴重な2週間となりました。

Sさんのオタワ滞在アルバム
パフォーマンスでは剣道を披露。多くの人とジェスチャーを交えながら会話ができて、楽しいイベントになりました。パフォーマンスでは剣道を披露。多くの人とジェスチャーを交えながら会話ができて、楽しいイベントになりました。
学校主催の遠足でケベック州最大の都市モントリオールへ。(Sさん)学校主催の遠足でケベック州最大の都市モントリオールへ。(Sさん)
学校生活2日目に、高校の体育館で生徒やホストファミリーを前に日本文化の紹介とパフォーマンスを行いました。文化紹介ではけん玉や折り紙などを見ていただきました。

学校生活2日目に、高校の体育館で生徒やホストファミリーを前に
日本文化の紹介とパフォーマンスを行いました。
文化紹介ではけん玉や折り紙などを見ていただきました。

昔からの夢の第一歩となりました

 ワラワラは、北米研修の初期から交換留学が始まった、山手学院と歴史的に関わりが深い場所だそうです。さらに横浜市に住んでいる僕にとって、人口が約3万人ちょっとという小さな田舎町であることにも憧れがあり、訪問をとても楽しみにしていました。

 海外生活3日目の文化紹介とパフォーマンスでは、体育で習っていた空手を披露しました。最後に全員の合唱で『COSMOS』を歌った時は、涙ぐんでいる方もいて、日本で準備した成果をしっかり出せたことに、安堵するとともに達成感を得ることができました。

 学校主催の遠足では、町の歴史を紹介する2つのミュージアムと、少し離れた街へショッピングに出かけました。いかにもアメリカらしい黄色のスクールバスに乗ったことも良い思い出です。

 僕のホストは、1歳年上の女性とその双子のお兄さん。お兄さんは高校と同時に地域のコミュニティカレッジにも通われていたので、僕もそこに同行させてもらい、授業を受けたり、ビリヤードを楽しんだりしました。

 7月には、お世話になったホストの生徒たちを日本に迎える「リターン・ビジット」が実施されます。今度は僕が彼らを案内して、日本を楽しんでもらえるように、今もしっかり英語の勉強を続けています。今回の経験は、「いろいろな国に友達を作りたい」という昔からの夢の第一歩になりました。僕は世界のさまざまな国を見たいので、未来につながる大きな財産になったと感じています。

Rさんのワラワラ滞在アルバム
新たな友情を築いた日米の仲間たち。新たな友情を築いた日米の仲間たち。
素晴らしい体験を提供してくれた僕のホストファミリー。素晴らしい体験を提供してくれた僕のホストファミリー。

野球観戦が大好きな僕のために、ホストファミリーが車で6時間かけてシアトルまでMLB観戦に連れていってくれました。ホームチームの勝利に喜びすぎて、お兄さんと踊りながら撮影したために写真がブレました。野球観戦が大好きな僕のために、ホストファミリーが車で6時間かけてシアトルまでMLB観戦に連れていってくれました。ホームチームの勝利に喜びすぎて、お兄さんと踊りながら撮影したために写真がブレました。
帰国前日のワラワラの空。別れが寂しくて、撮りながら泣きそうでした。(Rさん)帰国前日のワラワラの空。別れが寂しくて、撮りながら泣きそうでした。(Rさん)

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