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私立中高進学通信

2022年4月号

その先に備える キャリア教育

国士舘中学校

iPad導入で広がる可能性
学習環境がさらに充実

2021年度、中1から高2までの全生徒に1人1台iPadを導入し、効果的な学習に活かしている同校。 6年間一貫で、将来的に役立つスキルを段階的に伸ばしていきます。
導入したiPadはキーボード付きの機種。大学での使用や、社会に出てからの実用性を考えました。

導入したiPadはキーボード付きの機種。大学での使用や、社会に出てからの実用性を考えました。

教頭/神山優子先生教頭/神山優子先生

 道徳心や正義感、思いやりの心と、社会の一員として活躍するための力を育てる教育を実践している同校。朝学習や放課後学習など、きめ細かな指導による基礎学力の養成と、さまざまなグローバルプログラムによる英語力の強化など、手厚いサポートに定評があります。2021年度からはiPadを導入し、さらに学習環境を充実させました。

「まず前段階として、2020年度の新型コロナウイルス感染拡大による休校期間に、中学・高校・大学の全生徒にICTの整備費として一人一律8万円を給付しました。これを活用してご家庭の通信環境を整えていただき、2021年度4月より、一人に1台iPadを導入しました」(教頭/神山優子先生)

 現在はGoogle Classroom(※1)やロイロノート(※2)などのアプリを使って、学習教材や教員が手作りした演習問題などを共有し、生徒たちの学習や学校生活に役立てています。

ICT委員会/伊東慎弥先生ICT委員会/伊東慎弥先生

「朝学習では英語の学習アプリを使ってリスニングの問題を解いてもらい、翌日にはその問題をプリントで解く取り組みも始めました。英語科の教員の間では、iPadの導入により『繰り返し学習によって耳が鍛えられる』『発音やリスニングの課題を出しやすい』と好評です。美術の授業ではスケッチアプリを使って絵を描くなど、各教科でiPadを活用しています」(ICT委員会/伊東慎弥先生)

 セキュリティに配慮し、ICT委員会で十分に議論して、Webサイトへのアクセス制限も行っています。

「あくまで勉強のための機器なので、遊びには使えないようにしています。保護者からiPadに関する苦情は出ていません。安心してお任せいただいている状況だと思います」(神山先生)

 中学では授業中のiPadの使用にはルールを設けていますが、高校ではノートに書ききれない板書をiPadで撮影したり、わからない語句をその場で検索したりするなど、教科によって自由に使用できるようにしています。

「段階を経て、正しい使い方を学んでいってほしいですね。最終的にはiPadをノート代わりに使いこなし、さらには自分で考えて行動するために活用してほしいと思っています。生徒のスキルも、教員の指導力も、いっそう高めていきたいです」(伊東先生)

※1 Google Classroom…Googleの授業支援ツール。課題の配布や振り返りなど、教員と生徒の間の連絡をオンライン上で一括管理できます。

※2 ロイロノート…授業支援のためのクラウドツール。課題配布や宿題の提出に利用できるほか、思考力やプレゼンテーション力を育てるための機能も備えています。

生徒一人ひとりが使いこなせるよう、教員が細かくサポートしていきます。操作方法のみならず、ネットリテラシーや使い方のマナーなども、折に触れて指導しています。

生徒一人ひとりが使いこなせるよう、教員が細かくサポートしていきます。
操作方法のみならず、ネットリテラシーや使い方のマナーなども、折に触れて指導しています。

Report社会で活躍するためのスキルを身につけ、発展的な学びにも活かす
ICTフル活用で創造性と自主性を育む

 伊東先生が担当する中2のホームルームでは、中2生全員で訪れるブリティッシュヒルズ語学研修(※3)での目標を、それぞれが書き出して、共有フォルダに投稿していました。

 同校では全教室に電子黒板を導入しています。教員のiPadの画面をそのまま電子黒板に映すことで板書の時間を節約できるほか、ホームルームや授業において、生徒の意見を一斉に電子黒板に表示して、容易に意見の共有ができるようになりました。

「さまざまな授業や学校活動のなかで、意見交換やレポート発表、プレゼンテーションの機会を意識して増やしています。そうした積み重ねによって、人前で発言するのが苦手な生徒も自分の意見を述べられるようになってきています。自ら進んで発言する積極性も育ち、授業がさらに活気づいた実感があります。
 教員もICTをどのように授業に活かせば効果的なのか、常に試行錯誤しています。いずれは動画アプリなどを導入し、生徒による動画制作なども行いたいですね」(伊東先生)

※3 ブリティッシュヒルズ語学研修…中2生を対象に、イギリスの街を再現した英語研修施設「ブリティッシュヒルズ」で行われる、2泊3日で体験する英語学習プログラム。

取材した日、ほかの教室ではディベートの授業を実施。グループごとに相談しながら、積極的に意見交換が行われていました。取材した日、ほかの教室ではディベートの授業を実施。グループごとに相談しながら、積極的に意見交換が行われていました。
まずは一人ひとりが熟考してiPadに目標を書き込み、その後、電子黒板にクラス全員の目標が表示されます。まずは一人ひとりが熟考してiPadに目標を書き込み、その後、電子黒板にクラス全員の目標が表示されます。
瞬時にクラス全員の意見を集約できるのもICT授業の大きなメリット。友達の意見を知って、自分の視野も広がります瞬時にクラス全員の意見を集約できるのもICT授業の大きなメリット。友達の意見を知って、自分の視野も広がります

(この記事は『私立中高進学通信2022年4月号』に掲載しました。)

国士舘中学校  

〒154-8553 東京都世田谷区若林4-32-1
TEL:03-5481-3114

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