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私立中高進学通信

2023年4月号特集

中学受験の選択~男女別学の意義~

日本大学豊山中学校

触れ合いの“濃さ”を体感できる環境
広報主任 田中正勝先生広報主任
田中正勝先生

――貴校の雰囲気を教えてください。

 一言でいえば、あけっぴろげです。素の自分を隠している子はまずいません。男の子はある意味とてもシャイで、異性がいると萎縮しがちですが、自分らしく伸び伸びと、家庭とはまた違った表情を見せるのが本校の学校生活です。 “お母さん心配しなくていいですよ。ちゃんと成長しています”と、機会を見てはお伝えするようにしています。

――みんなに自分の居場所があるということですね。

 おもしろいのは、卒業して十数年が経ち、立派な社会人として成長した彼らの口から、堂々と「豊山」の名がプライドとして出てくることです。よっぽど居心地が良かったんだと思います。在学中、スポーツ系男子とオタク系男子の仲がいいというのはその象徴といえます。もっというと、男の子だけの環境の中でも、ダイバーシティは体現できます。なぜなら、相手をしっかりと受け止めることができる力が自然と身についていくからです。

――長い人生の中でのほんのわずかな6年間、豊山で過ごす価値が大いにありそうです。

 逆にいうと、安心して失敗できる環境がその学校に本当にあるかどうかです。豊山にはそれがあります。お子さんを預けた以上、「あとは任せました」と、そんなふうにいっていただける環境が整っています。ただ男の子は、決めごとに対してものすごく時間がかかります。回り道もします。でも焦る必要もありません。友だちとどう触れ合ったかが大切だからです。その触れ合いの “濃さ”をおもいっきり体感してもらいたいと思っています。

Column
異性から見た男の子の成長とは~上沢花子先生は語る
国語科教諭 上沢花子先生国語科教諭 上沢花子先生

「例えば、叱られた子のその横にちょこんと座って、何もいわずに励ましている子がいます。中高時代の男の子って不器用ですが、かっこいいなと思います。入学した頃はほとんど小学生だったのに、こんなことができるように成長したのかと感心しながら、ここは私たちが出る番ではないなと、そっと距離を置くようにしています」
「その反対もあります。例えば、叱られて反発する子もいるからです。さあどうしようかと思っていると、仲間たちが放っておきません。“ここはお前が悪い”“謝ったほうがいい”などと諭してくれます。ちょっとふてくされていた当人も、こうなると反発を続けるわけにはいきません。みんな一緒に成長しているんだな、生徒たちはお互いに育て合っているんだなと思うと、がみがみいう必要はもうなくなります」
「本校の生徒は総じて素直です。何か指導すると、スーッと入っていきます。そこが彼らのいいところです。たまに格好つける時もありますが。“あいつがまじめにやるんだったら、俺も”などと、同じ空間にいることから生まれる相乗効果もいいですね」
「高校の担任を経験して思うのは、男の子はぎりぎりまで引っ張って進路を決める傾向が強いことです。私はそれでいいと思っています。特に男の子には“待ってあげる”タイミングが大事だからです。面談をすると親御さんの焦りが伝わってきますが、『待ってあげてください。ちゃんと見ていますから』とお話しています」
「つい最近、受験で豊山を選んだきっかけをある生徒に聞いたことがあります。決め手になったのは、施設見学会の際、一生懸命に話をしてくれた在校生の姿だったそうです。なるほどなと思いました。彼は今、生徒会に入って豊山の良さを発信する側にいます。世間ではよく、環境が人をつくるといいますが、生徒が人をつくるのが、別学の良さ、豊山の良さではないかと思っています」

 コロナ禍でもオンライン説明会に移行せず、対面式のミニ説明会をきめ細かく開催して“男子校の魅力”を発信。全国レベルで活躍する強豪の部活動も多い。近年定着しているキャッチフレーズは、『強く 正しく 大らかに』。

日本大学豊山中学校  

〒112-0012 東京都文京区大塚5-40-10
TEL:03-3943-2161

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