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私立中高進学通信

2023年神奈川版

注目! News and Topics

聖園女学院中学校

英語を学ぶ喜びを分かち合いながら
グローバルマインドを育む

中2の英会話の授業。教えているのはアメリカ出身の鯉淵スーザン先生です。
出席番号の前半・後半でクラスを2分割し、少人数制できめ細かな授業を行っています。

ネイティブ教員が常駐する
校内留学の部屋『MEA』

 キリスト教の世界観に基づく教育を実践する聖園女学院。他者理解の心を育む国際教育は、同校に貫かれた伝統です。

「相手の気持ちを考えたり、相手の価値観を認めたりできることが、国際社会で必要とされるグローバルマインドへとつながります。本校の国際教育で生徒たちは他者理解の心を大切に育みながら、日々、英語を学ぶ喜びを分かち合っています」(国際交流室長・英語科主任/江藤幸代先生)

 互いの違いを認め合う校風のなかで、英語教育が活発に行われています。中学における英語科の授業は週6時間あり、そのうち1時間をネイティブ教員が担当。少人数制で英会話の授業を行い、通常授業で学んだ英語表現を英会話の授業でアウトプットして総合的な英語力を磨いています。

 また、帰国生や高い英語力をもつ生徒を対象に、取り出し授業(※1)としてACE(Advanced Class of English)クラスを設置し、週6時間ある英語科の授業のうち、4時間をネイティブ教員による高度なオールイングリッシュの授業に充てています。

 同校には専任のネイティブ教員が3名在籍しており、 “校内留学の部屋”として生徒が気軽に出入りできる『MEA(Misono English Academy)』には2名が常駐しています。ネイティブ教員に質問をしたり、おしゃべりをしたり、昼休みや放課後にはさまざまなイベントが催され、学年を越えて楽しく英語を使う機会を増やしています。

 同校では英検を校内で実施するなど注力していますが、それらのリスニングや面接対策でも、MEAは大いに活用されています。英検については、英検準1級、2級取得を目標に、日々きめ細かな指導が行われています。また、高校では英語でのプレゼンテーションやスピーチが日常的に実践されており、そうした取り組みでもネイティブ教員の指導によって高度な英語表現力が養われるカリキュラムが組まれています。

※1 取り出し授業…特定の教科で少人数指導を行う指導方法。

オンライン英会話で力をつけ
海外研修にチャレンジ

 自主的に英語力を伸ばせる機会も用意しています。空いた時間に自宅でも校内でもリスニング力やスピーキング力を鍛えられるよう、オンライン英会話を導入。1人1台所持するiPadを使って、1回25分間、フィリピンにいるネイティブ教員からマンツーマンでレッスンが受講できます。

 レッスンに慣れるまでは授業内で受講し、その後は生徒の都合やレベルに合わせて1年間に計100回受講できるように設定されており、講師の指名や英検の面接対策、日常英会話などレッスン内容の選択も可能です。

 さらにiPadを利用した多読にも取り組んでおり、自分のレベルに応じて、多様な洋書が読める環境が整っています。

 身につけた英語力を試すため、希望制の海外研修も実施しています。中3では、1月中旬から3月末まで、希望者を対象にニュージーランドへのターム留学を実施。ホームステイをしながらカトリックの女子校に通い、現地の生徒と一緒に授業を受けます。英検準2級レベルの英語力が条件で、今年は7名の希望者が参加しました。

「『なぜターム留学をしたいの?』と生徒に聞くと、多くの生徒が『親元から離れて、自分がどれだけ頑張れるかを試してみたい』と答えます。英語力の向上はもちろん、ターム留学は新しい自分を発見するきっかけにもなっています」(入試広報部長/鐵尾千恵先生)

 高1の夏休みには、希望制の『カナダ研修』があります。期間は約2週間。同校の教員が引率し、聖園生だけのクラスで英語を学ぶため、海外研修が初めてという生徒も安心して参加できます。

海外大学進学への
指定校推薦制度も導入

 将来を見据えて、海外大学への進学を希望する生徒も出てきました。同校は2019年より海外大学進学指定校推薦制度である『UPAS(ユーパス)(※2)』を導入。求める基準を満たせばアメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアにある約100の協定大学に出願でき、書類審査に合格すると入学できる制度です。日本の大学との併願も可能で、なかには返済不要の奨学金制度を用いて学べる大学もあります。

 コロナ禍で一時中断していましたが、現在は再開され、すでにUPASを活用した海外大学進学に向けて準備を進めている生徒もいるそうです。

 多角的に英語を使う機会を増やし、自ずと英語力を伸ばせる同校の学びは、今後さらに進化していくでしょう。

※2 UPAS…『University Pathway Admission Service』の略。UPASを通じて海外大学を受験する希望者には、UPAS日本事務局が出願校選定のアドバイスを行い、手続きから渡航までのサポートも行います。

ニュージーランドターム留学の様子。オークランドの家庭に最初の1週間は2人で、その後は1人でホームステイします。この留学に参加して、自分の研究テーマを見つけ、大学生になってからホームステイ先を再訪する聖園生もいるそうです。ニュージーランドターム留学の様子。オークランドの家庭に最初の1週間は2人で、その後は1人でホームステイします。この留学に参加して、自分の研究テーマを見つけ、大学生になってからホームステイ先を再訪する聖園生もいるそうです。
こちらも中2の英会話の授業。教えているのは、アメリカ出身のスコット・ジョンソン先生です。こちらも中2の英会話の授業。教えているのは、アメリカ出身のスコット・ジョンソン先生です。
洋書が揃った『MEA』。ネイティブ教員と会話を楽しむことで、留学後も英語力を維持できます。ここでの活動は調査書にも反映され、学校推薦型選抜入試や総合型選抜入試を選択した際のアピールポイントになります。洋書が揃った『MEA』。ネイティブ教員と会話を楽しむことで、留学後も英語力を維持できます。ここでの活動は調査書にも反映され、学校推薦型選抜入試や総合型選抜入試を選択した際のアピールポイントになります。
自分の使命を見つけて
社会に貢献してほしい
国際交流室長 英語科主任 江藤幸代先生国際交流室長
英語科主任
江藤幸代先生

 英語で自由にコミュニケーションできるようになれば、必ず誰かの役に立てるはずです。ネイティブ教員と会話をしたり、洋書を読んだり、留学したりして英語の4技能を養いながら、自分の使命を見つけ、将来、自立した女性として社会に貢献してほしいと思っています。

英語が多くの生徒に
自信を与えています
入試広報部長 国語科 鐵尾千恵先生入試広報部長
国語科
鐵尾千恵先生

 ある生徒は洋書の多読に取り組むほどに表情が明るくなり、学校生活全般においてもチャレンジ精神を発揮できるようになりました。聖園での英語の学びをきっかけに可能性を広げ成長していく生徒の姿に、頼もしさを感じています。

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