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私立中高進学通信

2026年1月号特別企画

歴史と進化を重ねる伝統校

十文字中学校

“自ら鍛えること”の誇りは
十人十色で生涯輝き続ける

創立103年
校長/横尾康治先生校長/横尾康治先生

 十文字は100年を超える長い伝統を持つ女子校であり、「主体性の育成」は、創立者・十文字ことが思い描いた精神を現代社会に合わせて継承しているものです。主体性を育むこと、つまり「十人十色の教育」は、生徒一人ひとりが自分らしく学び、自ら成長し続ける力を身につけるための学びそのものだと考えます。誰かと同じ色に染まるのではなく、入学時にはまだない自分の色を、本校でのさまざまな学びや経験を通して、自分の色を創り出していってほしいですね。自分で創り出した色は、いつまでも色褪せることがないと確信しています。

 本校の建学の精神は、『身をきたへ 心きたへて 世の中に たちてかひある 人と生きなむ』という校歌にも込められています。この歌詞を2回繰り返すだけのきわめてシンプルな校歌は、1922年の春、前身校(文華高等女学校)の開校式で披露されて以来、大切に歌い継がれています。このような「自分を鍛えることをやめない」という姿勢こそ、自彊不息(じきょうやまず)の実践にほかなりません。そして自彊不息といえば、難病を克服した十文字ことの体験から生まれた伝統の自彊術体操とつながります。現在は70代・80代になった卒業生たちが嬉々として『さくら会』(同窓会)に集い、校歌を高らかに歌い、元気に自彊術体操を行う姿は、長い年月を経てなお卒業生一人ひとりの生き方を色濃く反映していて、とても味わい深いものがあります。

 主体性を持って、学校の活動へ積極的に関わり、本校での思い出とともに伝統や風土を大切に思う卒業生も多くいらっしゃいます。体育祭や文化祭では、「次の世代が成長する姿にかつての自分を重ねる」。そんな瞬間も伝統校ならではの喜びかもしれません。十人十色の主体者が交流し、今日もまた新たな歴史が生まれる、古き良き精神と現代性を併せ持つ女子伝統校の十文字です。

自分らしさを育んだ十文字での3年間
~やり抜く力で切り開いた未来~
成城大学文芸学部専任講師/スポーツとジェンダー平等国際センター副センター長/野口亜弥さん(2005年度卒業)成城大学文芸学部専任講師/スポーツとジェンダー平等国際センター副センター長/野口亜弥さん(2005年度卒業)

 幼いころからサッカーに親しんできた私にとって、十文字での3年間は、自分の可能性を大きく広げる時間でした。高校入学時に、①日本代表入り、②全国大会出場、③筑波大学への現役合格という3つの目標を掲げました。挑戦は容易ではありませんでしたが、「やり抜く力」を育ててくれたのが十文字です。通学時間は参考書を開き、昼休みにはひたすらボールを蹴っていました。朝練も一日も欠かさず続けた日々は、自彊不息の精神そのものだったと思います。

 受験に不安を感じたとき、先生からかけられた「現役の学力は受験当日まで伸びる。最後まであきらめないで」という言葉は、今も心に残っています。先生方の励ましに支えられながら努力を重ね、念願の筑波大学への現役合格ができました。

 大学では男女共学の環境に身を置き、高校とは異なる新しい価値観や学びに触れました。その中で、十文字での生活が、自分の好きなことに全力で取り組み、自分らしさを自然に表現できる場だったことに改めて気づきました。サッカーに情熱を注ぎ、仲間に支えられながら過ごした日々は、今思い返しても貴重な時間だったと思います。

 大学卒業後は、アメリカで経営学修士(MBA)を取得し、スウェーデンでプロ女子サッカー選手としてプレーしました。海外でジェンダーに関する意識やスポーツ環境の違いに触れたことがその後の進路に結びついています。

 現在は、スポーツ庁の事業に携わり、ASEAN11ヵ国と協働してジェンダー平等を推進する取り組みを行っています。各国で女性がスポーツを続けられない背景などを調査し、組織におけるジェンダー平等のあり方について、伴走・助言する国際協力にも取り組んでいます。自分らしさを大切にし、努力を重ねた高校時代。海外での挑戦や研究、世界各国の女性が自分らしくいられる環境の実現にむけた実践につながっています。

英語で学び、語り、行動する!
主体性と国際感覚を磨く異文化交流
台湾の實践大学のNick Vasiljevic国際ビジネス助教授による講座の様子。深く切り込んだ質問にも、生徒たちはしっかりと答えています。台湾の實践大学のNick Vasiljevic国際ビジネス助教授による講座の様子。深く切り込んだ質問にも、生徒たちはしっかりと答えています。

 教養講座の一環で実践している『特別講座』の一つに、實践大学(台湾)との特別講座があります。2025年度からは中3も参加するようになり、身近な問題について英語で議論・発表する絶好の機会となっています。異なる文化の違いを課題解決のための障壁とすることなく、主体性を武器に自らの国際感覚を磨く実践の場と捉える生徒たちが増えています。實践大学との特別講座は、英語を通じて世界で活躍できる可能性を実感できる3日間です。

被爆体験を聞いて考える平和と正義
芽生えた「思いやり」と「対話」の心で平和を!
「正義とは何か」をテーマにした平和学習の様子。自らの考えを深め、それを言葉で伝える発信力が育まれています。「正義とは何か」をテーマにした平和学習の様子。自らの考えを深め、それを言葉で伝える発信力が育まれています。

 平和学習として実施した、長崎で被爆された被団協の田中煕巳氏による講話。被爆による家族の喪失や苦しみ、命の尊さと平和への願いが伝えられ、事後学習では「正義」と「ゆるす」について議論し、生徒たちは思いやりや対話の大切さを学びました。日常生活の中で、「正しさ」にも多様な形があること、相手を受け入れることの大切や難しさについて学び、生徒からは「自分の考えが正しいと思っても、相手の立場を想像することを忘れてはいけない」「“正義”を振りかざすより、まず対話することが大切」などの声が上がりました。

[沿革]

1922年(大正11年) 「文華高等女学校(前身校)」開校
1929年(昭和4年) 十文字こと、欧米の教育状況を視察
1935年(昭和10年) 十文字こと、校長に就任
1937年(昭和12年) 「十文字高等女学校」に改称
1947年(昭和22年) 「十文字中学校」開校
1948年(昭和23年) 「十文字高等学校」開校
1979年(昭和54年) 海外語学研修プログラム開始(米国)
2007年(平成19年) 生徒会の働きかけにより全天候人工芝の校庭が完成
2014年(平成26年) 新校舎(新館)完成
2022年(令和4年) 学園創立100周年
高校3コース制 スタート
2023年(令和5年) 国立嘉義女子高校(台湾)と友好校締結
探究学習プログラム スタート
2025年(令和7年) ワシントン大学と高大連携協定締結
十文字中学校  

〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-10-33
TEL:03-3918-0511

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